シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

はりねずみの言葉

言葉は

へだたりをつくり

絵は

つながりをつくる

 

どこかの国の

誰かの言葉だ

どこかの記事にあった…

 

 

とてつもない

落ち込み

きた

シーちゃん…

って

 

ざらざら

はらはら

かなしみに沈みそうに…

 

生きている…

 

 

生きている…

 

生きている…

 

まるで

お念仏となえるみたいにして

 

生きている…

くりかえし

自分に

言った

 

おんなじだけ

ありがとう

くりかえした

 

突如

饒舌

おしゃべり

なってしまうのは

 

人見知り内気のゆえに

 

こわいから

恐怖のためだなあ…って

いつも誰かとかかわると

恐怖が追いかけてきては

しばらく

居すわる

 

まれには…

素直に

自然の

 

あれ?

このひとのまえでは

自分でいてもよいんだなあ…

という

まれなるひとととの遭遇も

あるには

あるのだけれども…

 

だいたいは

放ってしまった言葉

かえってきてしまい

途方にくれたりしてる

おろか…

 

そんな言葉

とげとげ針だらけの言葉になってる?

はりねずみの言葉になってしまったかなあ

って

 

そわそわ

はらはら

おもいかえされてた今日

 

ちょっとずつ

もの始末した

 

手をつけたのは

おもいおこされること

みな

数珠つなぎに

せつなくなってしまうものたち

ちょっとずつ

じわりじわり

かなしくなってゆくような

そういうものたちで…

 

わざと見過ごしていた

こまごまの

捨てるもの始末していたら

 

お墓に持ってゆくための

ちいさなローソク

お花を入れる長い袋

でてきた…

 

姉上さまといっしょに

最後にお墓参りに行ったそのまま…

 

なんか

 

子どもか…

ばかか

ってくらい

泣いた

 

ばかなんだけど…

 

けれど

泣くことができる…

とも

おもった

 

黄砂で

ごわごわ違和感あった眼

すこしばかり楽になった

 

ここからは

 

これからは…

わたしの言葉で

誰ひとりも

傷つかないなら

よいなあ…

 

そういう人間になれるように…

祈った夜

 

こないだ

本の整理して

絵本もみんな

処分しようとおもったのに

 

絵本はこれまでも何度か吟味していて

ただの

一冊も

選べなかった…

 

選り分けられないことが

判断つかない脳みそが

みんな処分

ぜんぶ捨て

なるんだ

わかった

 

 

はりねずみ…

ひとりぽっちのはりねずみの絵本

黒猫の絵本…

 

選べないなあ

そのまま置いといた

 

 

生きている

 

けれども…

 

 

いちにち

いちにち

死んでゆくような生のように

たよりなくてむなしい

 

ほんとう

罰当たり…

 

ただひとつ

お釈迦さまのみおしえに

かなうこと

あるとするなら

 

生死を

つねに

 

つねに

寝ても覚めても

考えていること…

 

 

プラスチック収納を始末するため

ほとんどぜんぶを

床に

ばーっと

ひろげてしまったタオルやカバー布系

これだけは…

 

これだけでも

なんとか

なんとかしなくては

って

追い込まれてきた

 

とりあえず

ぜんぶたたみ上げてみたんだけれど…

 

あまりに大量なものたちが

目の前に

ひろがって

選べなくなって

捨てられなくなって

追われてしまったかなあ…

 

泣けてくる…

 

 

昨夜

ラジオつけて

真夜中の地震

知った

 

眠れなかった…

 

ひとりぽっち

ここで…

どきどき

おもってた

祈っていた

 

ますます

お片付け

追い込まれるきもちになって

朝をむかえた

 

起きて

お仏壇のまえに座り

仏画をみていた

 

そしたら

あの

言葉

 

なんにもみれず

なんにも読めなくなってても

仏画

みれて

 

ありがとう

かがやく

阿弥陀さまに

祈った

 

 

死後に

迷惑が

ほんのすこしでも

すくないように

ねがう

 

ひとり

いつでも

そのように

お片付けして

 

もの捨てして

ものを減らして

 

そのとき

 

ただ

ありがとう

一心に

 

ただ

ひたすら

 

ありがとう

お祈りできるように…

 

いま

しか

ない

 

危うい

こころ

 

断崖絶壁

きりぎしに

ひとり立つような

 

ずっと

そんな

こころとあるなあ

 

 

ただ

ひとつの

群れ

だった

姉上さま弟というきょうだい

 

ただ

ひとり

つながって

ママのように

なんでも伝えられた

姉上さま…

 

慈悲に

すがって生きるしかできず

ごめんなさい

 

ただ

ただ

ひたすら

申し訳ない

 

せめては

きれいにお片付けを

祈るように

いちにちをつないでる

 

ありがとう…

 

ただ

ありがとう

祈る夜

 

あたえられたいちにち

ありがたく祈り

 

ほとけさまは

わたしの

おろかさ

悪を

 

すべて

みて

きいて

 

きっと

あわれんで

かなしんでくださるのだなあ

 

ごめんなさい

祈った

 

月日

すぎて

 

お寺へ持ってゆくためのローソク

粉が落ちて

朽ちかけてた…

 

 

 

言葉

こころに

みたび

おもい

それでも

 

よい言葉

であるならば

伝えよ

 

刻みつけよう…

 

おのずと

自然のまんま

自分のままで

よい言葉

伝えてゆけるわたしであるように

 

祈った

 

自分

追い込まれないで…

自分

追いつめないで…

 

 

うつくしく

あかるく

かるく

 

祈りと

ひとつずつ

つなげてゆこう…

 

ありがとう

 

 

 

今日が

いまが

こころ

あかるく

つながってくれて…

 

かならず明日をあたえられて

 

いちにち

希望と

つながってくれること

祈ります

 

倒れないように…

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい