シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

はなつ

ひとり

 

だけど

 

 

ともに

 

ともにゆく

いっしょに

 

となりに

 

まえに

うしろに

 

ともに

いてくれて

 

ともに

ゆく

 

光明

 

あかるい

あたたかい

ひかり

 

 

それが

信ずること

 

祈り

 

生きてゆく

ということ

 

 

かなしみが

 

くるしみが

 

涙が…

 

 

笑いが

 

ただ

ともに

そこに

 

そばにあった

いてくれた記憶が

 

笑顔の

記憶が

いつしか

 

あたえてくれた

ちいさな

ひかり

 

光明

ゆく

 

 

ちいさくとも

 

みえなくとも…

 

 

消えることない

ひかり

 

ともに

ある

 

ひとに

 

わたしに

 

ひとりのこらず

 

誰にも

 

ひとりも

欠けずに

ある

 

 

 

はじまり

おしまい

 

いま

 

いま

 

いま

この

 

いま

しか

 

わからない

いのち

 

生きる

ということ

 

いま

生きてゆくため

 

あかるく

照らしてくれる

 

ともに

いてくれる

光明

 

ありがとう

 

 

 

 

祈る

 

 

平和を

ねがう

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

何百年とつづく

お寺さん

もう

ゆけなくなった檀那寺…

 

こちらは

北の果てゆえ

この国ぜんたいの

鬼門

とされてしまい

 

その昔

都から

たくさんの

たくさんの僧たちが

つかわされて来ては

たくさんの寺を建立した

 

そして

辺境の

過酷な自然に翻弄される

この土地に

ともに生きてゆくことで

 

おのずと

寺院

僧として

だけでなく

 

もっと

ちかく

もっと

泥臭く

 

祈りは

神仏習合

神仏混淆

というようになってゆき

密教のようになってゆき

 

祈祷や

ひとびとの癒し

こころの慰めや

 

時には

自然の猛威に

為すすべ無く

 

ただ

ともに

いただろう

僧たち

おもう

 

 

その

生き残りである

お寺のお坊様

 

お元気に…

 

無事に

 

いつも

おもう

 

 

すこし

 

というか…

おおいに

 

絶望してしまいそうにはなったけれど…

 

いまだに

お寺

かなしみの場所みたいで

 

ゆけなくなってしまって…

途方もなく

果てしなく

遠く

ただ

遠く

おもわれては

 

かなしいけど…

 

無事

平和

ねがう

 

 

ともに

ひかり

もとめるひと

として

 

照らされてゆく

ひとり

 

祈り

ねがう

ひとり

として…

 

どうか

嘆き

怒り

無く

 

手放して

 

あの

ひたすら祈ってくれていた

年老いた檀信徒のひとたちや

 

姉上さまのように

こころに何かしら

おもっても

秘めて

かしこく

しずかに

 

仏事として

淡々と

誠実に

お寺を支えているひとたちを

 

その

ひとり

ひとりの

 

世界の

 

安寧を

 

平和を

祈って

 

ねがっていてくれたらよいなあ…

祈る

 

 

師走

 

十二月

 

 

ほんとうに

かなしいな…

シーちゃん

 

 

救済

とは

 

救い

とは

 

銃後の物質を

金品を

送りつづけること

なんかでは

 

けっして

ないのに…

 

そのことで

 

さらなる

争いの渦

おきてゆく…

 

どうか

平和が

かないますように

 

 

おそろしい

負の

不気味な力の

どこかに

いま

 

ひかり

あたえられますように

 

ともに

いま

生きる

ひと

 

ひとり

 

ひとり

 

ひとには

それぞれ

その内に

 

おんなじ

おんなじ

ひかり

あたえられている…

 

祈る

 

 

 

争いも

戦争も

 

犯罪も

無くなりはしない

誰かは

言う

 

罪深い

ひとの

ひとり

として

 

もう

罪を

かさねないように

わたしは

わたしに言おう

 

もう

あかりを

うたがうことなく

 

いま

ありがとう

ゆこう

 

 

ありがとう

祈る

 

 

ありがとう…

 

 

 

パパママ

熱心に

おまいりしてくれてた

弘法大師

 

お大師さまと言ってた

空海上人の番組

録画していたり…

 

こないだの

隠れキリシタンの末裔が

仏教寺院を救ってくれたことや

 

この国に

伝わって

 

いまも

きよらかに

ただしくある信仰の

であるならば…

 

つづいて

 

つながって

 

のこされてゆくこと

ねがう…

 

隠れキリシタン

隠れ

と言われて

 

キリスト教であって

独自の

信心とあった

という

 

ひとり

ひとり

それぞれの

ひかりとあったのだ

 

隠れ

呼ばれた

くるしみのひと

 

おもう…

 

 

ありがとう…

 

 

いちにち

いちにち

無事に

終わり

 

いま

無事に…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

こころ

平和に…

 

やすらかに…

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい