シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

かなしみ

蟻がでた…

 

またか

 

ぎゅっ

なった…

 

また

殺生か

 

 

今度は

ちがう場所だ

お家が

古いのだから

仕方ない

 

 

来世は

蟻に

うまれるのかもしれないのに…

 

蟻は

ただ

ひたすら

生きてる…

それだけで

 

蟻は

きっと

かなしみも

知らないだろう…

 

殺生をして

 

ごめんなさい

と言う

悪行…

 

さらに

 

そうした

わたしが

かなしみを

持て余して…

 

そこから

また

ずるずる

余計な

かなしみ

わいてきて

 

途方にくれた…

 

 

しょんぼり

じわじわ

涙ぐんだ

 

愚か…

 

 

シーちゃんを撫でて

鳴かせながら

 

ぎゅっ!

抱っこしたら

 

また

鳴いた…

 

 

かなしみは

きっと

生きてる限り

きりなく

わいてくるんだろうなあ…

 

わたしという

存在が

こんな

迷惑かけて生きるしか

生きてゆけない

無能の

存在が

 

さらに

つくりながら

 

悪とは

おもわず

知らぬまに

悪を

どんどん

つなげて

吐き出して…

 

誰かを

傷つけ

その

胸を

つまらせつづける

などということが

おきないように…

 

わたしは

わたしの

かなしみを

その

すべてを

 

しっかり

しっかり

かみしめてゆかなくては…

 

ありがたいことと

与えられた

ここまでの

すべてを

 

けっして

忘れないで

 

かみしめて

かみしめて

ゆかなくては…

おもった

 

 

殺生してしまった

蟻たちにも

 

天国のひとたちにも

 

姉上さま

弟にも

 

ごめんなさい…

一所懸命

いま

生きるよ

ありがとう…

祈った

 

今日の

夜のお経

その

おしまいは

 

 

妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈

 

 

そういえば…

 

大乗妙典観音普門品偈

古い本には

そうなっていた

 

パパが

読んでいた

壇信徒に向けた本だ

 

 

念彼観音力

実に

十三回

くりかえされるお経

 

ひたすらな

一心の

祈りだ

 

 

いつもなら

浄められるような

安心を

いただけるはずが

 

 

刹那

そのような心持ちがしては

また

すぐにも

かなしみが

おしよせそうだったので…

 

 

ずっと

ずっと

 

ずっと

お仏壇のまえに

座った

 

座っていた

 

 

やがて

 

かなしみの

おかげでもあるなあ…

おもった

 

祈りや

 

ここに

あった

経本や

 

大好きな

阿弥陀さまの仏画のある本

 

人生に

与えられた

かなしみと

 

それらが

自然と

融合し

 

生きるために

 

生きてゆくために

 

 

合掌し

 

こうべをたれ

いつしか

 

祈りは

お経を与えていただいて

 

おとなえできることに

どんなにか

救われたか…

 

 

ありがたく

ありがたく

祈った

 

 

平和が

かなう

信じるならば

 

 

愚かな自分を

自分に

ゆるしていては

いけないなあ…

 

かなしみと

あっても

 

こころ

浄めていただけるものと

ゆこう…

 

 

祈ろう…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

こちらへ来て

いつのまにか

ご飯の

まえも

 

合掌していた…

 

 

姉上さまの

お世話になって

食事を

ととのえられて

 

一食

一食

食べられること

ただ

ありがたく

おもったからだ…

 

姉上さまには

 

合掌なんてしないんだよ!

って

 

すんごい!

いやがられたんだけど…

 

食べる

ずっと

うまくゆかなく?なっていたから…

 

とにかく自分を追いつめて

罪悪感と

吐き気?

苦悩しながら

食べていたから…

 

 

ママのこと

それから

お寺のこと

姉上さまと

いっしょに

できて…

 

わたしの

野菜豆大量!の

へんてこご飯

ふたり

いっしょに

食べられて…

 

ほんとうに

ほんとうに

うれしくて!!

 

ありがたくて…

 

合掌していた…

 

 

食べられる

って

しあわせ

 

そして

いまは

合掌と

五観の偈

なったのだけど…

 

壇信徒の本には

 

五観の偈の

 

五(いつつ)には

成道の為の故に今此の食(じき)を受く

 

これは、いまこのご飯をいただくのは

仏道を成就するためである。

ご飯を施した人も、

いただく者も、

また来所に功ある人々も、

ともに仏道を成就するのであります。

お経に

「牛は水を飲んで乳と成し

蛇は水を飲んで毒と成す」

とありますが、

わが宗門の壇信徒の方々は、

ご飯をいただく真意を理解して、

それが直ちに

菩薩を成就する仏さまの行になるようにありたいものです。

 

とある…

 

 

ともに

仏道を成就する

という

 

ありがたい言葉…

 

ありがとう…

 

 

夜には

蟻がでてなくて

 

ちょっと

安堵した

 

明日の朝のお掃除は

ハッカ油を垂らした水

使おう…

 

ハッカ油は

虫除けに

万能

 

薬局方のものや

人体無害のもの

数滴垂らした水

スプレーすると

お肌にやさしい虫除けスプレーにもなる

 

脱脂綿に少し垂らしたものを

香り袋のように包んで

引き出しに置けば

防虫剤にもなる

 

お掃除の水に垂らして

水拭きしていると

木部にもよいうえ

虫除けになる…

 

 

かなしみは…

 

わたしが

余計に

ひろげてはいけないなあ…

 

アトピーなんだから

お肌の

要領で

 

やさしく

やさしく…

 

かなしみも

つつもう

 

 

夜は

ゆっくり

やさしい夜になって

 

ゆっくり

ゆっくり

休めてますように…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい