傷
見えなかったけど
炎症おきていた
足の親指
昨日の
重たい作業かなあ?
シーちゃん
と
すこし
へこたれた
それでなくとも
冬の霜焼けがひどくて
真冬しばらく
まともに歩けなくなってから
夏でも血流がわるくなってて
炎症くりかえしてるんだなあ…
お片付け
死のお片付け
正解も無く
ゆきつくさき
ただ
おもっては
ひとつ
と
つなぐのだけれども
この
両手で
ひとりの手
のみで
かなえようとすれば
その
過程は途方もなくて
漠漠たる
迷い道のように
おもわれてきてしまって
そこに炎症で
あちこち炎症おこしてるなあ
って
ふらふら眠気と立ちくらみと
また
ひとつ
と
昨日のつづき
と
みわたしたのはよいけれど
ここまで
つなげてきたように
その都度その都度の
ちまちまとした手間
何段階にも
もの始末お片付けお掃除
その
くりかえし
果たして
やりおおせる?
って
どきどき
くらくら
過呼吸になりそうになった
よわってきてるよ…
炎症も
きもちも
ぜんたい
よわってきてるよ…
と
自分に
言った
どんなに食べたとしても
こんなにも眠れてなくて
睡魔との格闘ばかりを
していては…
なんにもできなくなったいまなのに
なんにも
考えられていない
いまだというのに
ほんとうの
徒労になり
ほんとうに
すっかり
絶望
やってきてしまうかもしれないよ…
って
なんにも
みれない
ラジオも
きけない
生きていてよい
ゆるし
ただ
さがしている
おろか…
ひと
の
うち
ならば
わたしもひとならば
ひと
とは
ひとであること
とは…
と
ひたすら
すわって
ひたすら
祈っていた
平和の道へ
ひとが
ただ
ひとで
あること
最低でも
ひとであることが
まもられるように…
祈っていた…
そういえば…
草木も
花も
山も雲も
みれなくなったなあ…
って
ごめんなさい
と
それでも
あたえられた今日
いま
と
なんとか
ひとつを…
ひとつでも
と
もの始末のつづき…
とうとう
北方領土訪問を
公言しはじめて…
こわくて
また
おっかないことばっかりが
わいてきて
つい
ただ
一夜
眠れたらなあ…
安心して
安心して
眠れたらなあ
などとおもった
いま
ある
生きている
このこと
だけ
ありがたく
ほんとう
ありがたい
と
お茶
すり鉢に
すって
仏さまにおそなえした
ただ
すわって…
死んだものたちと
仏さまと
飲んでた
ありがとう…
ごめんなさい…
大事なく
無事に
平和に
いちにち
終わってくれてること
祈ります…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい