夢で
見てしまった
眠るまえに読む本
おおいに
吟味するべき
と
真夜中
どきどきしながら
しょんぼりしてしまった
それで
やっぱり
そのまま
起きてしまった
雪が…
お彼岸
雪の朝だよ…
寒いよ
シーちゃん
って
今日は
お花ちゃんは?
どうする?って
これ
いつもの独り言
いつもの
パパへの
問いかけ
なんだけど
このところは
かなしいねえ…
も
言ってしまうなあ…
ごめんなさい
も
かなしいおもいさせて
ごめんなさい
も
つづくのだった…
ごめんなさい
磔刑の
ひとびとは
あざけり
わらった
ひとを救えるのなら
自分を救ってみろ!
と
いつまでも
ののしったという…
悪夢
ひどい夢
だけれど…
わたしも
ひとだなあ…
へんてこりんでも
ひと
その
ひとの
ひとり
ましてや
おろかなんだし…
と
かなしく
こわくなった
群れて
つるんで
その
わらうひとのうちの
ひとり
で
あったのかも
いま
現に
そんなひとり
であるのかも知れなくて
こわかった
こわくなった
孤独
ひとり
群れず
つるまない自分とは
自分を
自分で
おそれているんだなあ
って…
かなしいきもちと
ありがとうと
あたえられた今日の
よろこびと…
神さま
仏さま
お祈りした
昨日の
お祖師さまがたの
ひたすらの
ねがい
たいへんに
きよらかな
おもい
忘れず
いよう
胸に
刻み
ゆこう
と
おもった
みほとけ
の
ように
そのように
生きる
と
誓ってくれたのだ
みほとけのように
いつまでも
いつも
添って
どこまでも
祈っていてくださるのだなあ
と
しみじみと
ありがたくおもった
お片付けしてて
もの捨て
つらいなあ…
しんどいなあ…
かなしいなあ…
となってしまって
お釈迦さまのように
というならば
どれほどの
忍耐が
いるのだろうか…
と
はずかしくなった
悪夢の
きっかけとおもわれる本
枕元の
すでに
読んだ本
なのに…
おそろしいくらい!
記憶なかった本を
昨晩
読むともなしに
繰って
それから
眠ったんだけど
悪夢に
なったのだなあ…
悪夢としても
夢を見て眠っていたということは
しっかり眠れていたということで
寒い
雪の朝
まっくら
からの
いちにちを始め
祈り
つないだ
ありがとう…
つまらないことを
耐えていたっけなあって
ちょっと
ここにきて
まったく体力なくなっていて
もう我慢してられないかなあ?
って…
芳香洗剤の香り抜けない
姉上さまのお下がりの服
普段着なんだけど
極寒耐えるためには必須!
って
毎年着ていたんだけど
じんわり
具合わるくなるなあ
を
ずっと
ずっと
耐えて
我慢して
重ね着で
着つづけてきたんだけど…
夜には
なんだか
ほんとうに
倒れそうに
ぐったりしてしまうようになったのだった
静電気にも
めちゃくちゃ弱くて…
ずいぶん
くたくた
まで
着つづけたんだし
ありがとう!
ごめんなさい…
ありがとう…
って
代わりの普段着
買ってもいないのに!
でも
もう
捨てよう
って…
落武者紋付き羽織も
あんまり
ぼろぼろで
かなしすぎるせいで
ただそれだけの理由で
きっと
ママが自分で
処分できなかっただけ
と
ごめんなさい…
と
リメイクするの断念した
そして
そして…
もみ
というの?かなあ?
ものすごい紅に
金箔の金彩の
お振り袖の
長襦袢とか…
水通ししたら
猛烈
色落ちする…
こわいこと
手放してゆけ
と
自分に
言ってた
なんだか
かなしい
こわいこと
から
手放してゆこう
寒い
寒い
いちにち
夜
無事に
平和に
と
祈っています
こころが
あったかくなって
こわいこと
いっさい
おもいもしないように…
おだやかに
ありますように
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい