シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

動悸

 

へんてこな動悸

脈は

 

おおくないのに…

 

におい

芳香に

よわい

 

公共の乗り物の座席や車内は

清掃時の消毒に芳香系の薬品

使われているとおもわれる

 

ひとびとの

衣服にも

もれなく

芳香系洗剤柔軟剤が

使われていて…

 

おっかなくて

座れないんだけど

 

座らざるを得ない時には

帰宅後

着ていた衣類全部

お洗濯してたなあ…

って

 

こちらは田舎で車社会で

公共交通機関は危機

衰退の一途で

 

運転できない…

交通も

弱者で

 

いま

ひたすら

歩いてゆけるところ

だけで

生活してるんだけど

 

 

姉上さまには養ってもらって

いまも負担かけてるんだけど…

 

いっしょに

お買い物に

車で連れて行ってもらってた頃は

ほんとうに

 

ほんとうに…

お世話かけて

 

気づかってもらって…

 

 

りんご

大好き

 

くだもの

ほぼ

りんご

しか

食べないわたしに

 

袋いっぱいのりんご

買ってきてくれてた

 

農家さんの

とれたての

 

えもいわれぬ

よい香りのりんご…

って

 

 

泣けてしまった…

 

 

芳香に負けたかなあ?

 

シーちゃん

具合わるいなあ…

って

 

早朝

めざめたら

 

それきり

またまた眠れないので

 

ありがとう

起きた

 

 

起きているうち

いつも

 

生死と

 

佛さまと

ある

 

お片付け

 

死のお片付け

おもう

 

くれば

 

死ぬなら

死のう

おもう

 

身動きとれなくても

これも

 

いまも

 

自分

って…

 

 

お釈迦さまに

みまもられ

はげまされ

 

阿弥陀さまに

かなしまれ

ねがわれて

 

いま

ある

おもう…

 

 

きもちがわるいなあ

どきどきするなあ

って

 

おそるおそる

石鹸水に浸けてたものたち

芳香の

様子見した

 

はなやか…

 

くらくら…

 

でも

何度か

お洗濯

ごしごし

くりかえしてあげよう

って

 

二度洗いの後

また

石鹸水に浸けといた

 

 

ひとつ

だけでも…

 

 

いま

ここの

 

目の前の

ひとつを

始め

 

こころ

いっぱい

 

ほとけさま

おもってた

 

 

しばらく

また

お仏壇のまえに

すわった

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

ありがとう

 

ありがとう

 

 

ただ

すわってた

 

 

買わない

捨てられないわたしが

お片付け…

 

死のお片付け

 

 

お片付け

 

まるで…

 

修行

って

 

まるで

 

般若心経

 

 

そう

おもってた…

 

 

核心

 

心髄

 

ひとつ

でも…

 

 

 

ちかづくこと

かなえられるように…

 

 

平和

祈る

 

 

こころ

 

世界も…

 

 

 

いま

この

夜は

 

いまある

これは

 

幸福

 

 

ありがとう

祈る

 

ごめんなさい…

 

祈る

 

 

 

かなしくて

捨てられないのなら

 

きれいに

お洗濯しよう

 

そうして

修繕して…

 

ひとつ

手をかけたけど

 

途中…

 

 

明日

あたえられて

 

明日

こころ

 

みつめて…

 

それから

 

おもってた

 

たいせつなこと

ひとつ

できない…

 

ごめんなさい

 

ありがとう…

 

 

ただ

祈る

 

 

 

 

平和

かなえられるように…

 

 

 

今日が

無事に

終わってくれていて

 

倒れていませんように

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい