シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

不増不減なんにもならない

テレビ

ほんとうにひさしぶりにみた…

 

やがて

かなしくなるっていうこと

確認するためにみた?

 

ひさしぶりの津軽弁とも出会って

 

はかはかしてまいね

 

うわ…

まったくそれだよってなった

 

どきどきしてどうしようもない…

 

それでも

もの捨て準備は毎日するのだ

 

おかしな臭気や感触あれば捨てる

という…へんてこルールができた

いつのまにか

というか

ネズミ襲撃後からのことで

それが捨てる基準の基本となった

 

さいわいは

一度もネズミとは遭遇していないこと

殺生もしていないことだ

 

ただ残骸と生態活動の残置物と

汚染されたであろう大量のものを

その臭気感触を頼りにして分別して

救うと洗っては捨てるなどしていて

書いてても

 

はかはかしてまいね…

 

狂って?ないかなあ?わたし

狂ってるよねえ…もうとっくに

っておもえてくる

 

でもたとえ

すでに狂ってるんだとしても

そういう自分ならば

そういう自分を生きるしかない

いま

ここにおいてもらって生きているからには

捨てるものは捨ててゆかないことには

ものは自然には減らないし朽ちてゆく

 

いつか

かならず

いまのわたしよりも

もっともっと大変なおもいするひと

かならずいるんだってことだけはわかってる

 

たのしんで

よろこんで捨てるとか?

不自然な感情へと

自分ねじ曲げようともしたっけなあ…

 

よろこぶというならば

 

たとえもの捨てといえど

どんなに重苦しくて

息苦しい作業でも

はかどらなくなってしまっていても

 

今日

生きていて

また

まっさらないちにち

あたえていただいた朝

ありがとうと言えたならば

 

かならず

ひとつでも!って

毎日何かしら手をかけてること

ひとつでも!が

目に見えては減らないまでも

空っぽになった押し入れも現れ

ほぼ空っぽまでもう少しのお部屋も現れてきたこと

 

 

真冬

ヒーター点けれなくなって

凍える部屋でお布団にくるまって

ただ

泣けて

泣けて

 

そんな冬

生きてこえたんだ…

って

おもってた

 

どんなに無駄なようであれ

なんにもならないことであれ

ただ

ひとつでもと

捨ててゆくこと

つながってくれていた

つなげてもらっていた

 

これが幸福で

これが希望だ

 

なんにもならない

なんにもならないわたしがつなぐ…

 

なんにもならないから

つながってゆくもの

あるなあ…

 

姉上さまに支えられ

住まわせてもらって

明日はないかも

ほんとうに

そうなんだ

 

捨てるんだよ

自分に言った

 

テレビ

みたのは

やっぱり

フジコ・ヘミング

 

 

かなしみを

うけとっていた

ショパンのかなしみ

うけとったフジコのかなしみ

そのかなしみが

伝わって

かなしみにひたされた

 

リアルタイムでみるしかなかった

録画できなくなった理由もネズミ

ネズミ汚染あまりに恐怖で

まとめて捨ててしまったものの中に配線系も

ぜんぶいっしょくたになってしまったっていうミス

 

テレビだって

姉上さまのおかげ

もっぱら仏教の番組みるだけだったけど

古い録画はまたみたいなあって

空海の番組

七年籠山行の番組…残しておいた

 

かなしみ

つたわったのは

ショパンの孤独

 

フジコは初めこそ

自分の身の上と比べて

それでもジョルジュ・サンドがいたからわたしよりまし

というように言ってたような…

それから

彼女は彼を愛していなかったでしょ?

とも言ってたような…

 

孤独

って

 

恋人配偶者とふたり

あるいは

家族親戚

どのような対象であれ

相手ある

いてくれる

とするなら

 

相手に

孤独埋める役

もとめるならば

くるしいだろうなあ

って

 

なんか

仏教?

みたいな…

 

誰か

いて

もとめて

かなわなくて

 

そこからの

孤独

って?

 

なにか得ようと修行することみたい

とおもってみてた

 

ひと

みんなちがう

どうしてもどこか

すれ違ってゆくもの

 

得ようとおもってしまえば

てんでばらばらに苦悩して

それぞれ狂ってゆくような

そんな

どうしようもない孤独は

もとめるがゆえにうまれるものだろう

 

初めの夢の?

夢見るよいとき

あったことによって

深くなってしまうんだろうなあ…

つたわってしまい…

 

どっぷり

かなしみ

のりうつってきたのだった

 

 

途中の

フジコの

やっぱり威勢よい啖呵?

 

後悔ばっかりよ!

とか

 

ろくな奴いなかった!

おかしな奴だったら

すぐいやになってさっさと別れたけどさ

なんであんなことしたんだろうっておもうよ

とか

 

 

 

そっか…

のりうつってきたのは

ショパンのかなしみ

って

フジコの啖呵きいててわかった

 

天国へ旅立っても

かなしくならないで

生きてたそのままで

こころにいてくれるひとたちは

そういう威勢よいところあるひとたち

フジコはずっといてくれる!って

おもった

 

明け方はフジコの夢をみたんだよ

シーちゃん

 

ふらふら立ちくらみ

体重がすんごい!増えていた

 

今日はへこたれて

へこんだんだけど

へこんだ理由は体重じゃない

神仏の用具を始末したせいで

 

わたしのお祈りでごめんなさい!

お祈りでおきよめしたつもりで

とうとう捨てる準備した

 

危険…

だからよいのだ

自分に言い聞かせた

 

のどに

どんなにわるいって

わかってても

お線香たいてしまう…

 

 

不増不減

 

なんにもならない

 

だから

座る

 

祈る

 

なんにもならないこと

つなぐ

 

古いものたち

捨てがたいんだけど

真冬の病み?

ヒーター点けれなくなってしまっても

 

ママのこした綿入れの着物たちが

まったく大袈裟でなく

いのちつなげてくれたなあ…

 

山奥の修行でも

綿入れ着物

あったかなあ?って…

 

なんにもならないことだって

つなげていただいているなあ

って

 

へんてこも

ありがたいなあ

って

祈っていた

 

はかはかしてまいね…

ちょっぴり

おちついて

 

ありがとう

 

 

捨ててゆくことが

生きること

そうして

時がきて

 

おかえしする

 

明日はないかも…

 

やっぱり

ごめんなさいだ

 

そうして

ありがとうだ

 

ありがとう…

 

 

無事いちにち終わってくれること

かなうならば

おだやかな

しずかな

こころで…

 

 

戦争が終わりますように…

 

世界が平和になりますように…

 

 

平和

祈る夜です

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい