シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

朝が

早い

 

眠り

わるくなって

 

ああ…眠れないな

目を瞑っていると

 

たちまち

朝だ

 

 

眠れてなくても

起きる

 

お仏壇に

ご挨拶し

 

お布団を畳む

 

 

寝不足の

ふらふらには

 

気をつけて…

 

気をつけて…

 

自分に

言う

 

 

際限ない

終わらない

不安と

 

絶望と

 

そんな

自分の

欲と

 

正しく

生きてゆく

すべは

 

すでに

与えられている

 

お仏壇のまえに

座り

おもう

 

ありがたく

祈る

 

 

たとえ

生ある限り

おしよせる絶望

不安

あったとしても

 

いま

生きてあること

自分

ありがたく

祈るのだった

 

ただ

立ち往生しては

 

一日

一日

生きて

つないでいる

おのれの

 

おろかさ

ちいささ

それさえ

 

あわれに

おもわれて

祈る…

 

 

そうと

わかったとしても

なお

 

立ち尽くしていても

 

生きてある

今日

 

いま

 

ただ

ただ

ありがたい

 

 

一日

って

まるで

 

無明

から

へと

 

一日

一日

あたらしく

生まれ変わっているみたいで

 

そんな

ほんの

一瞬の

ただの

一瞬の

 

きよらかな

こころ

 

一日

一日

 

一瞬

一瞬

いま

祈りと

与えられていること

 

おもう

 

わけもなく

泣けるんだ…

シーちゃん

 

 

ふらふらの一日

終わる…

 

 

 

道元さまは

泣き虫で

 

きっと

ひどい

怖がり…

 

おのれが

よわいがために

律を重んじたのだ

おもう

 

 

他力の

本願を

 

懺悔

反省

 

悔いる

ということに

包み

 

生涯

そのようにして

 

自分に

問うて

生きよ

お示しになった

 

ありがとう…

 

 

人は

誰しも

とても

よわいから…

 

 

たとえ

一瞬の

でも

 

 

無明を

破り

 

祈る

 

 

平和を…

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

なんにも

ひとつも

ほしいものなんてないなあ…

 

 

ひとびとの

こころに

 

この

世界に…

 

たとえ

 

一瞬でも

 

平和が

訪れて

 

やすらかに

 

おだやかに

 

安心して

いられるような

 

与えられて

 

祈る

こころ

与えられて

 

 

祈り

助け合って

 

生きてゆけたらよいなあ…

 

 

ちいさくても

 

とどかなくても

祈る…

 

ただ

助けられて…

 

慈悲に

すがって

 

ただ

生きてる自分にさえも

 

祈り

与えていただいた

 

ありがとう…

 

 

 

一日

一日

無事に終わって

 

いま

一瞬の

安心と

いられること

 

祈ります

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい