シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

いのるひと

祈るひと

 

待つひと

 

つなげるひと

 

 

哲学者

おおくは

こう言うなあ…

って

 

たびたび

おもうこと

 

多忙を

神さま

 

 

じっとして

おられぬ

それが不幸

って

 

 

つめこんで

 

つめこんで

ぱつぱつに

 

つめこんで

 

へとへと

くたくた

ならないかなあ?

シーちゃん

 

こたえるはずない

シーちゃんに言う

 

みほとけに

問う

 

ひとりぽっち

 

 

ああ…

わたしにも

 

 

ただひとり

あったらなあ

 

 

 

待つ

 

自分

おのれ

 

育つのを

 

機根

熟す

そのときを

 

待つ

 

待つのは

 

このよわい

こころだなあ

 

 

こころ

 

駆り立て

 

燃えあがるような

そのとき

 

居ても

立っても

おられぬ

 

そのとき

 

そのとき

へと

つながってくれるように

 

ひたすら

座り

 

ひたすら

祈る

この

 

いま

 

いま

 

つなげてください

 

あわれんでください

 

 

 

余分

 

無用

 

すてて

すてて

ゆこう

 

祈るひと

あろう

 

 

 

廃棄

という

そんな

末路

 

おおよそ

予測していながら

 

有用に

つとめた

 

そのうち

 

ひとめで

無用

廃棄

わかってきても

 

ネズミの汚染

虫の侵入

あきらか

であっても

 

洗って

洗って

 

消毒して

掃除して

 

また

洗って…

 

 

かなしかった

 

なにが

かなしいのか

 

わからないまま

 

泣いていた

ただ

泣いていた

 

 

あわれ

 

ものの

あわれ

 

 

そうして

 

つながってくれている

 

ありがたく

ありがたく

めぐりあわせていただいた

みほとけ

みおしえ

 

その

 

 

ひと

という

儚さ

 

その

あわれ

 

ひとつ

ひとつに

こもっている

 

語っている

泣いた

 

 

しばらくは

 

どうして…

 

どうして…

 

 

ものに

 

みほとけに

 

問うていた

 

ただ

かなしくて

たまらない

 

泣いてた

ずっと

 

いまも

泣いてるけれど…

 

今日も

 

昨夜も

 

泣いていたけれど

 

 

 

泣く

のさえ

 

意味

 

無用

有用

あきらかに

しなくてならない?

 

いつから

そういうわたしに?

 

ごめんなさい

祈る

 

 

祈り

むなしくするのは

 

自分だ

 

 

 

みほとけ

 

お祖師さまがた

 

ご先祖さま

 

お浄土に渡していただき

きよらかに

ありがたく

 

修行してくれている

ここに

つながってくれた

すべての

ひと

 

 

いのるひと

 

 

ものごころ

ついて

すぐに

 

いのるひと

 

そこへと

 

つなげ

いまへと

つなげてくれた

 

 

 

 

 

姉上さま…

 

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

 

祈る

 

 

 

いのち

儚くとも

 

こころ

ゆたかに

 

育ちゆく

 

かならず

 

平和に

 

安心に

 

育ちゆく

ゆきつける

 

 

すててゆこう

 

 

分別のために

また

廊下に

這いつくばっていた

 

それから

いつもの

へんてこご飯の

仕込みをしてた

 

ほうじ茶

すりすりして

 

そのあいだ

一心に

祈る

 

実験発酵食品

やっぱり

いつもの

厚底ステンレス鍋

でなくては

 

重ねて

つつんで

節約に

ならず

 

ステンレス鍋に

もどして

湯たんぽ

使わずに

 

しっかり発酵してくれた

 

黒豆を

すこし

つぶしてまぜた甘酒

 

甘くて

 

こころ

療じてくれた

 

しみわたった…

 

 

ありがとう

 

肉体

筋肉

つかれさせるように

 

そうして

つなげる

日々のこと

 

つながってくれる

という

 

ありがたい言葉

むねに

ひびく

 

いだく…

 

 

ありがとう…

 

 

生を

 

死を

 

あたえていただいた

 

ありがたい

いのち

 

生きる

行と

おしえ

 

死の

そのとき

まで

 

行として

つなげよ

 

お浄土に

あっても

 

修行してくれている

という

 

ありがたい

言葉

 

 

育ちゆく

祈る

 

ただ

わがうちの

 

信ずる

祈るひと

あろう

 

 

すてて

ゆこう

 

 

 

平和を

祈ります

 

 

 

今日

いま

つながって

 

無事に

終わり

 

 

眠れますように

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい