シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

すいとん

すいとん

って

 

知ってる?

 

特攻

って??

 

 

わたしは

戦争を知らない

 

でも

 

すいとん

つくれるし

 

特攻は

生きてかえってきちゃいけなかったんだ

ってことも

知っている

 

それでも

 

 

たくさん

たくさん

知らないことだらけの

戦争

 

 

 

いま

かつて戦地だった国からの

たくさんの

農産物を食べていて…

 

あれ?

 

この国は

ほんとに

ゆたかなのかなあ?

って

おもうのだった…

 

こちらに

かえって

 

こちらでも

やっぱり

いまごろには

 

ずっと

祈りと

やってたように

 

真夏の

すいとん

つくって

 

初めてだ…

 

 

おそるおそる

姉上さまにも

食べてもらったことは

 

一生

一生

忘れないよ

きっと

シーちゃん

 

 

豚肉も

切れっ端だけど入れて

いつもの煮干しは姿まんま?投入して

 

ありとあらゆる!

お野菜刻んで

片っ端から

ぶちこんで…

 

もちろん

それらも

いつものように

皮ごと!!

 

おっさん??

 

戦時中の

ご馳走??

 

っていう…

 

 

そして

歯切れのよい

練らない

すいとん

 

ぽとん

ぽとん

汁に

落とし

 

仕上げは

ラーメンみたいな刻み長葱

 

 

すいとんだよー!

食べよーー!!

 

元気よく呼んで

 

さあ

どうぞーー!

って

姉上さまに

すすめてはみたものの

 

どきどき…

 

 

うちって

 

ママって

 

すいとん

なんて

ぜんぜん!

食べないうちだしな…

 

みんな

美味しいラーメン外食

だしな…

って

 

しかも

すいとん

 

その数が…

 

大食らいの

わたしのと

おんなじくらい

7つ?

8つ??

姉上さまにも

よそっちゃって…

 

ちらちら

どぎまぎ

いただきまーす!!

 

からの…

 

 

おいしい!!

 

って

お言葉…

 

そして

 

 

はふはふ

はふはふ

ふーふーしては

 

 

一所懸命

食べてくれる

姉上さま…

 

 

わたしも

戦時中の

腹ぺこな子ども

つもりになって!

 

隣で

はふはふ

はふはふ

一所懸命食べて…

 

 

ああ

 

世界中に

こんなもんを

おいしい!!

って

食べてくれるひとは…

 

 

姉上さま

ひとり

しか!

いないな…

 

って

 

うれしくって…

 

 

ありがたく

おもったのだった

 

 

煮干しの頭

だけ!!を

 

カリカリ…

カリカリ…

いっしょに食べてくれたのも

姉上さまだったなあ

 

ありがとう…

 

 

 

コロナで

 

たくさんのひとたち

突然

たくさん

 

たくさん

にわかに

ケーサツ??になって…

 

見知らぬひとたち

みんな

みんな

あちこちで

怒っていて

 

アレルギーで

ワクチンできなくて

 

それ

隠しも

嘘もつけずに

 

感染させないよう

離れてもらおう

告知して

そうして

生きてたわたしには

 

見知らぬ

ケーサツとなったひとたちからの

 

ぐざぐざ攻撃

たっくさん!

やってきて…

 

とうとう

 

死ね非国民

まで

浴びて…

 

 

あ…

ほんとに

死んじゃうかも??

 

毎夜

毎夜

しょんぼり

 

しくしくと…

めそめそと…

眠っていたりしたのだけれど…

 

 

あの

 

真夏の

すいとん食べてた

姉上さまとわたし

おもいかえしたりしては

 

もっと

泣けてきて

 

あれ?

ほんとに

死ぬのか??

って…

 

そう

おもったりした

 

 

 

もう

すいとん

食べない…

 

小麦粉が無い

 

国産の小麦粉ならば

アレルギー起きないんだけど

 

あの

最高!!

すいとんで…

 

終了したのだ

 

 

そのかわりのように

 

 

お洗濯

手洗いしてみてるのだった

 

脱水だけ

洗濯機で…

 

大量お洗濯

 

 

むかしの

女のひとは

すばらしいなあ…

 

それから

 

和服の文化も

すごいなあ…

 

 

なるたけ

鋏を入れずに

最後の

最後まで

 

布を

きちんと

つかいきる

 

始末

 

うつくしいなあ…

 

 

もんぺや

防空頭巾にも

個性をだして

 

おしゃれ!

してたんだって…

 

 

 

そういえば…

 

戦場へと

おくられた

一般市民の

にわか兵士??の男性たちも

 

必要に迫られて

お針仕事

一通りできたんだって…

軍人さんは

もとより

 

むかしの

ひとたち

おもって

 

いま

できる

取るに足らぬこと

つなげて

 

 

泣くな…

 

自分に

言って…

 

 

祈っていた

なにより

 

なによりも

 

平和な

世の中を…

 

平和な

きよらかな

こころを…

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

道元さま

亡くなるときは

 

 

永平寺

あとにして…

 

ふるさと

京都へと

たどりつき

 

そこで

果てるのだけれど…

 

 

哲学みたいな

膨大な書物や

 

ことこまかな

僧として

するべき

こまごま…

 

あまりに有名で

 

ちょっぴり

かなしい…

 

 

それでも

 

坐禅も無し!

 

ぼーーっとするだけ!!

 

お休みの

いちにち

なんかも

あったらしい…

 

 

 

物心両面

貧しくて

 

徳も

無く

 

 

昨日なんて

とうとう

 

仏教徒

どころか

 

人間失格

わたしだ

 

さいごには…

 

 

旅立ちには

 

せめては

 

ありがとう

 

言えたらな…

って

 

 

なんにも

言えない

 

なんにも

できない

わたしだ…

 

でも

 

 

ありがとう

 

ありがとう

生きて

 

 

ありがとう

 

その時

言えたらな

 

って…

 

 

ひとり

おもった

 

 

 

ありがとう

 

 

 

暑すぎて

 

できるようになったこと!

 

ほとんど水?

シャワー

浴びれるようになった…

 

体には

めっちゃわるいだろう

でも

 

うれしい!

 

一年中

シャワーも無理

だったから

 

 

水浴び??

 

節約!

 

 

ありがとう

 

 

今夜

ともに

平和

祈って

 

いちにち

 

いちにち

 

平和へと

 

ひかりのほうへと

 

 

なかよく

 

なかよく

 

ゆきましょう

 

 

無事に

今夜も

無事に

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい