星
星
星
月は
かくれてた
月を
さがす
こころ
月をさがす
そのような
こころの
いまだ…
と
おもい
ありがとう
って
夜空に
言った
どこまでも
どこまでも
ひとり
そんな
自分だなあ
そういう
道のりなんだ
慈悲に
まもられて
なに
ひとつ
も
ありがたいなあ…
って…
ありがとう
ごめんなさい…
天
仰ぎ
祈っていた
ありがとう
年末
更新されたっきり
途絶えていたブログ
あの
猫貧生活さん？
マーちゃんと
お元気でいてくれてるかなあ？
って
まいにちブログ
のぞいてみてた
なんて…
失礼
ごめんなさい…
勝手に
親しみと
猫愛と
愛とで
そう
呼んでいるブログ
よかったにゃー
更新された…
シーちゃん
って
まるで
音信
途絶えた親友から
また
不意に
届けられたお手紙
みたいにおもって
どきどきしながら
読んだ…
猫の
マーガレットちゃん
ともども
生きていてくれてた…
ありがとう！
伝えてくれて
って
まだ
どきどき
最後の猫…
そんな表現の
言葉の
重み
最後の猫
わたしの
腕まくら
かならず
一年中！
腕まくらで眠る子で
都会の真夏に
クーラー無し
西向きのアパートの二階
腕まくらして
ぐっすり
ぐっすり
眠ったっけなあ…
わたし
すっかり
安心して
ぐっすり
眠ってたなあ
って…
どうか…
ひとり
と
一匹
その
時間が
一瞬でも
ほんの
またたき
ほどでも
つながって…
つながって
ずっと
いっしょに
いられるように…
って
祈ってた
お祈りしよう
最後の猫の
おしまいのときまでの
せつなかったけれども
たいせつな
いとおしい
いとおしい
時間
星
数えるみたいにして
たどってた
たのしくて！
せつなくて…
猫の子の
一所懸命に
胸
うたれて
ならっては
一所懸命
一所懸命
お世話して
いっしょにいた
まだ
この胸に
生きててくれてるんだなあ…
まだ
きっと
夜には
腕まくらしているねえ…
って
あの
かわいらしい
後頭部
おかっぱ頭？
寝癖？で割れたみたいな
ちっさな
かわいい
おかっぱさん
おもう
おもう…
女の子？みたいな
ひわやかな
華奢な子
おもう
おもう
夜
寒い…
けど
三月
春
なんだ
って
暖房デロンギもstopしてた
そしたら
耳のしもやけ
また
破れて流血…
手指も
それに
ならう…
心身
冷えて
冷えているなあ…
って
おもうと
永平寺は？
道場は？
とか…
ひわやかな？
女子っぽい？
道元さまだけど
おそらく
心身
鍛え上げられてて
堅固
だったに
ちがいない
そうでなかったら
あれら
膨大な
綿密濃密な
書物
残すことは
書き上げることは
到底
できなかったろうなあ
と
とどかぬ
星
月
さがすように…
すこし
すこし
と
読む…
脱落
が
とどく
ということ…
ゆきつくところ
自己の身心
および他己の身心をして
脱落せしむるなり
仏道をならふといふは
自己をならふ也
ならい…
わすれ…
脱落し…
到底
とどかぬところ…
手放してゆくんだ
せめては
せめては…
ひとつ
ひとつ
と
かるく
ひろく
あかるく
と
祈った
平和
ひとりの
こころの
平和…
あの
ひとつと
おなじでない
星
あの
かがやき
あのように
かがやいて
つながってゆくこと
祈る
夜
ほとけ
ならうのだ
自己を
ならうのだ…
今日
無事
終わっていますか…
平和な夜
平和な
こころ
祈ります
明日へ
つながってくれるように
かならず
かならず
無事にいてください
倒れないように…
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
