争い
苦手
こわい
こわいニュースも
おそろしいニュースも
真実なら
知らなくては
生きてゆけないんだろうか
と
おもう
死のお片付け
って
本気になって
そう
おもって
捨てなくちゃ
って…
なんか
むしろ
なんにも
手がつけられなくなってた
朝の
ネズミ対策で
しょんぼり
というか
ああ…
また
来てるよ
シーちゃん
って
でも
薬剤や
毒餌を
つかえないんだよ
って…
来ないでもらえる方法
なんとか
いま
できること
ほんのしばらくのあいだ
でも
来ないでいてもらえる
なにかよい方法
ないかなあ…
って
虫が
死ぬこともない
天然除虫菊の蚊取り線香
焚いて
お祈りに
お線香も
ずうっと
焚いてた
のど
痛い…
パパのこと
意志の強い人間だよ
と
おじちゃん
言ってたなあ
そういえば
なんの薬剤も摂取しないで
なんのコントロールも無しで
手当て
できない食道の
痛みを
たえた
ただ
一度きり
こんな痛いのどは
いらない
と
わたしに
言った
それで
胸
痛んだ…
コントロールしなかったのは…
たぶん
覚醒のため…
ごめんなさい…
ありがとう
と
まだ
胸
痛む
おじちゃんからの
おしまいの電話
痛いんだよ…
って…
明るい声だったけれど
消えないなあ…
なんにも
わからない
ほんとうに悪
罰当たり
ごめんなさい…
ごめんなさい…
ひと
ひとの
他人の
痛み
おもいはかる
ばかり
ほんとうに
わがことのように
わかっては
あげられない
ましてやわたし…
おろか
悪
天国の
ひとたちに
申し訳ない
姉上さまに
申し訳ない
百千万劫難遭遇
という
遭いがたい法
ここに
あって…
この
うまれたお家で
めぐりあえて
あたえられたのに…
お経も
おそれ
むなしくする
悪
できる
ひとつ
お片付け
さえも
終わらせられないのか…
って
わたしのようなものが
お経
おとなえしてよいのだろうか
って
ずっと
そんな
くるしさに
とらわれている
それは
やがて
生きていてよいのか
と
なって
それこそ
もっとも
悪
ひと
いのち
生きねばならぬ
ネズミが
おしえてる…
おしまいまで
生きねばならぬ
真実
法
自分を
そんなにも苛めていたらいけないよ
って
おじちゃん
かなしそうに
わたしに
言ってたっけなあ
へんてこ
風変わりな生活とは…
自分を苛めているの？
と
びっくりした
そうか…
って
捨てたい
捨てて
すてて
法
まこと
逃げず
まっすぐ
見つめられる自分へ…
祈っていた
生きたい
というおもいさえ
生死
わがものとしているんだなあ…
生まれてこられたのだ
ありがたく
おしまいへ
ゆかねば
ならない
いのち
冷静に
熱く…
生きなくてならないんだ
と
おもった
のど
痛いよ…
パパ
おじちゃん
おねえちゃん…
ごめんなさい…
ありがとう
パパもママも
大好きな
ココア
チョコレートみたいに
たっぷり濃くして
飲んだ
でも
やっぱり
お砂糖は
無し
甘くない
ココア
ものが
たくさんあるのに
ほんとうに
好きな
ほんとうに
たいせつなものは
なにひとつ
ないような…
なくしてしまったような…
さみしさ
痛みと
なって
ふりかかる
夜
生きて
ある
いま
ありがとう
と
祈っていた
祈るばかり…
こわくて
なにが
こわいかも
わからない
それでも
いちにち
生きて
祈りと
ちいさなことと
おられたこと
泣きたいほど
ありがたい
と
おもう
今夜は
不思議なネズミ対策は
もうしないで
眠りたい
フジコ・ヘミング聴きたい…
かなうなら
お釈迦さまの
足跡
追っている本
さいしょの
まことの
おそばへ
ほんの
すこしでも
ちかくへと
ゆけたら
と
あたたかさに
触れられたなら…
と
おもった
死のお片付け
生きる
は
つねに
すてて
すててゆくこと
つねに
死のお片付けなんだ
って
自分に
言ってた
平和
かなえられるように…
いのち
わがものとすることなく
いのち
生きるべき
生きなくてならない
いのち
寿命
よろこびと
おしまいまで
まもられるように
ゆきつけるように…
祈ります
無事
いちにち
終わっているように
ゆっくり
やすめているように
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
