経
念仏
すべて
功徳
すでに
こもっている
こめられて
ある
と
おもった
線状降水帯が
米どころの地
襲う
ひと
無事に…
お米
無事に…
こわいよお…
シーちゃん
って
ひたすら
祈ってたら
あまねく
いっさいに…
と
そうだ
そうだった
おぼえた
のは
わたし
じゃないなあ
お経も
お念仏も
佛
の
おかげ
ほとけ
おられたおかげだ…
なんと
おろか
ここに
あって
おられて
たどりついた
いま
なんという悪だ
どこまで
恥さらしだ
と
また
泣いていた
お仏壇のまえ
坐っていた
坐って
坐って
しばらくしたら
逆
も
あるだろうなあ…
と
おそろしい
と
おもえてきた
あまねく
いっさいにおよぶ
のは
よこしま
も
よどみ
も
と
おっかなくて
おっかなくて
おっかなくなってしまったら
命懸けだ
と
おもえてきた
そうだ…
命懸け
などと
言っては
いのち惜しみしてた
そうして
腰がひけてて…
アレルゲン
いまだに
たっぷり
たっぷりのお部屋
たしかに
命懸けでお片付けお掃除してきた
たしかに
喘息
喉頭浮腫
きたならば
死ぬかも
は
あって
けれど…
そうだけれども
明日
無い
いのち
いま
だけ
たしかな
いのちだ
なにを
おそれる?
神
佛
のほか
なにも
おそれ
無いよ
と
自分に
言った
かわいそうなお部屋を
かわいそうでなくしてあげよう
って
それ
きっと
おろかでも
ちっぽけでも
供養
と
なってくれるだろう…
ありがとうと
命懸けに
つなげてもらおう
って
パパ
ママ
姉上さま
ありがとう
と
かわいそうなお部屋へと
向かった
今日のものには
なるはずはないんだけど
ずうっと
ずうっと
こんなだ
こうして
ひとつ
ひとつ
と
いま
だったのになあ…
って
ばかたれ
おろかもの…
ほんとう
まったく
徳
無き
悪のわたしだ
われひとり悪だ…
祈り
やがて
徳
ある
ひとの
ひとり
ひとりの
祈り
つながってくれて
つながって
つながって…
あまねく
いっさいに…
世界に
地球上の
すべてに
ゆきわたるように…
お祈りしながら
つまらぬ
ひとつ
死のお片付け
となる
ひとつ
ひとつ
と
つなぐ
つなげてもらった
パパ
ありがとう
ママ
ありがとう
姉上さま
ありがとう
ありがとう
つなぐ
つなげてもらってた
死なねばならぬ
いのち
なのだから
いつも
命懸け
それは
いつも
そうだ
いま
いま
ただ
祈る
いま
夜
ありがとう
世界が平和になりますように
戦争は
終わる
と
信ずる
祈る
夜
平和な
しずかな
夜
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい