お片付け
もの捨て
もの始末
いまや
死のお片付け
と
そう
おもう
雨
降ってきた
まとめて
捨ててしまったらよいのに…
そう
わかる
生きてられたら?
長生きしたなら…
とか?
まるで
いのち
わがもの
みたいに
迷っては
ぐるぐるしてしまった
自分のもの始末
泣けてきて
すすまない…
本
読もう
シーちゃん
って
お仏壇のまえで
法然さまの言葉
読む
生きる
は
明日をも知れぬのに
わたしの
祈りは
こころ
平和に
やすらかに
と
そのためなのに
お家は
わずかの
ひとりの
学び
道元さまから
始まった
そうして
道元さまの
お兄さま
證空さま
その師
法然さま
へ
つながってくれた
こころ
落ちて…
かなしくて
くるしくて
しかたない
けれど
わたし
きっと
いま
平和に
やすらぎに
すこしは
ちかく
いるんだなあ
と
そう
おもった
法然さまの言葉
あくまでも
おおらか
手を
さしのべてもらうようで
いつも
泣けてしまう
何度も
読んで
何度も
泣ける
わたし
念仏往生
信ずるようになってる…
と
おもった
また
泣いてた
ひととして
生きること
その
目的
ゆくべきところ
もとめるべきところ
いま
平和に
ただ
安心して
まかせてしまい
いちにち
いちにち
いまを
ただ
いまを
ありがたく
いちずに
ゆくこと
ひとと
うまれた
よろこびと
ありがたく
いま
生きること
すこしでも
かすかでも
と
苦
の
ゆえの
ひとりの
独学
ささやかな
取るに足らぬ
学び
くるしくて
かなしくて
だから
忘れず
つながってくれたんだなあ…
ほんの
すこし
すこしずつ…
こころ
やすらかに
なっているんだなあ
ありがとう
と
祈って
捨てるもの始末と
救うもの始末
ひとつ
ひとつ
と
つなげた
かろやかに
きよらかに
平和に
やすらかに…
ひとつ
つなげた
果てしない
と
おもうなら
ひとつでも
なんだった…
ひとつ
つなげてゆく
ひとつの
言葉
読む…
ありがとう
春のようになって
雨の
夜
倒れてないこと
今日
いま
無事にいてくれること
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい