雨
朝から
失敗ばかり
朝いちばんの
神仏のお祈りの仕度
お榊の水をこぼした
お茶をなみなみついでいて
仏間まで運ぶ途中までに
ふらふらしてしまい
やっぱり
こぼした
お盆のうえだから
大事なくすんで
ありがとう！
と
ひとり
言ってた
気をつけて…
気をつけて…
自分に言い聞かせ
気をつけて
を
くりかえして過ごす日だった
こんな日は湿気がこもってしまうから
衣類布系は始末しないでおこう
と決めた
収納用具を先に処分してしまって
そこからあふれたものたち
手をかけてみたものの…
こころ
はらはら…
ついてきてくれない
シーちゃん
まずは収納のもの処分する
というのは
どんな流儀のお片付けにも
共通している最初の一歩だ
これって…
そうやって
床にあふれかえったものに圧倒され
くじけて
いっそ
ぜんぶ！捨ててしまってもよいなあ…
捨ててしまえ！！
となる作戦？
かも？
っておもったりした
捨てるにしても
きちんと整然と
うつくしく捨てる
それを
実践している
ばさっ！
がさっ！
と？
ができない…
恥ずかしい…
ここまでも
ちまちま分別しては
収集してくれるひとも
道ゆくひともわたしも
みんな
怪我なく事故なく
きもちのよいように
っていう…
これも
ちっぽけな祈りだ
もの捨てと言っても
ここはお家は
すっきりするとして
環境には
地球には
大きな負担をかけているなあ…
って
こころが痛む
これを限りに
あとは気の迷いで
たとえ100均だろうが収納用具系は買わない！
と
誓って捨てる
祈って捨てる
収集していただく
その一回ごとに
見えないところで
おもわず
ありがとうと
手をあわせてしまう…
長いあいだ
ずっとつづけてきてるお片付け
とうとう
死のお片付け
とおもうようになった
死という
かならずゆきつくところだけれど
わからない
見えないところをおもってお片付け
ひとつ
ひとつ
は
死という
おしまいへの道を
お掃除して
お片付けして
見えない道
つなげてゆくように
おもわれてきたのだった…
プラスチック収納
まだまだ大量にある
ゼロにはできないなあ
大型家具もあるなあ
生きる
って
残すもの
おもうと
ものすごいegoistic
環境破壊で大迷惑って…
ごめんなさい
と
また
ごめんなさい
つなぐ
news
フルーツしか食べない男性
健康に生存してたなあって
ほっとしたら
冷凍した夏みかんと
ついつい
何度も食べてしまったおろか
米麹で発酵させてる不思議マーマレード
これに
ココアパウダーやクルミやオイル混ぜて
こねこねしてやると生チョコレートみたいになる
市販のお菓子や
ジャムやパンやお惣菜は
とっくにバイバイしてしまってるへんてこご飯
いつまでも
は
できないって知ってる…
だから
へんてこご飯も
ありがたく
ありがたく
いただく…
慈悲と
こつじきと
祈っていただく
ありがとう…
あの
天国の友
大好きだったアイスクリーム
チョコレートがけの一口の
かわいいアイス…
いっしょに
大きなパックを二箱！
おしゃべりしながら
一気に食べてしまって
笑ってた光景
おもいだした…
また会える
なんて
おもってもいない
ねがってもいけない…
それでも
誰ひとりもらさず
救い上げると
誓って
祈って
身をすてて
お悟りしてくださって
いまも
お浄土に
祈ってくださっている
阿弥陀さま
おもってた…
誰ひとりも
誰ひとりも…
わたし
ここに
ある
いま
かなしい別れが
幼い
若い時代からつづいて…
かなしみとあって
かなしみを
手放せない
おろかさと
あるけれど
出会い
めぐりあわせていただいたこと
ありがたく
ありがたく
祈る
誰ひとり欠けても
いまのわたし
いないんだ
って…
ありがとう
と
もの捨て仕度した
明日
あたえられたならば…
また
ひとつ
ひとつ
捨てるために
つなげてゆこう
すててゆくこと
は
あたえられること
うつくしく
やすらかな
見えない
道
つなげていただくこと
ありがとう
ありがとう
姉上さまの
パパママのおかげでできてる
って
ありがとう
ありがとう
と
気をつけて！と
いちにち
つなぐ
ありがとう
平和が
かなえられるように…
この
へんてこ
ちっぽけな日々も
平和に
つながってくれるように
祈る
祈る
夜
無事に
いちにち
終わりますように
やすめて
眠れていますように…
倒れないで
明日
無事に
あたえられること
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
