シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

一日

不意に

突然に

ママの

さみしそうな姿が浮かぶ

いまだに…

 

いまだに

と言えば

 

まだ

居間の

ママが眠っていた場所に

お布団敷いて眠っている

雪の重みで

潰れるかも…

な場所だ

 

お仏壇と

引戸一枚隔て

お隣に眠ってるんだ

 

ママも

パパも

がんが

末期になるまで

発見されなかった

そのことを

 

どうして

とは

 

一度も

おもわなかった…

おもえなかった

 

そう

おもったところで

間に合うことなど

ひとつも

ないなとわかったから

 

感染症の時にも

脳出血の時にも

認知症の時にも

そうだった

 

なのに

どうして

 

あの

施設で

ひとりぽっちの

ママを

いつも

 

いつまでも

思い浮かべてしまうんだろう…

 

どうしてかなあ…

シーちゃん

 

 

姉上さまとは

ただひとり

つながってた

ただひとり

つながってたい人だった

 

隔絶した

 

迷惑かけて

生きていてつらい

 

あの時は…

どうして?いま

とおもった

すごい落ち込みの時だった

 

 

何事かが起きたら

どちらかが一方的に悪い

ということは絶対にない

以前

何度となく

姉上さまが言っていた

 

そうなんだ

おもった

 

善悪を

判定する習慣は

わたしにはない

でも

 

あの時

 

わたしが

一方的に悪なのだなあ

おもった

 

それで

つながっていないこと

姉上さまが

楽ならば

そっちが

よいなあ…

おもった

 

物理的に

通信無し

というだけで

 

一方的に迷惑かけて

一方的に負担かけて

それで生きてるのだ

わたし

罪が深い

 

動けず

こもり

ただ

生きてる

そのことには

変わりなく…

 

一日は

行と

祈りとなって

 

ひたすら

ひたすら

わびている

 

ありがとう

ありがとう

 

祈って

生きる

 

ただ

一日を

生きる

 

 

おもうことも

先のために

できることもなくとも

いま

今日

 

一日

生きる

自分を励ます

 

こころ

だけど

 

かるくなりたかったなあ

 

このお家は

異常なほど

物で埋め込まれてた

 

 

脳内の

どこか

混沌を整理する働きある

どこかが

 

壊滅的に

ぶっ壊されてしまわないうちに

なんとかして

あまりにも物で埋め込まれてた

この古屋を

 

ひとつでも

たった

ひとつでも…

 

這いつくばって片付けてきた

 

このところは

その片付けは

 

いつ

死んでもよいように

という

 

これも

ひたすら内向きな

かなしいような目標だけど

そこへ向かっている

死のお片付けへと

 

無理だろうなあ…

生きるって

無駄なもの

あいまみえるということかも

 

せめては

自分のものだ

 

ネズミ出現からは

追い込まれていた

まだ

 

脳の

どっかは

ずだずだなきもちがしていて

 

かなしい

かなしい

って

脳が

突然

へんてこになるのだった

壊れるな…

壊れるな…と言う

自分に

言う

 

ようやく

一日

一日

つないでるかなあ

 

 

かなしみの

ひとつは

お寺

行けなくなった

ということもあるけど

救い…?は

 

お寺さん

菩提寺の住職たち

親子だけど

 

心底

がっかりして

失望したこと

失望が

救いだなんて

まったく

救いが無いんだけど…

 

吹っ切れた

 

 

大般若会で金の話ばかりする住職

 

安い線香はすぐに喉痛くなる!

うれしそうに教えてくれた副住職

副住職は

いわゆる

みえる人??

なんだって…

自分で語ってた

 

それも

とても

うれしそうだった

 

スピリチュアルかあ…

 

なに

みえてるのかなあ…?

線香の値段??

がっくり

失望した

 

 

貧しい家いえを托鉢しなさい

仏教は

そういう教えじゃなかったかなあ

さみしかった

 

お線香

お寺さんに備えてるのは

国産の無添加なんだけど

これ大丈夫かなあ?とか

姉上さまに聞いたりして

 

心配したなあ…

ばかなわたし

 

 

大いなる救いは…

 

仏教の

仏道のことなどを

あの住職親子らに

まったく

ひとつも

訊ねていなかったことだ

 

そんな自分に

安堵した…

 

 

求めたいおもいがあった

ずっと

仏道をゆきたい

というおもい…

 

ちぐはぐで

薄っぺらで

 

なんかへん…

そこに

金と線香…

 

おもいを

伝えるべき相手では

まったく

ないこと

 

きもちが

こころが

本能で

 

脳で

察知してたんだなあ

 

ありがとう…

 

そんなお寺さんでの法要

 

コロナの感染爆発のさなか

法要なんて

強行する意味が

ほんの欠片さえ

見いだせなくなってた

姉上さまには申し訳ないけれど…

 

 

それで

悪なら

 

ばちあたりでよいなあ

もともと

ばちあたりのわたしだ

おもった

 

 

いまも

お寺に

ゆけない…

 

生きてける気も

一日も

しないまんま

 

一日

一日

つないでる

 

そういう時

ママが

あらわれるのだった

 

あの

施設のホールの

カウンターの端で

ひとりぽっちのママ

 

ぶつぶつ

ひとりごと言ってたママ

 

わたし

むしろ

認知症になったママが

大好きになったというのに!

 

姉上さまのおかげで

お家で

いっしょにいられて

介護ごっこ?できて

 

たのしかった

 

うれしかった

ママも

うれしそうだった

 

なのに

 

やっぱり

やっぱり

見下したみたいに?

 

同情してるんだろうか…わたし

いつまでも

 

かわいそう

なんて

 

どうして

 

ごめん

ごめんね…

ママ

ありがとう

と祈った

 

今日は

稲荷大神さまの日

いつか

姉上さまが美味しいと言ってくれた

包まない?お揚げさんのお寿司ご飯した

 

 

姉上さまと

ふたりで

ママの施設に通っていた頃は

わたし

ママをかわいそう

って

おもわなかったなあ…

お経のあと

気づいたのだった

 

 

誰か

こころ

通う相手と

 

同じように

 

同じ

光景を見て

 

同じ空間で

 

同じ

時間を過ごす

ということは

 

 

どれほどの

さいわいであったかを

あらためて

知った

 

 

 

ありがとう…

 

また

あの

さみしそうなママ

浮かんできたなら

わたし

姉上さまとふたり

いそいそ

 

にこにこ

ママー!!って

手を振って駆けつけた

あの時の光景を

ふりかえるんだ…

って

そうおもった

それで

また

 

ごめんね

ありがとう

って

祈った夜

 

支えてもらっていたんだから…

支えてもらっているんだから…

よいこと

うれしい

たのしいこと

つなげてゆくのだ

 

どんな自分も

わたしだ…

自分だけは

 

自分

うけとめてやろう…

今日の

 

いまの

この

わたしを…

 

 

昨夜

不要な衣類

切り刻んで捨てていたら

ポリエステルから

大量の化学繊維の細粒が散った

 

吸い込んでいるのだなあ…

もう

ポリエステルは買ってはいけないなあ

 

わたしが買ったんじゃないけれど…

 

わたしはもう買わずにゆこう

学習した

 

着られるのは

着ているけど

あとは

買わない

 

プラスチック

実は

知らぬまに

飲み食いだってしているらしい…

 

時代

そろそろ

変わらなくては

 

子どもたちの

未来が

生命が

危うい時代だ

 

戦争へと

戦いへと

向かっているなんて…

 

 

祈るしかない

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

祈る

 

 

自分

うけとめ

 

一日の

行持

つなげて

 

見つからなくとも…

 

こころには

ほとけさま

おられる

 

 

ありがとう…

 

 

しっかり雪が降って

手の指が腫れたまま…

 

暖気したら

雪の重みで

危険?🙄

かも…

 

自分の部屋

避難場所にしないと??

 

捨てよう…

捨てよう…

って

また

大量にごみ袋買ってきた

 

捨てよう…

 

くよくよの

へこたれの

 

ちっぽけな

さっきの

わたしも…🙂

 

いまの

わたし

生きる

 

ありがとう…

生きてる今日

 

いま

 

 

きれい…❄️

なんか

怖かった

あまりにも

 

きれいで…

 

 

今夜が

あたたかな

よい夜になって

 

明日には

まっしろな

 

まっさらな自分になって

無事に

目覚められるように

 

かならず

かならず

無事に…🙂

 

一日

 

一日

 

とことこ…

とことこ…

無事にゆこう

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい