シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

不殺生と恐怖

あらぬ音たてている

風にあおられる古屋

 

いまにも

どこか壊れそう…

 

突風になって

 

瞬間的に吹く

不気味な

あたらしい日常

 

でも

今日は

いちにち

おかしな風が

瞬間的につよく吹き

 

いちにち

つづいてる…

 

ずっと

はらはら

どきどき

 

 

恐怖

ひとつ

くると

 

つぎつぎ

たたみかけるように

つぎつぎときてしまう

 

こわいなあ

シーちゃん

って

 

 

ああ…

ひとりぽっちだなあ

って

 

 

 

朝いちばんに遭遇した虫

 

逃がしてやろうと

しばらく苦戦して

結局

隙間に

逃げ込まれた

 

へとへとになった

 

不殺生

殺さない

殺せない

 

ただ

恐怖からだ

 

また

絶望みたいきもち

やってきた

 

 

 

夏は

苦手の塩分を

なるべく摂る

 

死なないため…

 

 

自分の汗の成分で

自分の皮膚や粘膜

傷め

常在の

自分の菌にまける

アレルギー体質

 

昨日

取り替えられた崩壊したもので

また

アレルギー

 

あたらしい症状?

水ぶくれ?

なんか変な水疱

つぎつぎできて

破れた

 

口まわりも割れた

着替えでは耳の付け根も…

 

眠れなくて

 

くりかえし

寝返りして

一瞬

寝落ち

その瞬間

 

べろを噛む

二度やったりして

 

 

これって…

 

あのとき

そのまま

って

 

 

パパ

ママ

病に倒れて

 

一度

離れて

 

なんにも

してあげられないまま

 

ただ

おもって…

祈ってた…

 

自分

責めて

 

姉上さまの苦労

おもっては

 

死にたくなってた

あのとき

そのまんま

 

台所の

暗闇に

食べすぎてたり

 

いまだに

こんな自分で…

 

なんにも

できない

って

 

 

 

ひとの

 

おしまいが

 

誰かには

不幸なことで

 

苦労ばかりの

重荷となる…

 

 

迷惑かけて

生きていて…

 

苦労かけて

 

重荷で…

 

 

果ては

 

かかわる

つながる

誰も

 

幸福

とは

言えぬだろう

いま

 

つなげてしまったわたしなのだなあ…

 

死のお片付け

そこから

しっかり

おもいなおすのがよいなあ

 

手をかけて

どうにかしなくては

役にはたたないもの

 

わたし

しか

いらないもの

 

すてたならば

 

 

漠然とした

意味不明な

つながってゆく

恐怖

 

たちきれないまでも

 

減ってくれるんだろうなあ…

 

 

 

かなしい

いちにち

 

死なないように

って

食べて

太って…

 

あさましくて

 

かなしい…

 

冷蔵庫

やっぱり寿命らしいんだけど

買ってよいような気がしない…

買えるような気がしない…

 

 

 

お仏壇のまえ

すわって

 

祈ってた

 

 

あたえられた

いちにち

 

いま

 

ここに

 

あること

うまれてこられたこと

 

ありがとう…

 

 

たいせつな

大好きなひとをさえ

 

幸福になってもらうことも

できなくて

 

ただ

迷惑かけてばかり

 

ごめんなさい…

 

 

 

夜になっても

 

見つけられない…

 

今夜

満月

という

 

お月さまも

 

見れない…

 

 

 

ただ

無事

 

平和

祈る

 

 

世の中が

 

世界が

 

平和と

幸福に

みちるように

 

祈る

 

 

 

無事に…

 

無事に…

 

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい