国王でなく
民に
国
あずけたなら
まかせたならば
平和
かなう
って
そう
言ったのは？
カント？
国民を信じる？
って？
ニュース
完全封印してた
だれも
だれひとりも
いらないもの
無用の
もの
朽ちてゆくなあ…
かなしいなあ…
って
毎日おもう
つぶされてしまいそうに
おもう…
これらを
ながいこと
一生懸命
洗ったり干したり
また
きれいに
たたんだりしてた
数年
確実に
朽ちてゆくなあ
どんなに洗っても
芳香系洗剤などの
マイクロカプセル
落とせなくて
経年で
においも
落ちぬままに劣化…
捨てようねえ
シーちゃん
って
一生
おわらないよ！
って…
泣けてきたけど
また
ひとつだよ
って
ひとつ
つなげてた
途中
食べて
食べたいもの食べて
といっても…
食べても
贅沢とならぬもの
身に
この身に
ふさわしいもの
と
おもう
むさぼらず
飢えぬほどに
食べるのだよ
と
おもう
そのためのもの
そういうおもい
と
食べているもの
なんだけど…
食べて
食べて…
すりすりしてる
まるごとのお茶
きな粉やスキムミルク
甘酒や
おろし生姜
いろんなもの混ぜては
いろんなラテにして
たくさん
たくさん
飲んで
すこしの
休憩して
なんとか
なんとか
自分
ふるいたたせた…
まとめて
きちんと
うつくしく
と
始末し終えると
指の先が
みんな
がさがさ
彫刻刀で削られたみたいに…
軍手で作業すると
かならず
こうなるのだった
それでも
ひび
しもやけ
すこしは回復してくれてて
血がでてたりは
なくなってたので
へっちゃら！！
なのだった
そうこうして
もう
夜になってた
あれ？
たいせつな
ご飯は？？
もう
おそいよお…
でも
これも
へっちゃら
ママと
いさせてもらってたときも
真夜中へんてこご飯が恒例？
いつだって
食べる…
ごめんなさい…
と
懺悔しながら
食べるのだった
ごめんなさい
台所で
異音？？
おっきな
おっきな
おおきすぎる冷蔵庫
このところ
脱臭運転ばっかりしてて…
そのたび
危険なような？
おかしな音がする
んだけど…
わたし
も
無用
の
役たたぬもの
であって…
明日
ないかも
なのだなあ…
と
おもう
そうして
お家は…
生家とは言え
姉上さま弟の
お家となったんだろうから…
住んでいて
よいわけでないのだろうなあって
ここに
姉上さまの
慈悲に
ただ
すがって
いさせてもらってるんだなあ…
そう
おもえば
なにひとつ
も
先
これから
ましてや
その仕度
ここに
すること
よりも
捨ててゆくこと
それが
いちばん
よいこと
と
おもう
朽ちて
おもたく
おもたく
いつまでも
どこまでも
つみあがったままの
つめこまれてるもの
無用のもの
ひとつ
でも
かるく
かるく
することが
希望へ
あかるいところへ
光へ
ちかづく
一歩
だなあ…
わたしの
勇気りんりん
へ
身軽に
身を
捨てる
そこへ…
この
ひとつ
が
たった
この
ひとつ
だけ
が
ちっぽけだけど
とるに足らないけど
一歩なんだ
って
おもう
ありがたく
ありがたく
ありがとう
と
捨てよう
と
おもう…
新聞の始末してて
とっても
驚いた
もう一度
あの記事
読みたい…
と
何度も
おもっては
切り抜いておかなかったの
残念に
何度も
おもいかえしてた記事
ぱっ！
と
それだけ
目の前に
ひらけた…
うわ！！
って
ありがとう…
って
お祈りした
ありがとう
ありがとう
みんなに
お浄土の
みんなに
言った…
ありがとう
日中2℃
は
あったかい？
零下とは
まったく
ちがって
とっても
ありがたかった…
ありがとう
無用
無力
の
わたしに
みほとけ
おもう
こころ
あって
ありがたく
ありがたく
祈った
祈る
夜
無事に
平和なこころと
いてくれること
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
