人は
自分が見たいものしか
見ないのだ
という
その言葉
え?
そうなの??
ってなって
何かで読んだ記憶
ずっと
残ってるんだけど
それって
なかなか
ほんとうのことなのかも?
って
ここの
お家の
お片付けして
数年
いまだに
きれいには片付いてなくて
とうとう
ネズミまでも出てしまって…
いまさら
みたいに
何度となく
人は見たいものしか見ない
そうかもな…
シーちゃん
と
回想したり
はたまた
まだまだの一帯を眺めては
ため息か
深呼吸か
わからない
やめなよ…
過呼吸になるよ…
な
危ない呼吸しながら
人は見たいものしか見ないんだ
と
頭には
こだまするので…
ふらふら
もやもや頭
ますます加速し…
なんにも!
見えなくなって
手が
止まって
疲労感
ばかりが
まるで
埃のように堆積してくような…
カビ部屋の仏間で
お祈りも
ご飯も
わずかの楽しみ
も
してる
体に
目一杯わるい!!
でも
こころには?
わかんないけど…
いたいとこにいよう…
と
おもう
パパが
ものいっぱい買い込んで
ため込んで積み上げてた
あらゆる場所には
きっと
夢いっぱい!!
詰まってたんだな…
パパの目には
ぜんぶが
宝で
夢のためのものたち
だったんだな…
って
パパ
おもい
パパの
夢
おもう
お買い物だいすきなひとは
そして
捨てられないひと
は
おそらく
夢見がちなひと
なんだな
って
おもう
荘厳道具のひとつ
和尚さまが座る座布団
カビてしまった座布団
見ては
ずっと
ため息
悩んでて
病みそう…
側生地
解いて
綿を剥き出しにしてみた
おもったとおり
注文の座布団で…
この
綿の色調から察するに
洗った綿とおもわれる
それを
ふたたび洗い上げて
乾燥させて
新しい綿
足して
打ち直して成形して
側生地を取り替えて
は
お布団屋さんのお仕事だなあ…
とにもかくにも
第一に
忘れてならないのは…
カビてしまった
という事実だ
専門の職人さんのお仕事ならば
専門の機械があり
高温洗浄もされて
生まれ変わったように!
ふかふか
どっしり
清潔な
立派な
荘厳道具としての
和尚さまの座布団
へと
ふたたび
再生してくれるんだな…
と
もう
和尚さまは
来ないよ…
もう
そうやって再生しても
よろこんでくれるひと
生きては
いないよ…
と
この目に
カビてしまった無惨な座布団
これでもか
と
焼き付けた
西陣織の側生地は
耐久性保持のためだろう
化繊混紡の錦糸のようだ
側生地
だけでも?
残す??
また
ため息…
専門
と言えば…
ママまだ生きてて
お家にいた頃
洗濯機が
やっぱり結露して
水漏れ?騒動??
で
急遽
メーカーのエンジニアさんに来てもらい
点検してもらった時の
料金
専門のエンジニアさん
なんだから…
一万円ちかくかかった
故障じゃない
使い方の問題
というか
そもそも
家電製品は
地下水を利用して
使用するようには設計されていない
という結論を得て
そう言いつつも
上からの物言い
じゃなくて
すみません
と
申し訳なさそうにしてて…
わたしも
すみません
ものを知らなくて…
と
お互いに
謝っていたのだった…
結露
って
お家の寿命も
ちぢめ
家電製品の寿命も
ちぢめ
地下水の
汲み上げ過ぎは
地域の地盤
土地の強度
脆弱にして
やがては
地球
ぜんたいの…
と
果てしもなく
おもい
また
ため息
ついた
保証期間超過したけど
洗濯機は
脱水機?として
ぶっ壊れるまで
使おう
とおもったら
ちょっと気が楽になった
エンジニアさんのアドバイスは
修理して費用かけても
不安なまま
また地下水で使用するとしても
壊れたら
もっと安価なラインの製品にするか
いずれにしても
浸け置き洗いや
槽洗浄は要注意
なるべくしないで
ということだった
あの時
水漏れ騒動で
びしょびしょの床が乾くようにと
ずっと回していた古い扇風機の方
何度となく見てたエンジニアさん
帰り際に
この扇風機で火事にならないように!
十分に気をつけてください
と
真剣な目をして言ってくれた…
人は
見たいもの見て
生きてるんだ…
今日は
雨になって…
いのち
削ってまでも
虫がなく…
もの捨て
もの始末で
すっかり
おじいちゃん?な手
に
変貌遂げた
この
両手
見てた
肘から下は
まるっきり
おじいちゃんな手
この手で…
もう少し
もう少し
がんばれますように
いつにもまして
しんみり
神妙に
一心に
祈った…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
つなげなおした
天国の
友への
お数珠
数珠ネックレス
なんだけど…
とても
かわいらしく
とても
あのこらしくなって
お祈りも
ご飯も
お隣に
いてもらった
そうして
ちょっぴり
安心
を
もらった…
ありがとう…
わずかの楽しみ
は
お数珠ネックレス
や
救った古着物
ぜんぶは
ほどかず
この世に
ひとつきりの!
一生
いっしょにいられる
なにか
へと
変身させること
ちくちく
手縫いで
さらには
あまりにも
時間を費やすことなく
着て歩いて異様?でもなく…
まあ!すてき!!
を
完成させること
ひとつ
は
できた…
ありがとう
一所懸命
洗って
やがて
捨てる
じゃ…
救ったことには
ならないもんな…
お裁縫名人の
パパのお母さん
おばあちゃんの
おかげだ…
ありがとう
へとへと
くたくた
ふらふら
でも
お針は
できる
ありがとう…
好き
を
見て
ため息は
深呼吸に
楽しみ
は
実り
に…
救急車が多くて
疲れが
むしろ
つのる涼しさで
倒れないように
眠れてるように…
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい