シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

あこがれ

いたたまれない

ひりひりとした

おもい

 

いつからか

かかえていて

 

 

かなしみ

さみしさ

 

せつなさ

 

時に

 

わっ

 

突然

おそいくる

 

 

そのたび

そのたび

お仏壇のまえに座って

祈る

 

もしも

外出中ならば

 

ひたすら

涙をこらえ

 

その場から

さっと

逃げる

 

そのような

感情を

刺激するだろう場所から

とにかく

離れるのだった

 

 

こないだは…

 

姉上さまと

毎週お買い物しに行っていたスーパーで

 

突然

泣けた…

 

選んでた

お花をなんとか買って

 

逃げるように

帰ってきた

 

 

ママのためのものを

姉上さまとふたりで

買いに行ってた大型スーパーは

さらに

せつない精神状態にもなる

って

 

そのあとに

知った…

 

 

どうなった?

わたしのこころ…

シーちゃん

 

それで

いま必要な

買うべきもの

買うことができず

 

売り場

離れて

本屋さんに行った

 

現実逃避するように

本を一冊

買ってた

 

買うつもり

なかった本…

 

本屋さんには

姉上さまとは

行ったことなかった

 

だから

平気なのか

おもった

 

ふかい

ふかい

おもたい

罪悪感に

おそわれてしまった

 

けれど…

 

ああ

 

とても

しあわせで

 

たのしかったんだ…

わかった

 

ありがとう…

 

 

 

釈尊

Buddha…

 

お釈迦さま

 

まるで

無色透明のように

透き通るように

おもわれる

 

このかんじは

 

キリスト教を信じよう

エス

ただひとりの

神と

信じよう

 

自分なりの歩みを

すすめていた時には

かんずることなかった

おもい

 

エス

そのような

おもいは

いだくことはなかった

 

 

 

なんだろう?

 

自分でも

よく

わからないのだった…

 

 

俺は天国には行けないんだ

 

 

死に

ちかく

パパが言った

 

わたしは

 

うん…

わたしも行けないから

パパのあとから

パパが行くとこにゆくよ…

と言った

 

 

そういうパパに

 

大好きだよ

よいパパだよ

ありがとう

言った

 

ありがとう

 

会うたびに

言った

 

 

二人で

こんな

問答と

不思議な禅問答みたいな

答えのない問と

くりかえした

 

どうしようもなさ

について

語った

 

 

わたしと

パパは

 

どうしようもなく

似ているな…

おもった

 

その

おもいは

 

どんどん

ふかまる

 

 

今夜は

うつくしい月夜だよ

パパ

 

平和を

祈ろう…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

無色透明

おそらく

 

あこがれ…

 

 

どうしようもなさ

みつめて

 

みつめて

 

 

懺悔して

 

懺悔して

 

迷って

逃げても

 

生きてる…

いま

 

 

ありがとう…

 

 

もって

 

その

立派な

旅立ちをもって

 

懺悔の

すがたを

みせてくれて

ありがとう…

 

 

境地

には

たどりつけなくても

 

あこがれと

 

祈りと

 

懺悔して

ゆこう…

 

 

ちょっと

寒い夜

 

倒れていませんように

 

たいせつな

明日へと

向かって

いま

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい