シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

壊したい

真夜中に

いやな予感…

 

はっ!

目が覚めた

 

オオオオォーッ!っと!待った!

 

ママ、ミトンの着ぐるみのにゃんこみたい右手で

経鼻胃管の栄養の、大事な大事なチューブを

 

ガシガシガシ!って

早送りみたいにかきむしり…

 

わたしに止められ

 

…!

 

で、即

無表情

知らんぷり

 

なんでやねん…

 

夜中に

ひっそり、こっそり

栄養のチューブ止めてるテープ

やり直す…

 

それから、うなされるママ

だいじょぶ…

だいじょぶ…

 

と、子守唄…

 

 

わたしにはいつもの

highの波が押し寄せ

 

夜更かしだー!

わーい!

って…

 

フローズンバナナヨーグルト食べて

中毒のチョコレート食べて

本を読みながら眠ってしまった…

 

もう

壊れてもいいさ…

 

何故か上機嫌のママ

また

降臨したかのような、お言葉!

 

ちゃんと…

わかってるの…

かんがえてる…

やさしいひと…

 

 

つながっても

くよくよしないで

 

理解できる言葉、言ってくれるなんて

まだあるなんて…

 

根気よく

ゆったりゆっくり

聞いてあげないと

すぐに無表情になる

 

いつもなかなか忙しいもんね

いろいろ

処置でも栄養でもお口ケアでも

訪問の時間までに間に合うように

 

今日は

日曜日

 

ママと

シーちゃんと

まったり

 

ありがとう

 

 

歩かない走らない弊害を考えて

階段DASH!で降りる時

踵をダンダン打ちつけることに…

破骨細胞をがんがん増やそう!

という魂胆なのだよ、ふふふ…

 

いまなら、体重増えてるし

 

ずっと

骨密度、成人女性二十歳の110%以上を

保っていたの!

なんで?

わかんないけど

 

今年は検査行けないね

だから

ぶっ壊して!

 

日光は?

お部屋には日が差さない

北向

朝少し外に出てみるか…

 

読んだ、本

 

泣いちゃったよ、何度か

共鳴した

この共鳴が

いつもママには、わかってもらえなかったなあ

 

弱い、って

駄目だって

 

親友が亡くなった電話も

ずっと後に教えるくらい

共鳴して

後追いするとでも?

不審死で

 

わたし宛てに手紙が残されていた

 

人は

何のために生きるのかなあ

わたしは

 

遠慮ばっかりして

 

自分を

圧し殺して

 

すみません

 

ごめんなさい

 

謝って

 

笑って

 

 

泣いて

 

 

こんなわたしを

姉上様は

強いと言う

 

ママには

弱すぎると言われ

 

 

確かに

夜中に

たったひとり

死にたくなっても

死にたい自分を掘り下げる

その闇を

心を

抉る

とことん

 

落ちて苦しんで

そうして生きて来たんだから

まだ

生きているんだから

 

 

弱さの果てには

きっと

何かあるから

 

生きててほしかったな…

 

苦しんで悲しんで

どん底まで

 

いっしょに

いてあげたかったな…

 

 

壊したい

自分

 

破骨細胞も…

 

明日は月曜日

 

また忙しいね

コロナウイルスにも

負けないで…

 

信じることを

つなげていくよ

 

 

圧し殺してた自分に

気づかせてくれて

 

ありがとう…

 

 

おやすみなさい