シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

こわさの根っこからも

もの

朽ちる

たとえステンレスでも朽ちる

まず付着した有機物が朽ち

そこから劣化してしまう

 

こわかった

いまも

こわい

ものの圧力

 

圧迫感は

見ただけのさいしょは

あんまりわかってなく

もの捨てお片付け

始めてみたら

 

おもうよりも

強烈にきた

 

朽ちてくれるの救いかも

とも

時々は

おもえたり

 

それはそれだけ

捨てることできた

かなえてもらってる

ということだとおもう

 

絶対他力

まもられて

のことだと

ありがとうと祈る

 

いま

またネズミ

来ないとは限らないけど

いま

ここ

これが

最上には

まちがいない

 

風邪っぽくなって罪悪感

っていう

いつもの罪悪感

そのおろかな連鎖

その根っこも

こわさ…

 

役たたぬ自分

こわくなってる

おろかなこころだ

 

生きていて

いちにち

あたえてもらったよと

いちにち何度でも

自分に自分で

言い聞かせる

 

収納を先に始末してしまって

ひろげてしまっているものを

見るのも恐怖になりかかってた

 

ひとつ

ひとつ

つなげて

 

いま

なのになあ

どうした…わたし

シーちゃん

って

 

自分を

殺してはいないこと

だけが

善のすべて

のような

 

善悪

成否

 

白か黒か…

 

どんどん

ますます

おろかなおもいに

落ちるおろか

 

 

風邪っぽくなりやすい

基礎疾患も体質も

そのような傾向

 

恐怖ばかりだったコロナの時

自分を

責めた

 

またアメリカで感染のきざし…

 

ワクチンできないことで

ひと感染させやすくなる?

そういう情報が次々と飛び交って

こわくてこわくて消えてしまいたかったなあ

 

誰か

感染させて

誰か

死んだらどうしよう…

生きてられないよ

 

死ぬならばわたしだけだ

わたしが死ななければ…

おもった

 

出かけられなくなった

ひとに会うのこわくて

どうしようもなかった

 

姉上さまの

慈悲による

完全他力のおかげで生き延びられた

食べられて

生きていて…

 

ありがとう

お片付け

祈りとなった

 

こわさ

こえるために

いつもならば

まごころ

ひとの

まごころを信じるんだよ

と念じるんだけれど

 

それでも

おっかないこと起きるなら

それは

縁で業

あるべきことなんだよって

 

自分が

これから

ここから

もう悪を

おかすことがないのなら

それで

よいんだよ

 

それだけは

かならず

かならず

まもってまもってゆくんだよ

自分

いましめた

 

いつも

いまでも

 

ほとけさまたちと

ほとけとなってくれたであろう

お浄土のひとたちと

いつも

いっしょだよ

自分に

言ってた

 

いつも

ありがとうとおもい

ありがたいこと

考えて

ひとつ

できるのならば

たったひとつでも

ありがとうと

 

ありがたく

おそれて

つなげるんだよ

自分に言ってきた

 

言ってる…

 

なのに

 

おろかは

悪を

罪を

塗り重ねてしまう…

 

懺悔

足らない

いたらぬ自分

 

誰に信じてもらえなくとも

必要ともされなくても

当然

ごめんなさい

と懺悔する

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

祈る

 

 

ここ

お片付け終わらせること

不可欠必要には

まちがいなく

 

日に日に

朽ちてゆくものの

その異変を見て捨てる

では

 

明日はないかも

のその時には

どうなってしまうの?

こわくて

日に日に

こわくなってゆくのに

 

わかっていてもできない

やらないでいる逃げが楽

そういう精神状態も

わかってしまった

 

それ

病に

いちばんに

あらわれていて…

 

生きてゆくよ

だから捨てよう

 

生きているよ

だから捨てられるよ

 

ありがとう

ものにも

自分にも

言ってた

 

 

 

パパが

病に

くるしみ

もがいて

 

死に近い自分

受け入れられなくて

地団駄ふむみたいな問答

禅問答のような怒号のような…

 

きいて

きいて

いっぱいきいて

いっぱい話して

 

おしまいに

はれやかな

あかるい旅立ちしてくれた

 

自分は死ななければならないが

笑ってゆくぞ

お前たちは

かならず

生きてゆけ

言ってるみたいに…

 

ママも

おしまいに

まなざしで

そう

伝えてくれたんだろうに…

 

 

なんにも

ひとつも

うつくしいもの

みないまま過ぎてゆく春

 

草もひけない

夏がくるなあって

 

除草剤がこわくて

地下水も恐怖になり

手洗いお洗濯にもなったんだけど

 

雑草

とよばれてしまう

野のいのち

驚くほど

つよくて

 

毎年ぐずぐずしてるまに

きれいな花咲かせている

 

 

みんな

天国へ

お浄土へ

むかえられてゆく

 

 

フジコ・ヘミングきいた

なんだか

とても

ちかく

ちかく

おもわれた

 

食べても罪悪感

などというのは

食べてはいけないという

食べる資格もないという

おろかに

負けてて

その

罪悪感に

さらに負けたならば

 

食べて

食べすぎてしまうおろか…

 

 

われひとり悪

こころしてゆけ

 

すべて

ありがとうと

 

ありがたく

つなげていただくように

祈る

 

 

恐怖

こわさ

その

根っこからも

 

うつくしい花

ひらかせる

まごころ

 

ほとけの

こころ

 

祈る

 

 

倒れていませんように…

 

無事にいてくれますように

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい