シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

一日の生死

永平寺

修行僧の

番組

 

消した…

 

家風

 

作法

 

もはや

矛盾と

形骸と

おもえてきて

 

あわれ

とも

おもえてきて…

 

 

生きてるひと

いま

生きてる

お坊様で

 

いちばん

こころに

ひびいた言葉

 

お坊様の言葉

 

ドイツの

西ドイツ出身のお坊様の言葉

 

一日

一日

 

生まれて

 

生きて

 

死ぬ

 

 

 

うん…

そうおもってる

わたしも…

シーちゃん

って

 

それは

それでも

よいのか…

って

 

ありがたく

しみた

 

彼は

七歳で

母親を乳がんで失って

 

苦悩と

かなしみと

求めた

仏の道

 

 

あの

十二年籠山行の

お坊様と

おんなじ

たいへん

晴朗な

 

きよらかな

 

清々しい

ほほえみ

 

 

 

ああ…

 

ほほえみと

生きてゆこう

 

ほほえみと

死んでゆこう

って

 

そう

おもった

 

 

 

わたしに

できること

 

せめては

この

あわれな

お家を

 

お片付け

終わって

 

きよらかな

清々しいところにしよう

 

 

 

一日

一日

ありがとう

 

ありがたい

一日

 

ありがとう

ゆこう

 

祈った

 

 

 

すべての

ひとに

かならず

あたえられている

 

たった

ひとつ

等しいもの…

唯一の

平等

 

すべての

ひとに

 

その

ひと

ひと

あたえられて

 

たった

ひとつの

安らかに

 

おだやかに

訪れてくれるように…

 

ほほえみと

むかえられるように…

 

 

祈る

 

 

平和が

かなえられますように

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

ビーズが

たくさんあって…

 

姉上さまが

その昔

かわいい動物のブローチ

ビーズ細工で

つくってくれて

 

その

お余りのビーズも

まだ

持っていて…

 

わたし

おもちゃ!

ガラスや

ちいさな石

だいすきで

 

捨てられない…

 

 

祈るのと

 

ビーズ

つなげるのは

ほんとうに

似ている

 

だから

 

お数珠なんだなあ

って

 

 

きれいに

整理した

 

子どもっぽくて…

 

でも

わたしには

ぴったりの

 

わたしには

ほんもの

なのだった…

 

姉上さま

ありがとう

 

しまってた箱に

きちんと

きれいに

整列させてあげた

 

きれい…

 

 

ありがとう

 

 

 

今夜は

すこし

あたたかい夜になって

 

なんだか

ほっとした

 

今夜

無事に

終わっていること

祈っています

 

倒れていませんように…

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい