シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ありったけを

祈り

つながって

 

とどくと

よいなあ

 

突然

 

つまるときがある

 

いちにち

いちにち

何度となくある

 

こみあげて…

 

わっ

泣けることもある

 

 

泣いた者は命をつないだ

って

 

フランクルが言ってたなあ…

 

 

ありったけを

 

ありったけを

こめて

 

ただ

ひたすら

祈りをつなぐ

 

とても

疲れているのは

わかっているけど

 

疲れる

にも

罪悪感

くるなあ…

 

ちょっと

へんてこりんを

こえてしまってるかなあ…

って

 

もう

人間じゃないみたいな…

 

なんか

いたたまれないとか

申し訳ないとか

そんな

きもち

 

こえて…

 

なにか

なにか

わからぬもの

 

あふれてしまってるみたいな

 

かなしい

いちにち

 

とても

くるしい

いちにち

 

でも

 

夜になったよ

シーちゃん

 

湯たんぽのお仕度した

 

あったかくなった…

 

ありがとう…

 

 

今朝

早朝

寒気がひどくて

眠れていないせい

とおもう

 

あの小冊子の

二月の随想に

 

わずかな暖房と

ありったけの着物を重ね着して

耐えた冬がようやく終わりを告げ…

あったなあ

と…

 

永平寺

どこかの

修行道場の

 

祈ってくれている

ひたすらの

こころ

つなげてくれている

僧たち

おもった

 

わたしも

こえられた

って

 

ありがとう

祈った

 

ありがとう…

 

 

もの始末の基本

らしい

まず収納家具を減らす

を実行したことで

 

はからずも

 

もの最初に

すべて出してみること

現実に

かなってしまい…

 

もう

山となったものたちを

目の当たりにしてしまい

 

眩暈した

 

おそろしくて…

 

 

この基本

一度もできていなかったなあ

その量に

 

あらためて

呆然とした

 

いちにちやそこらで

到底

終わりそうもなくて

 

明日はないかもなのに…

って

 

また

ひとつひとつ

捨ててゆく準備してた

 

 

もっと

もっと減らそうと

読み返したりして

 

暴言?

っぽいとしても

ようなもの

根底に

あれば

 

おっかなくないんだなあ

って

おもったんだけど

 

お医者同士の

指導医と研修医の会話で

 

精神科には三つしか病気がないぞ

指導医が研修医に言うのだけれど

 

泣き言たわ言寝言

って…

 

それって

 

泣き言もたわ言も寝言も

言わない人間は

いないなあ

って

 

とにかく

それらを

 

ひたすら

ひたすら

きく

という

 

そういうことなんだろうなあ

って

おもったら

 

こころのこりあった

あの

もう

会わなくなってしまった女性

スーパーで出会った

年かさの女性のこと

おもいだされて

 

ただ

お話

よくきいていたこと…

 

そうしか

できなかったこと

 

おしまいの日に

もっと

もっと

ふかく

きいてあげられてたら

よかったんだけど…

 

自分が

こんな

よわってて

 

混乱

混沌

あって…

 

ごめんなさい

 

無事に

祈った

 

そんな

彼女を

見かけなくなった

って

心配している女性に

声かけてもらっていた

 

ふたりで

心配してた…

 

そしたら

 

そのひとに

 

あなたに会えることを

たのしみに生活します

 

そう

告げられて

 

びっくりした…

 

 

 

 

ありったけを…

 

ありったけの

 

おもい

 

 

一所懸命

一所懸命

生きて

 

祈り

 

ひとつ

つないで

 

生きて…

 

生きて

 

ありがとう

終われるように…

 

 

 

もう

眩暈おきるほど

かかえていたら

おっかなくなるばっかりだ

って…

 

 

明日

あたえていただいたならば

 

また

ありったけを

つなげて

ゆこう

 

祈る…

 

 

ありがとう

 

 

無事に

終わり

 

いま

ゆっくりと

おだやかな夜

むかえられていること

 

祈ります

 

 

いちにち

いちにち

無事に

こえて

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい