シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ひとつのこと

また女だった!

 

なんていう言葉を聞いて育った

らしい…

でも

それが

 

残念がってる言葉

とも知らないまま

 

気づかないまま

小さかったわたしには

もっともっと小さな弟ができた

 

巨大な赤ちゃん!👶

4500gの!!

もくもくお餅??

ぐにゃぐにゃしてて

 

とてもとても

かわいかった…

その弟が親になり

甥っ子クンが生まれたことは

パパママをしあわせにしてくれた

 

でも弟も

 

わたしも

この世にはいなかったのかも??

かなしい出来事を

胸に秘めて堪えて

生きてたママ…😿

 

 

運命?

って

信じる??

シーちゃん

 

 

わたしが

生まれたこの家で

ひとり

生きてられるのは

姉上さまのおかげ

それから

ママがまだ生きてたおかげかなあ…

 

この国は

北欧や諸外国のように

最期をたったひとりで

 

ひとりぽっちで天に召される

ということは断じて

あってはならぬ

悲惨なことで

 

パパが

緩和ケアという目的で入院した

個人病院の看護師さんたちには

たいそう

気をもめさせ

気苦労をおかけした…

 

その時は

ママも入院中で

認知機能が入院生活によって

さらに低下してしまわないようにと

時間を割いて粘って

会話が

ちょっぴり!でも

噛み合うまで…

 

ママの不思議な?会話に

相槌打って

笑って

 

ママが満足した様子になり

「さあ!もう帰ろうか!!」

って言うまで…

ベッド横でママと過ごしてた

 

帰ろう!

わたしといっしょにお家に帰る

って意味だったのだけれど…😣

 

片や

 

暗くした病室に

ひとり

こもってるパパ

差し入れた飴ばかり食べて

生きることばかり

或いは

死のことばかりで

頭がいっぱいになってるだろう

寂しがり屋のパパのこと

 

ずっと

おもっていた…

 

 

ママが脳出血で入院したこと

内緒にしていたので

パパ

いっときママとわたしを

憎んだようだった

 

俺は

いまにも死にそうなのに

なぜママの施設に毎日通うんだ?お前

 

幾度となく

責められた

 

パパに頼まれた片付けだってしてるんだよ~

って濁したりして…😿

 

パパよりは

あと少し長く生きるだろうママ

 

そのあらゆる機能を

これ以上落としてしまうことなく

 

緩和ケアのパパの看取りの瞬間にも

かならず

家族の誰かは立ち会い

間に合わなくてはならない

 

看護師さんたちも日に日に

焦ってきていて

毎日

付き添いは?と問われる…

 

せめて夜はと

面会時間過ぎても

パパとずっといっしょにいた

 

 

 

ママが

わたしを

忘れていったのは

そんな脳出血の入院中だったなあ…

ショックだった

 

姉上さまと勘違いされたら

姉上さまのふりもした

 

雪まみれになって

歩いて

 

泣いた

 

まるで

子どもみたいに

泣けた

 

ぐちゃぐちゃの顔で

びしょ濡れの頭で

「おっす!!☺️」

って

二重人格くらい?陽気に

パパの病室にたどりつく

 

こんなんで

察知しない親なんていないよね…

 

やがて

自分から

点滴止めてくれ…

と言ったのだけれど

 

浮腫みや尿量から判断して

しばらく点滴つづけてもらった

 

 

パパは

立派に

みんなにありがとう伝え

みんなに頑張れって言って

 

たった二日三日ほどしか

伏せずに旅立ってくれたのは

 

ママのおかげだ…

ママが

生きてたおかげ

 

パパとわたしと

禅問答みたい

生死と愛と

いのちについて語ったり

 

ママを愛してる??

っていう愚問には

 

男は

そういうことは言わないもんだ!

 

愛してる断言?

してくれたから

 

うん

伝えておくぅー!

ママはいつもパパパパ言ってるよ!!☺️

って言ったら

 

ふふん!

って

笑ってくれた

 

 

最後まで自力でトイレに行きたい

という願いから

ずっと筋トレしてたね

手すりにつかまって

 

死の間際に

パパは

つよい

と知った

 

禁煙断酒でも

つよさは感じてなくて…

 

 

わたしの親たちは

本来は

こころのつよい人たち

亡くなるまでの時間で

知った

 

 

けれど

人間だもの…

 

よわさ

の遺物を片付ける

 

吸い取られるし

アレルギー起きるし

病んだ…

 

自分のものは

 

万が一

わたしがここで亡くなったら

残された姉上さま弟が

 

わたしとおんなじように

かなしくなって

アレルギーになって

病んだりしないように☺️

片付ければよいのだ

という

 

考えに

やっとこさ

たどりついた

 

 

整理整頓って毎日毎日

何度も何度も

何年も何年も…💫

言いつづけてくれた親たち

 

片付いてて

きれいならば

かなしくないんだよね…

 

 

 

捨てよう!!☺️

って…

 

 

鼻水

止まらず…

 

お洗濯と

洋服の始末

 

 

冬の記憶

あの記憶たちが

 

雪が降るたびに

降ってくる…

 

雪が

かならず

消えるように

 

やがて

 

うつくしく

やさしい思い出になるように

 

 

たった

ひとつのことでも

やりきらないことには

 

止まった時間に

日に日に

おしつぶされてしまう…

 

不器用な

不自由な

よわいわたしだ…

 

 

小さなわたしを

最後まで

生きるため

 

片付けよう

捨てよう…

 

ありがとう

 

 

気温はまだまだ

冷え込むまでいってないけど

寒くて

へろへろ…なのだ

 

どうか

体調ととのえ

かならず今夜も

無事にいて…

 

寒さも

冬も

越えてかなくちゃ…

 

あたたかくして

ゆっくり

眠れますように…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい