シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

おかたづけ

休息

安般

 

 

十念

 

 

役立たぬ

とはいえ

 

何かしらを

おもうなら

 

おかたづけ

おもう

 

十念

 

おしまい

 

つねに

とある

 

死のおかたづけ

という

その

こころを

 

覚悟を

 

もたないとなあ

シーちゃん

 

なのに…

 

とんでもなく

寒くて…

 

正座の

うえに

湯たんぽ

のっけて

 

今日も

いちにち

仏間にいた

お祈りした

 

火がこわい

などと言って

 

その奥には

 

ただ

申し訳ない

 

その

おもい

あって

 

はらはら

どきどき

かなしくなってしまう

 

お祈りした

 

パパの母親

おばあちゃんに

 

ありがとう

 

ありがとう

 

何度となく

つたえてた…

 

つよく

やさしいひと

だったという…

 

かしこくて

 

野良仕事も

お裁縫も

なんでも

こなして

 

おだやかで

かしこくて

やさしかった

おばあちゃん

 

つい

 

会いたいなあ…

って

言ってた

 

会ったこともないのに

 

パパ生んで

まもなく

亡くなった

おばあちゃん

 

おもって

祈って

 

泣いた…

 

おばあちゃんのこと

おしえてくれた

やっぱり

やさしい

親戚のおばあちゃんも

 

みんな

天国

 

お浄土

 

極楽国土

 

みんな

修行しててくれるのに…

って

 

さむくて

どきどき

くらくら

 

ごめんなさい

お祈りした

 

ありがとう…

 

 

道元さまに

おにいさま

なんだから

 

おゆるしください…

 

いつもの

お経

おとなえして

 

おしまいには

 

證空さま

その

みおしえ

おとなえする

 

そうして

 

いちばん

おしまいには

 

名号

 

十遍

無心に

おとなえするのだった

 

すべて

 

すべて

お釈迦さまの

みおしえ

 

ありがたい

みおしえ

 

ありがとう

 

 

證空さまの

やさしさ

 

まさしく

みたいで

 

平和の

 

無量光

そそぐ

 

こんな

わたし

にも…

 

そそぐ…

 

 

ありがとう…

 

 

やさしさ

 

覚悟

 

つよさ

 

 

捨てる

つよさ

 

平和な

こころと

あること

 

ありがとう

祈った

 

 

 

湯たんぽ

つくって

 

あったかくして…

 

眠って…

 

また

おかたづけ

 

死の

おかたづけ

 

しっかり

みすえて

 

捨てて

ゆこう

 

わたし

弱虫だから…

 

祈り

 

捨てて

 

捨てて

ゆこう

 

 

なんにも

しっかり

考えられなくなってるなあ

 

混沌

 

せめて

 

せめて

捨ててゆこう

 

 

どんなときにも

 

どんなわたしにも

 

そそがれているなあ

 

いま

ある

しあわせ

 

ありがとう

 

 

平和

かなうように

 

見失わないように…

 

祈ります

 

 

 

今日

無事に

終わっていますように

 

倒れていませんように

 

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい