シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ひとりゆく

あなたの格好は

もうふつうになったね!

 

って

 

これ

ほめ言葉

 

姉上さまからの

 

そう

言われて

 

ほんとう?

って

 

うれしくて

 

ちゃんとしたひと

なった?

 

見た目

だけでも

ふつうに

見えてる?

って

 

にこにこした…

いつかのわたし

 

姉上さま

どんなへんてこりんでも

 

わたしに

似合いそうなセーターや

カナリアみたい黄色いマフラー

 

そんな

ひとつ!の

 

どこにも

売っていない

ざくざく太い

きなりいろの毛糸の

透かし編みセーター

 

ひとめ見て

ちかちかする

まっきいろの!

ながいながーいマフラー

 

あっというま!!に

編んでくれたり

 

突然

仮装?

girlyに

めざめたときには

 

赤毛のアン風の

ふわふわギャザーたっぷり

 

裾回りには

まっしろレースつきの

ペチコートのぞかせて

足首

ちょっとみえる長さで

 

女の子!

でしかない

っていう…

 

この世に

ひとつ

pinkの小花柄の

cotton skirt…

 

いちにちで!

一晩で!!

 

縫い上げてくれたり…

 

なんか

 

ママと

おんなじこと?

いいや…

ちがうな

 

ママは

わたしに似合う

まったく

考えてくれない主義

 

いかに

清楚に

 

まっとうに?

 

よいこども?

世間さまに

みられるか

 

そこが

たいせつ

って

 

おさなこごろにも

そう

わかっていたから…

 

なんにも

言えなくて…

 

けれども

 

やっぱり

ただひとつ

うれしくて…

 

そんな

ちょっぴりは

どっかは残念

ものたちだったから…

 

 

あの

だいすき!!

ばっかり

 

姉上さまmade

 

似合おうが

似合うまいが

まったく

へっちゃら

 

夢が

かたちになったものたち

 

みてるだけ

でも

素敵

 

うっとり

だったんだよ

シーちゃん

 

って

 

寒さ

極限?まで

 

棄ててゆく

かたちにする

お片付けした

 

鼻水…

 

 

ひとりゆく

ひと

 

さいの角のごとく

ひとりゆけ

 

みほとけ

言っているなあ

 

ただ

ひとり

ひと

 

 

そうして

 

 

よきひと

 

よき友に

 

会うためならば

 

困難

ものともせずに

かならず

会いにゆくべし

 

そうだ…

 

そうなんだった

 

 

お家は古屋

明日は

ないかも

 

そういう家

 

もう

あたらしい日常は

自然

 

もう

ひとに破壊されていて

 

いつ

どんな災害きても

おかしくはないんだ…

 

ひと

いま

だけが

 

現実

 

ある

もの

そして

 

すぐ

消えるもの…

 

 

はじめに

お片付けは

勇気凛々のため

 

そこが

はじめ!

って

 

ごちゃごちゃの

魔窟

混沌

 

それらに

 

うしろ髪ひかれない

それだけのため

だったんじゃないか…

って

 

 

イエス・キリスト

わたしたちの罪によって殺された

 

よわいわたしは…

 

それに

たえられなかった

 

求めよ

されば

あたえられる

 

という

 

そこも

 

では

求められぬひとは…

 

それで…

 

ああ…

よわい

 

って

 

わかったのだった

 

たとえば

源氏物語

 

どの小説家の現代語訳も

読みきれたためしがない

 

レイシズム

ルッキズム

 

嘲り

詰り

謗り

 

幼児愛

 

執着…

 

ばっかりかあ

って

曲解に

とらわれ

 

古典の授業も

逃げたくなったなあ…

 

 

 

ひとりゆく

 

そう

おもう

 

いつしか

ありがたく

おもう…

 

 

ありがとう

ありがとう

 

お布団でも

眠れるまで

言う

 

めざめ

 

瞬間

 

ありがとう

言ってる

 

ありがとう

つなげてる

 

ひとり

 

神に

佛に

 

パパママ

ご先祖さま

 

お浄土のひと

 

天国のひとたち

 

たいせつな

天国の

友…

 

 

自然へ

 

すべて

 

すべて

 

ただ

ありがとう

言ってる…

 

 

自然

 

自然界の

いきもの

ひと

 

生き残りかけて

 

いかようにも

変化して

 

進化してゆく

いきものたち

 

ひと

のみ

 

いまだに

 

殺しあってしまう…

 

傷つけあってしまう…

 

 

如浄和尚の

居眠り僧を

拳にうつ

というのも

 

なんてこと

おそろしい

って

 

そう

おもったんだけれど…

 

中学生の頃の体罰

おもいだした

 

連帯責任と言われ

無作為の班の

ひとり

ふざけたなら

 

班全員

男性教師の

拳で

 

みしっ…

 

 

音するぼど

 

うたれた…

わたしも

 

泣き虫

だけど

泣かなかった

 

泣けなかった

 

凍った…

 

 

そうして

その教師は

 

拳も痛いんだ!

 

そう

言ったのだった…

 

おもいだした

 

お片付け

 

けれど…

 

おもいだした

ということは

 

忘れた

って

 

過ぎた

って

そういうことだなあ

 

あの教師も

お浄土に

修行してくれてるなあ

って…

 

 

 

よみがえるもの

 

いつも

こころに

あるもの

 

いてくれるもの

 

ゆこう…

 

ひとり

ゆこう

おもった

 

 

弱者

 

でも

くらべないわたしは

 

わかんないんだなあ…

 

 

 

姉上さま

よくぞ

へんてこりん

 

たえて

 

たえてくれたもんだなあ…

って

 

言われて

わかった

へんてこりん

 

へんてこりんでも

 

へんてこりんの夢

かなえてくれてた

姉上さま…

 

 

ただ

 

ただ

 

ありがとうだなあ

 

ありがとう

仏間

あたためて

 

お祈りした

 

 

ありがとう…

 

 

 

こだわってもいないんだけど…

 

寒さ

限界まで

もの捨て仕度できた

 

しあわせ…

 

 

ありがとう

 

 

ひとりゆく

 

わかること

 

のみ

 

佛の道

だけを…

 

ありがたく

念じていた

 

 

 

祈る

 

 

 

今夜

 

いま

 

無事に

祈っています

 

ひとり

こころ

平和に

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい