シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

かりもの

東日本大震災から

半年後

 

やっと

パパ

ママ

姉上さまに

会えたとき

 

ママの

号泣

 

これは

 

 

二度目の

ママの感情の爆発

との

遭遇で

 

その

きっかけは

 

これからの

パパママの

葬儀

 

葬儀の段取り

 

それらを

やっぱり

突然

 

詳細に

わたしに

伝えてきて

おしまいのころに

 

突然

 

号泣

 

もちろん

このとき

パパは外出して

いなかったけど

 

 

その話題になる

まえから

 

ママの

しぐさ

ようす

 

どこか

 

すべて

落ちつかなくて

 

違和感に

わたしも

落ちつかなかった

 

 

伝えられた

子供ら三人の

わたしたちの役割分担は

 

昔の

お家での葬儀

とおもうなら

ほぼ

ただしいのだろうけれど

 

いま?

 

それできるかなあ?

という手順であり

 

なにより

 

肝心の

 

ママ不在

という

 

謎が

 

おしまいまで

つらぬかれた

 

そういう

計画だった…

 

きいてるうちに

 

わたしも

泣きたくなった

 

こらえた…

 

もっと

 

もっと

つらいのは

ママ

って

 

うん

うん

わかった

わかった

 

ぜんぶ

言い終わるまで

きいていた

 

泣きたいのは

ママなんだ

って

 

ひたすら

きいてた

 

そうか

いまはまだ

大震災後の

非常時だ…

 

強引に

 

自分に

言い聞かせてた

 

泣き止んで

落ちつくまで

 

ただ

お話を

きいた

 

 

その夜

姉上さまに

おおよそ報告して

 

意気地無しの

こわかったわたし…

つい

よけいなことも伝えてしまった

 

姉上さまには

ついつい

 

いつも

余分を

吐き出す

 

わるいわたしだ

シーちゃん…

 

 

なんか

すごくつらそうだ

ママちょっとおかしい

 

 

おもわず

言ってしまったのだけれど…

 

 

それは葬儀の主役はママだから!

 

 

即答!!

もらった

 

その言葉に

 

しんそこ

ほっ

したのだった

 

 

のちに

 

姉上さま

たいへんなときには

やっぱり

涙よわい

だらしないわたしは

 

泣き出しそうになり…

 

こらえよう!

という

瞬間

 

 

泣きたいのはわたしだ!

 

って

 

 

 

当然だ

 

ばか…

 

おろか

 

かたまりだなあ

わたし

 

いまでも

こっそり泣けてくる

 

泣くな

 

泣くな

 

 

お祈りしてる

 

懺悔する…

ずっと

 

いのち

 

こころ

 

あるまで

祈っている

 

 

いま

 

ただ

 

いま

つなぐいま

 

この

あやうい

こころと

あるようになった

いま

 

わるいわたしは

わたしであって

 

よい

わるい

あって

わたしで

ある

 

 

いつも

ごめんなさい

 

お祈り

つなぐ

 

今日も

般若心経

 

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

つなぐ

 

 

 

雪になった

 

能登

 

 

こちらも

 

 

 

凍えないで…

 

生きていて…

 

 

 

 

お仏壇のまえ

すわって

正座して

お祈りしている

 

膝は

いつのまにか

治っていた

 

ありがとう

 

 

ものごころついて

気づけば

 

祈りと

あったんだけれど

 

 

お線香から

火事

というニュース

 

ああ…

バナナ

よみがえって…

 

ネズミ恐怖から

お供えお供物

限局されて

 

お花と

お水お茶コーヒー

お酒

のみの

お仏壇

 

ごめんなさい!

 

また

お祈りした

 

今日は

あたたかい小豆汁

お餅は

ない…

 

 

神さまのお下がりの白米

黒米大麦麹

の甘酒

まぜて

あたためた小豆

お供えした

 

 

おばあちゃんたちに

 

ママに

 

おいしいねえ

言って

 

お下がり

いただいたら

 

やっぱり

泣けた

 

 

こちらの

ひばお線香

とても

よいかおり

 

誰にも

あげてなくてよかった…

 

もう

バナナなんてなくても

お仏壇のまえに

座らないことは

けっして

ないんだから…

 

 

かんにんしてね…

 

ママに

 

パパに

 

おじいちゃん

おばあちゃんたち

 

お浄土の

ひとたち

 

お釈迦さまに

 

ありがとう

 

って

お祈りした

 

 

バナナ

食べよう!

って

 

真夜中

起きたら

 

火事

寸前?

姉上さま

一酸化炭素中毒寸前??

そういうこと

あって…

 

ママ

ずっと

 

ずっと

あれから

バナナ欠かさず…

 

 

 

バナナ

食べたいなあ

 

ありがとう

お祈りした

 

 

 

 

四つの

かりもの

 

すべて

そこから

うまれて

 

すべて

おかえしして

 

 

ひとり

ゆく

 

ひと

 

 

この国に

伝わってくれた

お釈迦さまの

みおしえ

 

やっぱり

 

消えないように…

 

祈る

 

 

こころ

 

こころね

 

ずっと

ずっと

つながってきてくれて

わたし…

 

 

 

起きたこと

すべて

 

いま

 

 

きらうおもいも

 

にくむおもいも

 

ひとつも

ないこと

それ

 

つながってくれたもの

 

ありがたいこと

 

祈る

 

 

かりもの…

タブレットも…

 

こうして

まだ

動いてくれてて

生きてる報告できて

 

みんな

姉上さまのおかげで

 

みんな

ご先祖さまの

 

祈りの

おかげ

おもう

 

 

おもい

 

つなぐ…

 

 

 

すべて

おかえししてゆくため

 

祈る

こころ

 

おもい

 

つなぐ

 

 

生きていてください…

 

 

 

いま

無事に

 

かならず

 

かならず

無事にいてください…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい