シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

遠すぎる

お経の

お祈りの

お仕度して

 

それをまえにして

正座

そこで

 

かなしくなってしまった…

また

お経おとなえできなくなり

してならぬ

おもえた

 

 

なにもかも

みんな遠いなあ

 

遠すぎるなあ…

シーちゃん

 

 

泣く

発作のように

つなげてしまうならば

 

制御不能になりかけてしまうのだから…

 

お祈り

こころに…

 

それでよい

 

仏教徒とも

なれず

むしろ

 

貪りの

悪だよ…

 

食べすぎてるんだから

せめては

 

わたしの

坐する

場所

お仏壇のまえに

すわって

食べよう

 

五観の偈

だけ

おとなえして

食べた

 

 

ちびの頃には

泣き虫

もはや病

 

やはり発作のように

自分では

泣きたくないとしても

泣く

泣いてしまって

 

それで

 

とても

苦しかった

 

苦しめられた

 

 

死のお片付け

終わらせて

 

あきらかに…

 

そして

 

ここまでの道のり

わたしは

立派には

生きてこられなかったけれども

そうだからこそ

 

立派に

死んでゆかねば

自分に

言う

 

ただ

まもられて

 

姉上さまの

慈悲にすがって

ただ

他力に

たより

 

いのち

つないできたのだから

 

おしまい

死する

 

死への

道のりは

 

淡々と

 

立派に

ゆかねば

 

 

捨てるべき

わかっていても

捨てられないもの

その裏には

 

やはり

逃げ

しか

ないなあ…

って

 

寒さと睡眠不足とで

とにかく寒気がする

 

それでも

いつもの

手で洗うお洗濯

一所懸命

一所懸命

していた

 

 

大物は

まだ少しは暖かなうちに

お風呂場で洗ってしまえたらなあ

おもうだけで

 

ぐったりしてしまってた

 

これ

破綻?

 

わからない…

 

 

とにかく

みんな

 

すべて

 

遠すぎる…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

お祈り

こころに

つないで

 

お洗濯していた

 

 

ふりかえれば

異変

すでに数年経過していた

過去のブログに知らされた

 

立派に

死ねるかなあ…

 

 

若くして

えて

天国へ召された

 

痛ましく激しい

苦しい

苦しい

闘病にあっても

 

慈愛の

笑み

 

いつも

わたしに

くれたこと

 

いつも

いたわってくれたこと

 

おもって

 

おもっている

 

パパも

そうだ

 

ママも…

 

そうだ

あの子も

 

あの子も…

 

 

どんなに

遠かろうとも

ひとつ

だった

 

食べられて

へんてこりんなご飯なのに

太るほどに

食べられている

いま

 

いま

きり…

って

 

ありがとう

食べた

 

ごめんなさい

食べていた

 

 

 

明日

あたえられたならば

 

また

お片付け

もの始末の

つづきを

できるように

 

死のお片付け

終わらせて

 

遠すぎるところへ

 

泣きたいほど

遠すぎるところへ…

 

 

祈ってた

 

祈る…

 

 

 

今日

無事に

終わっていますように

 

やすめていますように

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい