逃げないで
というのか
逃げられなくて
国
ぜんたい
感化され
洗脳されて
戦争になったのか？
ラジオ
先日の
やっぱり
つけっぱなしで
そこだけ目覚め…
お国に
身を
尽くしてしまった戦友
おもい
泣くひと…
お茶のひと
茶人は
市井の民と
出家した僧との
あいだの位置にあった
とは
知っていたのだけれど
高齢の
その茶人
特攻隊のひとり
となったが
どうしてか
命令が
下らず
戦争は
終わり
御家を継いで
宗家の長は譲り
いまは
ひたに
ひたに
平和
祈るひと
となって
茶
ただ
一杯の茶
かならず
平和の道に
つながる
と
言っていた
命懸けで
身を尽くして
死ぬまで
つたえてゆく
と
言っていた
戦争は
逃げられないのか…
逃げたら
国に
仲間に
殺されるのだろうか…
また
なんにも
知らない
戦争
に
震えた…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
逃げるのも
生きること…
念仏往生
六字の
名号
すべての
ひとびと
もとの
ところ
ひとの
本分
へと
帰す
往生
浄土
生も
死も
無き
不生不滅の世界
ひと
往生の
ちからも無い
ひと
ひと
佛
の
隔たり
消してくれる
名号の
徳
すでに
すべて
ひとは
こころに
いただき
うまれてくる
という
そうして
そこへと
帰していただく
という…
往生が
解脱
成佛
わたし
これを
知っていたのに
救われていたのに…
お念仏
ずっと
罪悪感と共に
おとなえしてたなあ…
ねがい
は
もう
お浄土の
たいせつなひと
ひとり
ひとり
みんな
すべて
救われて
すべて
成佛を
という
それだけ
ひと
ひと
という
煩悩を
棄て尽くして
もとの
きよらかな
こころ
もとの
ところへと
帰ってゆく
ひと
なんの
ちからも無く
徳無きわたしの
祈りでは
と
ごめんなさい
と
おもい
祈った…
死
不透明なまま…
あちらへと
旅立った
たいせつな
友
帰していただいたのだなあ
と
ようやく
ようやく
そういう
こころに
ゆきつけた
こころの
ふるさとへ
帰していただいたのだなあ
と
祈った
ありがとう…
なんにも
なんにも
できないわたしで
ごめんね
と
祈る
捨ててゆくこと
手放すのは
自然のこと
パパが
片付けてくれ
って
言ってくれたことに
ありがとう
言った
お家には
以前あった
ネズミ獲り
一個も
なかったなあ？
と
ありがとう
と
言った
猫
家猫も
外猫も
出入り自由で
いっしょにご飯
だったから…
毒も
仕掛けたりできない
やさしい
パパだったから…
ネズミの始末
難儀したねえ…
って
泣けてしまった
捨てても
よいねえ
もっと
と
泣けた…
機根つたなくも
卑下すべからず
佛に下根を摂する願います
行業とぼしくも疑ふべからず
経に乃至十念の文あり
佛に下根を摂する願
経に乃至十念の文
道元さま
そうして
證空さま
ここに
めぐりまわってくださったこと
ありがたく
祈る
お釈迦さまの
みおしえ
伝わった
この国
うつくしい
平和の国
と
なるように
おのれ
棄てて
尽くしてくださった
僧
ひとびと
祈ろう…
捨ててゆこう…
ありがとう
真冬に
たえられるのかなあ？
な
へこたれだけど…
無事を
祈っています
いま
つなげて
つながって
かならず
かならず
無事にいてください
ゆっくり
あたたかく
やすめていますように…
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
