シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

不治

泣き虫

わたし

 

これは

 

病級…

 

けれども

 

これでも

ずいぶん

ずいぶん

よくなったのだなあ…

そう

おもう

 

おもっても

泣く

 

 

泣いた…

 

泣けた

今日も

 

と言うか…

 

 

ほぼ

毎日

泣いてる

 

泣いてた…

一年以上だ

 

言い様ない

こわさと

かなしみ

それから

 

生きてるなあ

今日

っていう

 

ありがたさ

 

ばか…

ほんとう

ばかだ

 

 

ひとりで

こっそり

泣くんなら

 

よいよねえ…

シーちゃん

 

仏さまには

叱られるんだろうか…?

 

姉上さまには

泣いたら叱られた…

 

あなたは泣くから!

 

って

叱ってた

姉上さまの声

まだ

耳に

残る

 

パパママ介護

これから

って頃だ

 

 

よく

叱る姉上さま

親みたいに!

叱られた

むしろ

パパママには叱られたことない!

 

叱る

という言葉は

姉上さまによると

 

よい言葉

正しい表現

 

怒る

怒られる

わるい言葉

間違った表現

 

叱ってくれる人

とは

尊敬できる人のようだった

姉上さまにとって…

 

そう

おもえる

姉上さまを

いたく

尊敬したわたしだった…

 

 

わたしは

叱られたこと

あんまりないために

免疫

なくて

よわい…

 

姉上さま

という存在があって

姉上さまは

長女であるがために

親に

先頭切って?

叱られてしまう存在であって…

 

少なからず

回避の方法を

学習できてしまい…

 

うわーー…

っと

 

びくびくしてしまい

 

我が親ながら

 

おそろしくて…

 

叱られたのは

姉上さまでも

 

わたしが

泣いていたな…

 

 

同じ轍を踏まないように

いつまでも

おぼえてて…

 

いまだに

パパと姉上さまの

おっかない!事件??も

こころに

そのまま

あるのだった…

 

 

パパだよー…

おっかなかったよー…

とか

 

もう

みんな

みんな

大好きな

愛する人たちといるんだねー…

とか…

 

 

そう

お仏壇で

言っては

 

泣いた…

今日

 

お祈り

お経と…

 

パパと

ナッツとコーヒーいただいて

 

宮澤賢治

読んであげた

 

『どんぐりと山猫』

 

どんぐりの喧嘩の

誰が

いちばんえらいか?っていう

裁判?の

一郎の

申しわたしのところだ

 

「よろしい。しずかにしろ。

申しわたしだ。

このなかで、いちばんえらくなくて、

ばかで、めちゃくちゃで、

てんでなっていなくて、

あたまのつぶれたようなやつが、

いちばんえらいのだ」

 

おおっ!

punk…

 

 

宮澤賢治のことも

お坊様のように

おもってる…

 

 

うん…

 

猛烈反省…

ってなる

ここ

お気に入り…

 

かしこぶっちゃ

いかんのだな…

ばか

ばか

ばかなりに

正直に

純情に

 

生きてゆかなくちゃ…

と…

 

お話の

おしまいは

一郎の

後悔で

終わっている

 

出頭

という言葉は

なんだか変ですね

って

言わないでおいたらよかった

っていう…

 

「やっぱり、

出頭すべしと書いてもよい

と言えばよかったと、

一郎はときどき思うのです。」

 

山猫からの

出頭呼び出しの

おかしなはがきは

それきり

一郎に届かなかったのだ…

 

 

なんだか

おかしくて

 

なんだか

泣ける…

 

 

生きる

って

 

愛する

って

 

こういう

おかしな

つまらないことで

それが

幸福なのだ…

って

 

 

てんやわんや

大騒動!

ばっかりだった

このお家の

 

ばかばかしくて

 

にぎやかで

 

ちょっぴり

いつも

かなしいような…

 

この

お家の

家族

全員がいてくれた時代が

 

胸に

こみあげた…

 

 

不治

って言って

 

泣き虫

ふざけたけれど…

 

不治

揶揄したり

 

触れては

ならない…

 

 

愛する人

できないことは

 

誰にも

 

誰にも

してはならない…

って

知ってる

 

 

祈る

 

祈った

 

おそろしいことは

 

こわいことは

きらいだ

 

いやだ…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

原発

っていう言葉

 

原発不明がん

原発

かぶるから

 

どっちも

いっそう

こわくなった…

 

パパも

ママも

がんで

 

 

ホラーも

サスペンスも

ますます

きらいだ…

 

なにやら

へとへと…

 

片付けしていたら

 

 

平和の

おつかいみたいに

 

今日も

スズメ

やってきてくれた!

 

はじめ一羽

 

また

もう一羽

 

それでも

それでも

泣いたし…

 

ここで

デート?

って

 

ありがとう

 

ありがとう

って

 

泣けた…

 

 

めちゃくちゃの

まるでなってない

あたまのつぶれたようなやつ

だなあ

わたし

まったく…

 

 

うちのお寺の和尚たち

よりも

 

宮澤賢治

よっぽど

和尚さま

御祖師さま

みたいだ…

 

ありがとう

 

 

愛すること

ゆこう

 

パパと

約束した今夜

 

明日

お相撲

みれたらよいなあ…

 

パパが

飽きず

口を酸っぱくして!

何度も

何度も

くりかえして指導してくれた

 

灯油ストーブの給油は

かならず!!

かならず!!

消火してしないと

火事を出すぞ!!!

っていう…

 

そんな

あったりまえなこと

 

できてなかった若和尚に

衝撃うけた

 

 

絶望した…

 

かなしくて

 

ああ

お寺

焼けてしまったって

かまわないんだな…

ここ

愛する

たいせつなところ

じゃないんだな…

って

 

なんにも

言えなくて

 

ばか

とも

言いたくなかった…

 

言えない自分にも

ばかな

自分にも

絶望した…

 

 

今日は

一日

パパと語った…

 

だめな

わたしだよ

 

ごめん…

 

ありがとう

 

救急車

とても多い夜だ

 

助けてあげて…

 

 

今夜も

無事に終わって

 

愛する

こころ

みたしてくれるものと

 

ゆっくり

ゆっくり

休めてたらよいなあ…

 

お水

飲んで

 

眠ろう…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

眠れますように…

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい