シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

やすらか

仏法

もとめて

 

修行するのであれば

 

かならず

先達の真訣

うけよ

 

道元さまは

言ってたなあ…

って

 

何度も

 

何度も

おもってた

 

暑くなった今日

 

汗をかいたら

そのたびに

何度も着替えしながら

 

いつももように

手で

お洗濯した

 

誰の役にもたたない

 

誰も

よろこばないこと

しているんだもんねえ…

シーちゃん

って

 

せめては

ささやかに

 

電力もつかわず

水も

少なく

 

やがて

捨てる

なる

かもしれないもの

 

それでも

丁寧に

洗った

 

 

お寺

ただ

かなしいところ

となって

 

ゆけなくなって

 

お経

おとなえしてもならない

そういう

悪のわたしだなあ

おもわれてきては

 

わたしという

悪の人間

 

生きていてもいけないもの

 

自分

責める

 

 

よわさ

まねいた

いま

 

 

ただ

いま

 

ただいま限りの

いのち

 

命懸けに

もとめよ

 

お釈迦さまの

こえ

 

きく

 

 

たとえ

誰にも

無用の

ひとつ

であるとしても

 

いちにち

死んでゆく

いのち

 

いまだ

あって

 

今日

あたえられて…

 

身動きとれなくなってしまった

悪の自分が

 

生きていて

 

 

まだ

つなげてもらえる

ひとつさえ

しないで

 

死んでゆく

だけでなく

 

朽ちてゆくままに放置

してゆく…

 

そう

おもえば

 

この

いま

さえ

 

生きても

おれない

きもちがしてきて…

 

 

ゆるされないとしても

 

先達も

 

師も

無く

 

うろうろ

おろかに

迷うばかりの

 

不実の

いま

 

つなぐとしても

 

やすらかな

 

ただ

一瞬でも

 

やすらか

という

 

その

こころもち

あたえていただくため

 

この手

うごかして

 

一所懸命

 

一所懸命

ただ

無為の

 

なににも

誰にも

無用の

 

ただ

ひとつ

 

ただ

ひとつ

 

つなげてもらった

 

 

お仕度していた分

洗い終えた…

 

ありがとう…

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

 

芳香のための成分

手指の感覚を

狂わせて

 

石鹸で

洗っても

もったり

膜がかけられたようになった

 

どきどき

おさまらないんだけど…

 

 

こころ

ほんの

一瞬

 

やすらかな

こころ

となって…

 

 

お経

以前のように

 

朝も

夜も

おとなえしていた

 

 

 

廃炉

かなえられるように

 

この国は

かならず

 

そのような

国であるように

 

祈った

 

 

果てしない道…

 

いま

 

この

いま

 

ただ

ひたすら

向かってゆけるように

ただ

 

平和

祈った

 

 

安全に…

 

祈る

 

 

 

 

 

無事

祈ります

 

お水

飲んで

 

やすめているように

 

倒れていませんように

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい