眠れていなくても
うとうと…
すぐに
どきどき
まるで
パパ
倒れて
なんにも
なんにも
してやれなくなってた
あのとき
みたいに
そうしたのはわたしで
その
親不孝な
よわすぎるわたしのこと
一生
忘れない
と
弟は
言った
という
親不孝
罰当たり
わびて
すがるように
もとめてた
仏法
とは
悪
だろうなあ…
シーちゃん
真夜中
明け方まで
何度となくめざめる
はっ…
と
パパ!
と
ママ…
と
いまだに
いまだに
めざめる
ふたりと
かわした約束は…
お祈り
お片付け
お寺
ゆけなくしてしまったのは
わたしの
よわさだ
このうえ
お片付け
パパママ
旅立って
死のお片付け
となって
途中
で
そのまま
おけるわけはないのだなあ…
仏法
も…
はじめてしまったのだ
いまだ
もとめている
って…
もとめて
師も
寺も
無くとも
もとめてしまったんだ
もとめている
道だなあ…
と
ひとり
合掌して
泣いて
わびる
真夜中
お布団のなか
ラジオ
うとうとの
耳
もとめていること
きく…
不思議
亡き妻への手紙
ひとり
のこされた
老いた夫の
どこか
かわいらしい
嘆き
人間味あふれる
愛情
いっぱいの
いま
お仏壇
てづくりしたり
お経おぼえ
おとなえしたり
病
得て
なお
おもい
尽きず
得度して…
いのちあるかぎり
こちらで
供養させてくれ
と
それから
そちらへ
と
尽きない
尽きない
おもい…
まずは
仏教徒として
生きてください
とは
庵主さまが言ってたことだなあ…
って
突破せねば
門
ひらいては
もらえぬ
仏道の
修行の
一歩
曹洞宗の
修行道場の
いまは
突破
すでに
形骸化
してた
録り置いた
仏教の番組で
知った
お芝居みたい
って
おもった
お仕度も
たいへん
立派
あの
籠山行の
天台の僧の
はじめ
は
まさしくの
すさまじい
突破
だったので…
たどりつく
先は
いずれの
道も
おなじところ
と
お釈迦さま
おしえてくださっていたので
つい
くるしくて
かなしくて
どうしようもないときには
仏に
ならおう
と
ふさわしい姿
そちらへ
すこしも
よせていただくように
と
五体投地まで
くりかえしたりしてた…
あの
僧のように
とは
おもいもしなかったんだけれど…
そうでもしなくては
生きていても
いけないわたし
と
自分
どうしようもなくて
そうしていたなあ…
あと
一回やってみて
それから死のう
と
彼は
自分
ふるいたたせたという…
ふらふらで
意識なくなりそうになって
それでも
あと一回
と
つなげても
仏は
みえず
三年かけて
阿弥陀さま
あわられて
そうして
籠山行へ…
とんでもないことで…
とても
かなえてもらえない
どんな
おろか
でも
それは
わかる
お祈り
お片付け
はじめたからには…
お経
お念仏
いつしか
こころに
おとなえしながら
生きていて
すこしの
体力の
こころの
余力
あれば
すべて
仏に
お釈迦さまに
ならえるように
と
はじめへ
と
お掃除
そして
死のお片付け
捨ててゆくこと…
突破…
できなくなってしまったこと
ばかりに
なってる
ちいさな
ちいさな
突破せねば
ならないこと
修行
と
すべて
仏の道
法へ
ならえるように…
と
祈る
もう
あちらの
ママの
ずっと
気に病んでいたお部屋
拭き掃除
していた
捨てねばならない
が
みえてきた…
捨ててゆこう
と
おもえるように
つながってゆく…
つなげてもらってる
ごめんなさい…
ごめんなさい…
ありがとう
ただ
無事
祈ります
平和
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい