シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

宮澤賢治

お坊さん

みたい

 

静かで

 

激しくて

 

どこまでも

やさしくて

 

お坊さんのようだ…

 

おもう

 

作品に

触れるたび

おもう

 

読めなくなった本

ちょっぴり整理した

 

 

本も

さらに吟味して

一生の本

だけ

って

 

そう

おもえる本を

選ぼう

 

 

いまは

とにかく

 

ネズミが侵入したくならないように

すでに汚染が怪しきものたちは廃棄

 

スローガン?

 

くりかえし

自分に言い聞かせてる…

 

何度となく

 

何度となく

 

迷い

襲われては

 

何とかして

きれいにしよう!という

努力をした

 

結果

 

その努力の

ほとんどは

徒労に終わった

 

昨日も…

 

判断力が

ほぼ

無くなってる?

 

古い温風ヒーター

埃だらけで

芳香も

すごい

 

のに…

 

一生懸命

お掃除はじめてて…

 

一台

終わって

 

疲れて

倒れそうになって…

 

うん?

これ

動く??

って…

 

灯油入れて

動作確認して

たとえ

動くとしても

 

もはや

この埃まみれの状態は

素人がお掃除しただけ

では…

 

危険じゃないか??

 

疲労

やっと

気づき

 

処分するしか

ないんだよ…

なった

 

 

やっぱり

壊れかけてる?

わたし

シーちゃん…

 

って

 

 

突然

 

どっか

深い

穴?

 

落っこちてしまったみたいな…

 

おもえば…

 

ここの

お家

まるで

ブラックホール??

 

時代

時間

 

時空??

こえて…

 

古くて

埃まみれのもの

それぞれ

歴代の…

 

きちきちと

そうして

何故だか

天に?向かって??

 

詰め込まれてて…

 

また

これまでの

お片付け

もの捨て

 

はらはら

どきどき

こわいみたいな

追われるような

 

あの

魔窟の

混沌と格闘してた

あの頃へと

 

きもち

落ちたのだった…

 

 

しっかり!

あれは

もう片付けてしまったよ

できたんだよ

 

ここからも

 

できるよ!

 

しっかり…

 

自分に

言ってた

 

 

スーパーの女性のお部屋も

すごいことになってる…と

部屋には誰も入れられない

とか

言ってたけれど

 

 

わたしは

たとえ

一切

きれいに

 

うつくしくなったとしても

 

誰も

入れないよ

 

ママ

天国へゆき

 

あれからは

 

姉上さま

ママの弟夫婦

おじさんおばさん

しか!

 

お家に入れてない

 

入れない…

 

 

お友だち

いても

入れない!

 

ご近所さんの女性も

誰も…

 

 

お片付け

 

パパとの

 

ママとの

 

約束で…

 

 

供養

おもう

そして

 

死のお片付けだ

 

 

祈りだ…

 

 

ここ

この

お家

あんまり

 

あんまり

かわいそうすぎるもの

 

きれいに

うつくしくしよう…

 

 

泣けてくるし

 

 

わたし

天国へは

ゆけないなあ…

 

捨てて

捨てて

捨てまくって!

 

使えるものも

新しいものも

捨てまくって…

けど

 

ネズミ

出たんだから

 

あの判断は

あれで

よし

 

また

ひとり

自分に

言った

 

 

もの始末して

へとへとになると

 

お仏壇のまえに座る

 

祈る…

 

 

早くに

天国へとゆくひと

 

みんな

やさしく

 

深く

物事

考えるひとたち

ふりかえってみてた…

 

 

どこか

お坊さんみたいで…

 

求めるひと

おもえる

 

おもってた

 

天国の

ひとたちを

おもう…

 

友を

 

おもってた

 

 

平和を愛するひと

祈るひと

おもった…

 

そういう

ひとり

なれますように…

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

すごい

疲れた

 

原因は…

 

あの

ひさしぶりの遭遇だなあ…

あの女性

荒れてた!

 

なんで?

 

 

いつも

こうなっちゃうんだろう…

 

かなしい

 

 

ひとつ

よいこと

は…

 

あの

スーパーで会う

年かさの女性が

 

早生種のりんご

いまの時季の

 

夏のおわりの

りんご

 

潰しそうに!

なった

その瞬間に

 

ああ!

潰したらいけないです

かわいそうです…

咄嗟に

 

なんかの

瞬発力で?

 

言えたこと…

 

 

以前から

遭遇のたび

トマトの選び方

おしえて?くれてたんだけど…

 

かならず

トマト

潰してしまうのだった…

 

えええっっ??

 

最初に

 

唖然としてしまい

 

潰さないでください

言えず

 

 

とうとう

ずっと

言えず…

 

 

ずっと

トマト売り場

こわくなってた

 

いない?

いないよね??

とか

 

色で

見たらわかるよ…

って…

 

桃??

いっしょ

トマトも

買えなくなりそうだった

 

 

言えた!

 

りんご

わたしの

いのちの

りんご…

 

 

 

 

成り行きに

任せるしか

ないけれど…

 

わたしという人間は

ご近所さんの女性といい

 

どうしてか?

 

このような

怒りや

憤りを

吐き出す相手に

選ばれやすい??

 

 

ひとつ

 

たった

ひとつ!

 

なにか

なんでもよいから

 

捨ててみたら

そのような

きもちに

 

なってくれたら…

 

祈る…

 

 

 

深く

考えられる人間に

いつか

なれるように…

 

 

お片付けして

 

お掃除して…

 

 

智恵

 

あたえていただけるよう

 

こわがることなく

後ろ髪

引かれることなく

ここを

 

きよらかに

 

きよらかに

しよう…

 

 

ありがとう…

 

 

一日

平和に

無事に

終わりますか

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

倒れていませんように

 

祈っています…

 

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

 

おやすみなさい