はちがつは
にっぽんが
せんそうに
まけたつき
いちねんで
いちばん
あついつき
あのひ
しらないけれど
せんそう
しらないけれど
だれにも
きくこと
できない
だれにも
かたることも
できないので
いのっていた
いつも
いのって
いきてるんだけれど
はちがつは
いのって
いのって
はちがつを
とくべつの
はちがつを
いきよう
と
おもった
その
さいごの
いちにち
あつい
あつい
いちにち
おつきさま
まんまるの
うつくしい
おつきさまが
ゆく
はちがつを
みまもっていた
しなば
もろとも
という
ことば
えいきゅうに
つかわれることがないように
もろとも
とは
ぜんたい
ぜんぶが
こうどう
おなじくすること
ならば
さんびかのような
あの
いざや
ともよ
もろともに
いそぎゆきて
おがまずや
いそぎゆきて
おがまずや
と
もろともに
もろともに
いのって
そうして
もろとも
いきられるくに
えいきゅうに
せんそうをしないくに
にっぽん
で
あるように
いのります
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
夜は
かげって
なんだか
不気味な夜空に
かくれていた
お月さま
お着替え
仕度して
そのころは
すっきり
晴れてて！
くっきり
こうこうと
かがやいてくれていた
待っててくれたみたい
って
うれしくなった…
ありがとう
夜
お経は
発願利生
菩提心を発すというは
己れ未だ渡らざる前に
一切衆生を渡さんと発願し営むなり
設い在家にもあれ
設い出家にもあれ
或は天上にもあれ
或は人間にもあれ
苦にありというとも楽にありというとも
早く自未得度先度侘の心を発すべし
どうすれば…
どうすれば
この
ちいさな
ここ
こんな
ちいさな世界にも
かなわない平和
もろとも
ぜんたい
かなえられるのだろうなあ
生きづらい
とか
こもりびと
とか
sensitive
なんて
くくられてしまうひとたち
とても
ちかい
そこへも…
どこへも
たどりつけないほど
こもって
孤独
と
祈る
どうか
ちいさなひとたち
どうか
もろともに
生きていよう
と
祈る
ひと
とは
いのち
とは
そういうように
うまれてきている
と
やがて
いつか
かならず
そう
おもえるとき
やってくるから…
もろともに
生きていよう
と
かならず
かならず
無事にいてください
と
祈る
八月の
終わり
お月さま
きれいだねえ
シーちゃん
って
小突いて
もとい
なでなでして
鳴かせた
孤独
も
友
もろともに
ゆこう…
八月
ひらがな
四文字で
題つけてきて
今日は
ひらがなで書いてみて…
日本語
すごいなあ…
伝わる言葉
持てたらよいなあ…
と
おもった
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
