シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

仏となる

寒さが

突然きたので

 

まったく

からだが慣れず

 

足には

すでに

霜焼けできて…

 

 

昨晩は

うとうとしては

目がさめて

 

寒くて

起きて

 

湯たんぽ用意して

 

熱いお茶をいれて…

 

 

猶子…

 

ああ…

 

急に

 

パパが

おしえてくれたこと

 

台所で

二人でいた時に

 

しんみりと

伝えてくれたこと

 

浮かんできた

 

パパの

もう

治癒は

見込めないとなって…

 

ステーキや

まぐろのお刺身や

パパが選んだ日本酒で

居酒屋さん?ごっこ??

 

わたし

飲めないし

食べられなかったんだけど…

 

 

おじいちゃん

おばあちゃんのこと

 

小さかった

パパのこと

 

そして…

 

パパは

記憶にないけれど…

 

パパを

生んでくれた

おばあちゃんのことと

 

パパ

生まれるまえに

もしも

ずっと

子ども生まれなくて

 

子無し

では

いけないと…

 

猶子?

 

どこの子

なのか…

 

とにかく

血筋の子

男の子を

もらって?

というか…あずかって

 

長男として

育てていた

という

 

 

なんか…

 

今の世

とは

到底

おもえない

 

すさまじい話

なんだけど…

 

それよりは

 

パパの病

その深刻さ

 

いっぱい

ぜんたい

占めていて…

 

 

結局

 

その

男の子は

 

パパ

生まれたので

 

もとの

お家に…

 

 

 

いろいろ

つながって

 

考えていたら

 

なんでだか

 

むしょうに

涙が

流れて

 

 

 

みんな

 

みんな

 

仏となって

 

仏さまに

なって

 

お浄土に

迎えられて

 

修行しててくれるんだ…

 

みていてくれるんだ…

 

 

 

ありがとう

って

 

いつものように

 

ありがとう

何度も

言って

 

お祈りした

 

 

 

道元さまと

證空さまは

きょうだい

 

パパと

その

男の子だって

 

きょうだい…

 

あちらでは

きっと

 

なかよく

よびあう

きょうだい…

 

おもっては

 

祈っていた

 

 

 

勇気

あればなあ…

って…

 

ママが

おしえてくれなかった

友のこと

 

命日

 

最後の

手紙

 

この目でたしかめて…

 

 

命日には

 

お祈りしてあげられただろうに…

 

いったい

 

いったい

なんの

よわさだろう

って

 

ただ

 

大好きだよ…

 

ありがとう

祈った

 

 

いっしょに

 

祈ってくれてるね…

シーちゃん

って

 

 

かなしい

寒い夜の

 

そんな

余韻の

まんま

 

今日も

ひたすら

 

祈る…

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

命日

 

仏となる

その日

 

どんな

意味が

あるんだろう…

 

 

 

体調が

おかしいので

 

一所懸命

食べてた

 

お片付け

ひととおり終わったならば…

 

勇気

ださなくては…

 

 

 

胸が苦しくなる芳香が

洗っても

洗っても

消えてくれないものは

 

捨てよう

 

におい移りしてしまった

ママの水屋着や半纏は

また

石鹸水に浸けて置いた

 

たいせつなもの…

わたしには

 

猛暑で

カビが大量発生した時

うっかり

必要なコードも

捨ててしまってた

 

あきらめた…

 

 

明日は

ないかも…

 

 

 

突然の

寒さで

 

倒れていませんように

 

無事を

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい