シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

仏間に

いるな…

 

いるんだ

やっぱり

 

ネズミのこと…

 

 

あのまま?

行ったり来たり?

 

壁の内側で

 

出れなくなった??

 

 

わかんない…

 

とにかく

 

壁の空隙にいて

 

なにやら

懸命に

1㎝!

 

自分の頭が

ぎりぎりで

すり抜けられる

そんな

 

明かり

 

探してる

らしい

 

 

隙間

あれば

 

 

遭遇する…

確実に

 

どきどき…

 

ため息

いや

深呼吸

言おう…

 

 

わたし

その

仏間で

 

こうして

書いてる

 

祈るとき

休むとき

 

なにか

ひとつ

お針で

救うとき…

 

座るとき

いつも

仏間にいる

 

 

もう

いまさら

なのだった…

 

なにしろ

 

わたしは

ここを

 

わたしの

僧堂

 

山の奥の

草庵

 

おもい

 

 

一日

祈り

一日

祈りと

生きて

 

いま

ありがたく

祈り

 

つなげて

 

 

つなげて…

 

 

暮らしてきたんだもん

シーちゃん…

 

 

ママ

天国ゆき

それからは

 

ずっと…

 

ずっと

そうして

暮らしてきたんだから

 

ネズミ

お前と

おんなじだ…

 

明かり

もとめてるんだ

わたしも

 

 

姉上さまの

慈悲にすがって

すべて

乞食

おもい

 

なにもかも

ありがたく

食い尽くして

 

なにもかも

一切無駄を

しないように…

 

どこが

ちがう?

 

おんなじ…

 

泣きたいかなあ

ネズミも…

 

 

おもえば

 

こちらに

帰って

初っぱな

 

姉上さまが言った言葉は

 

これから

わたしの部屋として使う

という部屋のことで

 

 

ここナメクジでるんだよ!

カーペットなのに不思議なんだよね

 

だったっけな…

 

 

その頃は

 

夢にも

この家

すでに

ネズミと同居?共存

してるなんてこと

 

まったく

みじんも

おもってもいなくて…

 

ネズミとそれらに依存して

共生する生物たちのことも

まったく

知らなくて…

 

えー!ナメクジ???

って

 

ナメクジ

なんかで?

こわがって

めちゃくちゃ

びびったっけな…

 

 

現に

ネズミが侵入して生息して

生存中の

侵襲した残骸

それら

後片付けを

 

二度

三度として…

 

その

はじめに

きざしに

 

気づくこと

できたのは

 

お家に長年しみついてた

芳香を

 

偶然にも

 

日々の

お掃除で

しだいに除去できてたからで

 

 

床下の

排泄物

などの

異臭

 

え??

なんだ???

なにこれ…

 

なったからで…

 

ネズミの

悪臭も

知らなかった

幸運と

幸福

それも

知った…

 

幸い

現物

実物は

 

その姿は…

 

見ていないけれども…

 

何もかも食べ尽くす

という

生態の

残置

 

異臭…

 

 

片付けて

片付けて

 

片付けてきた

 

 

永遠か…

 

 

はじめの

ナメクジ出てたお部屋に

避難するべきなんだろう

眠るのも…

 

そのお部屋は

 

ものは

捨てて

捨てて

 

ほとんど

お片付けした

 

でも…

 

でも

 

わたし

ネズミ

みたいなもの

で…

 

わたし

わたしの

この僧堂?

 

ここに

 

やっぱり

いたい…

おもう

 

祈る

生きる

そのための

 

ここに

 

祈って

生きてた

ここに…

 

ここで

 

平和に

その

きざしに

 

かすかにでも

 

ちかづけたなら…

 

祈る

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

この国は

 

亡くなったひとを

 

仏さま

言う

 

けれども

 

仏教の

とは

 

もう

言えないな

 

 

道元さまの

曹洞宗

 

おなじ

仏教の

他宗派の人らには

 

なにやら

揶揄や

非難?

 

よく

わかんないんだけど…

 

どう

おおらかに

とったとしても

 

どこかが批判めいた

かなしくなるような

言われ方されてたりして

 

かなしいな

おもう

 

とはいえ

 

わたしも

お寺さんや

住職親子に

心底

がっかりすること

多く

あって…

 

仏教

仏の

おしえ

 

ひとつ

統べる

 

無理

としても

 

まことの

祈り

あれば

あるならば…

 

その

祈りは

 

ひとつ

つながって

 

ひと

つながって

生きてゆけるんじゃないかなあ…

 

そうも

おもう

 

祈ってる…

 

 

もとは

お釈迦さまの

みおしえで

 

仏教は

みんな

 

すべて

 

そこからで…

 

 

そうして

 

 

お釈迦さまは

 

ひと

 

お祖師さまたちも

おんなじ

ひと

 

あなた

わたしも

ひと

 

って…

 

おもって

祈る

 

そうして

 

そうして…

 

 

ひと

 

自然

そのもの…

 

って…

 

 

なんか

 

なんか

どうしようもなく…

 

泣きたくなる

夜だ

 

 

ネズミ

わたし

 

おんなじ…

 

自然だ

って

 

 

おもっては

 

祈ってた

いちにち

今日

 

終わる…

 

 

死のお片付け

覚悟

しないことには…

 

永遠だ

いのち

尽きそう…と

 

絶望しかける

お片付け

つづく…

 

 

露命を無常の風に任すること勿れ

 

 

 

救い

 

祈り

ある

いま

 

お片付けの

あいまに

天国の

ママと!

 

おばあちゃんたちと…

 

大好きな

ひとたちと…

 

いっしょ!!

おもっては

 

ひとつを

お針で

救って

 

わたしをも

繕うようにして…

 

ありがとう!

また

祈ること

 

 

ただ

ありがたく

 

ありがたく

祈ること…

 

 

ネズミ

出てゆけるように…

 

祈ろう

自然に

 

もっと

明るいところへ

ゆけるように…

 

祈ってた

 

 

かなしいものは…

 

かなしくなるものたちは

 

捨てよう

 

 

かなしかったstory

 

こっそり

 

きれいに

つつんで…

 

忘れられるまで

 

きれいに

つつんで…

そうして

 

祈ろう

 

生きてる

 

生きてる

今日

 

いま

 

ありがとう…

 

 

一日

一日

無事に

つながって

 

一日

一日

平和な

こころ

つなげて

 

つなげて…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

冷えてきたので…

 

あたたかいもの

飲んで

 

眠ろう…

 

眠れてますように…

休めてますように…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい