シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

捨てるということ

あれは…

 

あの

三枚の

 

三色

色違いの

 

三枚おんなじ

vestは…

 

って

 

ずっと

おもう

 

vest

なんて言うよりは

チョッキ

 

もしくは…

 

土着?

どぎっこ

って

 

そう

呼ぶのがよいような?

 

お店で

見つけたとき

そんなふうにおもってしまい

 

わあ…!

 

って

なってしまい…

 

つい

三色!

三枚!!

 

色違いで

まとめて

買ってしまった

あの

チョッキ…

 

 

捨てられたのかなあ?

シーちゃん

 

などと

おもう

 

この

おもい…

 

 

執着?

 

煩悩?

 

 

何に?

誰に?

 

答えは

 

 

いのち

に…

 

 

ママ

着たかなあ…?

 

着ないままに??

捨てられたのかなあ…

 

せめては

 

願わくは…

 

ママがいた施設の

例の

いつもの

technique?の

仕業??

であってほしい

とも

願うのだった

 

そしたら

 

アルチュハイマー

とか言われていた

ひとりぽっち

身寄りのない

入所者さんの

 

誰か

背中を

 

あったかくして

きれいにして

 

素敵にして…

 

そうして

お役を

ものの

いのちを

 

果たしてくれただろうから

と…

 

姉上さまが

生活費として渡してくれた

その月の分の

残りの全部!!

あの

あったかい

素敵な色のチョッキに

投じてしまった

愚かさ

 

罪…

 

いまも

懺悔してる

 

ごめんなさい…

 

 

寒い

寒い

一日

 

また

寒い

仏間にいて

懺悔…

 

祈る

 

 

祈った…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

お買い物しない

もの買わないわたし…

 

姉上さまの威を借りて??

 

のうのうと

為す

なんて…

 

泣けてくる

 

いまだに…

 

ごめんなさい…

 

泣いたって

どうしようもないこと

 

とは

 

愚かさ

とは

 

かなしいな…

 

 

ママの

車椅子の背中

いつも

冷えていたから

 

それを

やさしい介護のひと

気にかけてくれてて

 

いつも

いつも

何度も

衣服がズボンに

しっかり収まっているか?

 

ずり落ちている体勢を直す度に

背中に

そっと

やさしく手を這わせて

 

体勢とは逆に

ずり上がってしまってる衣服を

丁寧に

しっかりと

収めてくれてて…

 

その度

ママが

 

ありがとう

 

言ってて

 

たいした

までいにやってもらってるの

(とても丁寧にやってもらってるの)

 

うれしそうに

そして

 

気の毒そうに

申し訳なさそうに…

 

おしえてくれてたから…

 

 

忘れられないのかなあ

 

泣ける…

 

 

わたしも

入院中は

車椅子も病室も

どこも

 

寒がりのせいで

とにかく

寒くて

寒くて…

 

点滴が冷たいと

もう

死んでく?

みたいに

絶望してしまうくらい

寒くて…

 

とにかく

どこも

一年中

寒かったから…

 

 

施設のtechnique

とは

 

身寄りないひとに

こっそり…

衣装持ちの入所者さんから

内緒?で

拝借??してる

という…

 

言ってくれたらなあ

って

おもったのだけれども…

確信を得ているとは

知らせたくなくて…

言い出せなかった

 

 

いらないもの扱い?

追い立てられるように

催促されて…

 

姉上さまに

タクシー使わせてもらい

ここに持ち帰り

 

捨てるのは

 

とっても

とっても

苦しかった

衣服衣類

ママの

 

大量のものたち

 

コロナ無かったら…?

とか

 

こころ

病みかけそうになってなかったら…

とか

 

あの

ママの施設に

差し上げたならば

いちばん

よかったのだなあ

 

そうできていたら…

 

いまも

 

いまさらに

おもうのだ

 

 

その後

お家の介護で余ったもの

ご近所さんの女性に

やっぱり

うっかり

あげてしまって

 

結果

 

無駄に

不可思議な?因縁

つなげてしまって

 

カルト?の人間??

不気味な人間が

やってきて…

 

あれらの

介護用の食品も

オムツなど衛生用品も

全てを

施設に

差し上げたなら…

 

捨てられない

まねく?

 

 

 

因縁果

 

そう

なるようにしてなること

 

悔やむな…

 

 

わかったこと

ありがとう

 

わからせていただいたこと

 

ありがたいこと

 

 

一生

ずっと

 

懺悔してゆこう…

 

 

いま

ここから

 

ものの

いのち

しっかりと

お役に立てるように

そうして

ゆこう

 

 

すべては…

 

姉上さまのおかげ

 

ありがとう

 

ありがたい

あたたかい

慈悲

よっていたこと…

 

ここ

という

因縁に

つなげていただいたこと

 

いまも…

 

ありがとう!

って

 

祈った

 

 

ありがたく

祈りと

ゆこう

 

ものも

すべては

姉上さまの

 

パパママの

時間

いえる

いのちによって

 

得られたものたち

 

かなしくも

 

ここに

大量に!

集まってしまっていたのだけれど…

 

ネズミも

やってきてしまったのだけれども…

 

お片付け

なんとか

すこしずつ

 

すこしずつ

できていて

 

よかった…

 

もう

 

また

冬だ

 

 

つかいきる

とは

 

お役を果たしてもらう

いのちを

まっとうしてもらう

ということ

 

ひと

そうかなあ…

 

長生きできる

すこやかさがあるから

生きていることが

ありがたいのではなく…

 

苦しみと

 

かなしみと

生きるしかない

 

老いて

病んで

 

死んでゆくしかない

生命の

営みを

 

ありがたく

うけとって

 

そんな

因縁と

 

いま

在ること

 

いま

ありがたい

 

ただ

ありがたい

生きること…

 

 

ありがとう…

 

悟り

へは

 

到達できようはずもない自分を

 

そうと

はっきり

わかっているんだけど…

 

だからこそ

 

ひとり

 

ひとつ

でも

 

 

果てし無いような

 

途方も無いような

 

悟り得た

仏さまたちの

智慧

 

その

欠片でも

 

ねがう

 

 

ねがって

 

もとめる

 

 

祈る…

 

 

疑い

恨み

 

怒り

 

嘆き

 

執着

煩悩

 

捨てて

 

捨ててゆく

ということ

 

捨てる

ということ

 

生きること

 

 

ものの

あわれ

ここに

いま

あるものたちの

 

まだ

つかってやれるもの

 

きっと

おもいが

 

こころが

秘められては

 

捨てられずに

 

ここに

 

ここまで

のこされたものたちだから…

 

いのち

よみがえってくれるよう

お役を

まっとうしてくれるよう…

 

へんてこ

お数珠ブレスレット?

つなげるみたいにして

 

ひとつ

 

ひとつ

でも

と…

 

お片付けして

つかってあげて

 

祈りと

ゆこう

 

 

不思議

って

 

miracle

じゃない

智慧

 

つながってくれるのは

真理

science

 

わたしは

愚かだから…

知れたもの

なんだけど…

 

そんなわたしにも

つながってくれる…

 

ありがとう…

 

 

祈る

 

 

お花ちゃん

パパの

シャコバサボテンには

救えたママのバスタオル掛けた

 

まだ室内は

数度あるから

しばらく

しのいで…

 

生きてておくれ

 

いのち

たくましく

 

生きておくれ

 

 

一日

一日

ちっぽけな

一瞬

 

いま

 

祈りと

ゆこう

 

 

へんてこなわたしだけど…

へんてこ

とうとう

地球も…

 

ここも…

 

 

とても

突然に

寒いんだけど…

 

倒れていませんように

 

 

無事に

いてくれますように

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい