おもい
伝えるのに
面と向かって
伝えるならば
たとえ
黙っていても
お互いの表情など
読みとれたりもできるけれど
言葉
のみの
機械的な
やりとりで
伝えるということの
困難を
危険を
知った
知らされた
反省した…
あれから
反芻しては
反省してる
孤絶は…
のぞんでもないことだった
わたしも
人間で…
いたたまれなかった
生きていてよいのかなあ…
って
すぐにでも
小さくも
平和
ほんの
すこしの平和を
もとめたかなあ…
いったい
どういうことが
その
平和
のようなものなのか
わからないまま
なにを
どうしたら
そういう
着地点というのか
ゆくべき
先を
出口を
見つけ
光のほうへと
導いてもらえるのか…
いまだに
わからないけれども
即座に
そんな不安感
不穏
かき消してしまいたかったのかなあ
少なくとも
毎夜
死にたくならないくらいには
なりたかったのだ…
わずかでも
やすらぎみたいな
平和の
こころ
ほしかった
いいや…
ただ
ただ
見たくなくて
逃げたかっただけかなあ…
と
もう
懺悔するばかり
になったけれども
あの時の
わたしに
いちばん
必要だったのは
祈る
こころ
それだけ
だったのになあ…
ほんとうに
愚かなわたしだな
法要
きっかけに
とは
おもうまい…
わたしの
愚かさだ
すべては
そこへ…
のぞまれぬ自分を
見せられるのは
つらく
ひたすら
申し訳ないけれど
わたしが
わたしであっては
不幸に
または
不愉快になる人がいる
ということは
生きるうえには
至極当然のこと
あって
当たり前のこと
なのだろうな…
ましてや
わたしの
生きる
は
姉上さまに
ただ
人に
支えられ
迷惑かけて生きる
ということで…
現実とは
生きる
とは
いつだって
幸不幸と
善悪と
勝敗と…
両極にあるものを
ごちゃ混ぜにしては
どうだ
どっちだ
と
おしよせる
それらに
急いで
急いで
正解を
あきらかにして
白黒
つけねばならないのだとしたら…
そんなこと
できたためしがないもの…
のぞまれぬならば…
どんなに
不自由でも
不安に
苛まれていても
このままがよいのだ…
と
また
なんにも
伝えられない自分に
閉じこもる
ちょっと
疲れたみたいだ
シーちゃん
泣き出すのを
こらえるので
精一杯の自分に
こころの
どっかの
自分は
お掃除をしよう…
パパママ
仏さまに
お茶をいれよう…
いっしょに
お茶をいただこう…
ヨーグルトを仕込もう…
繕い物も残ってるよ…
お洗濯も…
と
言うのだった
いつも
わたしが
わたしに
しょんぼり
語りかけてくる
さあ
お祈りしようよ
と…
日々の
いまの
動けない日々の
つまらないこと
こまごましたこと
みんな
祈りになった
やっぱり
泣けた…今日も
いつ?
どうやって
ここから
這い上がれる?
いつ…
わたしは
この
こころは
いつ
大人に
世の中のひとたちのように
なれるのかなあ…
お仏壇のまえに
問うてみた
仏さま
パパママに
ごめん…
勝友なるが故に帰依す
という
僧
菩提寺の
亡くなった
和尚さまは
布施をうけとる時に
決まって
短い
おとなえ
みたいな?
こちらが
申し訳なくなるような…
こころから
ありがたく
うやうやしく
おとなえしてくれてた
そうして
お互い
ふかく
ふかく
しばらく
礼をする
和尚さまと
パパママの姿に
おもわず
わたしも
ずっと
頭をたれていたなあ…
あの
言葉は?
布施の
功徳を
となえてくれていたんだな…
僧と
壇那寺
壇徒と
先祖
みんな
仏さまに
つながった
仏教徒で
勝友
だったんだな…
祈りに
しずかに
しずかに…
つながりますように
平和に
向かってゆけますように
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
くるしみ
かなしむひとたちの
おもい
その
精神世界
きっと
その分
ふかく
やがて
かならず
平和と
やすらぎ
あたえられるように…
祈る
生きていて
と
わたしも
生きてるよ…
支えられ
まもられて…
ありがとう
夜は
まだ寒い
くったりとした
シャコバサボテン
かわいそうに…
たった
小さな
ひと株…
とても
かわいそうだなあ
ごめんね
寒天培地?みたいな
味のないゼリー
クラッシュして
りんごとりんご酢で食べてるんだけど…
寒天培地似
だけに…
溶けてくると
ひゃーー…
となって
あわてて
残りぜんぶ食べた
ナッツも
たくさん食べた
食べられる
って
しあわせ…
ありがとう
今夜
ゆっくり
ぐっすり
眠れるとよいね
こころは
平和に…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい