疲れた
そう
おもっても
ひたすら
罪悪感…
このところは
食べる
という
生きること
その
原点が
まるで
悪のように?
食べた
あとで
おもたく
のしかかってきたり…
お片付け
だけならば
きれいにして
整理整頓して
という
残す
前提の
秩序が
まもられるのだから
きもち
ぐんと
楽だろうなあ…
自分の力でやって!
と
こちらに帰ってから
何度とはなく
姉上さまに
言われた
自分の
ちから…
自分の
ちから
によるもの
なにひとつ
も
ないので
ふつうの人間が
ふつうにするだろう
と
おもわれることも
ここの
お家で
姉上さまの
お世話になって生きてるんだから
自分のちから
じゃないんだから…
と
ふつう
は
もとより
なかったけれど…
ぜんぶ
あきらめた
もともと
低い能力
思考力が
すっかり
ちぢんで
みんな
ぜんぶ
なにか
とんでもなく
遠い
遠い世界のこと
みたいに
おもわれてきて…
いろんな
いままでは
そうではなかったことも
みんな
怖いような…
ママの
病の最後
あの
死に場所迷子のような…
侵襲をとかれて
すっきりと
管を
取り除いてもらって
さっぱりした…
と
ママ
わたしに
言った
先生に
ありがとう言ってちょうだい…
と
その
うつくしいママの体に
再び
必要ない管
皮膚を
つらぬいて通さなくては
ゆけない医療機関を
選択肢も
少ないなかから探す
か
やはり
数少ない
対応できる施設を
手当たり次第
探すか…
あるいは
栄養
止めて…
それも
許容の範囲内
という…
あの
怖さ
忘れること
あるかなあ…
いつか
いつか
でも
あれらは
ふつうのこと
この国の
終末医療の
ふつうの
現実
もっと
捨てるべきだ
いや
一日
でも
早く
まだ
少しの体力
あるうちに
捨てなくては…
と
わかってきた
愚か
ひとりぽっち
なのに
すごく
息苦しいよ
シーちゃん
誰に
ほめられたいわけでも
認めてほしいわけでも
ない
もともと
わたしは
そんなだ
ひとりで
自分のために
それから
自然や
地球のために…
小さいこと
小さい生活
つづけてて
ちまちまと
つなげてて…
ただ…
自分の
無能
無力
の
ために
とうとう
わたしの
心
ささえてきた
わたしの
いま
を
わたしの
生きる
を
ささえてきた
ささやかな
信心
の
ようなもの
それらさえ
ほんとうは
ここにあって…
ここで
生まれて
さずけられたもの
であって…
わたしの
ちから
では
なくて…
その
ささえは
パパママの
病
死から
供養
と
なって
いよいよ
よわいわたしには
かすかだけれども
たった
ひとつの
心の
ささえ
と
なってゆき
かろうじて
かろうじて
息を
いのちを
つないでたんだなあ…
と
知らされた
お寺のことは…
生きてれないような
死ねと
言われてるような
とんでもない
波立つばかりの
おそろしい
きもちに
なるから…
もう
あきらめた…
姉上さまが
行って
供養
していてくれるんだ…
ありがとう…
と
祈って
生きる
やっぱり
無能な
無力な
自分には
そうしか
できないよ
ごめんなさい
と
ひたすら
謝り
祈る
ひとは
きっと
こうして
心
病むのだ
と
そうも
わかったので…
あの
天国の友
くるしみに
深い
闇に
いた
友にも…
ごめんなさい…
そばに
いてね
と
謝っては
祈っている
わたし
という
人間が
導くのかなあ…
争い
ばかり
起きてしまう…
平和が
かないますように
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
食べるもの
たとえば
野菜
ひとつも
つくれず
自分の
ちからで
買っているわけでもなくて
ただ
お料理するだけ
できて
なんとか
食事ができてる
そのことを
ありがたく
ありがたく
きちんと
栄養されるよう
しっかり
成道のため
と
食べよう…
この
心
防ぎ
形枯
療じてくれるよう
ありがたく
食べよう…
ありがとう
と
食べよう…
心
不思議なもの…
霊的現象
と
姉上さまが言い
その感受性
霊感
まったく
もたないわたしも
ちょっと
そんなきもちになってた
すべての
事象は…
結局
ネズミと
それに
追随して出てしまった
ナメクジなんかの仕業
だったんだなあ…
ナメクジ
あんまり
電気系統には
這っていってくれるな…
って
いじましい
祈りも
するのだった…
あんまり
疲れて
今夜は
みんな
あきらめようか
と
おもってたけど…
こつこつ
しか!
能の無い
わたしだ…
これから
お洗濯
手洗いして
それから
ひどい皮膚を
お湯に浸かって
洗ってあげよう…
片付けられない
は
脳の
特性
なんだとか…
誰も
片付けられない
家系なんじゃ?
だから
わたし
買わないし
ため込まないんだけど…
ここに
おいてもらってるんだから
いま
しか
なくて
この
ひわひわ体力
いま
これで
最高
なんだから…
徒労
やめて
捨てる
に
きりかえて
捨てるしか
ないんだ…
と
自分に
言った
お彼岸明けの
昨夜
台所に
はなやか?な
姉上さまの
衣類の芳香剤の匂い…
うわー
霊的現象??
って
くんくんしてったら…
ネズミ部屋?
からの
救出品
かいまき毛布
5回も6回も!
洗ってあったのに…
お家の
空気の
流れに乗って…
台所に
たまってたよ…
これ
ネズミ誘き寄せる匂いだ
と
捨てることにした
ごめんなさい…
たぶん
汚染されてたんで
ゆるしてください…
って
姉上さまにも
かいまき毛布にも…
ご先祖さまにも
仏さまにも…
謝って
泣いた…
古い古い扇風機
ぜんぶ
洗った…
来年?
あるかなあ…
と
おもった
今日は無事に終わっていますか?
眠れていますか…
食べて
眠れているよう
祈ります…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい