綿のチノパンが一本
もうよれよれの
くたくたで
それでも捨てられなくて
最初は
薄いグレーだった
いまは
ほぼ白と化した…
種々雑多ながらくたから古着から置いてある
摩訶不思議な古道具屋さんで買った
粗大ごみで拾い集めたみたいな家具
一個ずつしかない食器やグラスやカップが
何の脈絡もなく置かれていて
歩くのもたいへんな店内
入り口には
そんな半端なものたちの最高峰!
選りすぐりのおんぼろ?の中途半端な商品が
傾いたワゴンにぐちゃぐちゃに積まれていたのだけれど
その中の一本で
男物!☺️なんと200円!!
新古品??
どっか潰れたお店の店晒しなんですと…
よ~くよ~く洗って
ウエストはミシンでタックして詰めて
裾は折り返したら
めちゃくちゃかわいい❗
友
とわたしは
そこのヒッピーみたいなノッポの店長さんと仲良しで
ワゴンを引っかきまわすのが大好きで
バイトの帰りに毎日のように寄って
友と待ち合わせ
何にも買わなくても
ニコニコお話してくれる店長さんと
買う前にもう「まけるよ!200円でいいよ!」
と言ってくれるパートのお姉さんと
音楽や本や映画の話をしてから
二人でアパートに帰るのが日常だった
自転車暴走族?🚲
脚力があるから
どこまでも自転車を飛ばした
超貧乏学生で
とにかく節約
遊びの延長の節約競争
アパートは大学のキャンパスの近くで
激安ミニスーパーがあってそこが御用達で
お正月も帰省の費用節約で帰らず
友と二人でお雑煮や
ささやかなおせち料理仕度して食べたりした…
地元の友人が舌癌で亡くなって
落ち込んでるわたしに
何にも言わないで
いつもいっしょにいてくれた
その友も
天国へ行ってしまうなんて
考えもしなかった…
一生いっしょと
信じてた
定期的に送られてくる姉上さまのお下がり
段ボールにいくつもあって!
あなたにもあげる!選ぼう!!☺️って言っても
遠慮して…
控えめで奥ゆかしくて
いつもニコニコして
チノパン
ほめてくれて
捨てられない…
声
かわいい声だったなあ
言葉
かわいかったなあ
わたしの好きな人たち
どうして
あんなに早く
急いで
天国へ行っちゃったんだろう
ママ…😿
亡くなったこと
ママは
すぐには教えてくれなかった
ちょうど梅雨入り前のいま頃だった
ママが電話くれて
仏壇のようにして
棚にお水をあげて
ご飯を盛って
お参りしてあげて
という
かならず伝わるから
ずっと祈るんだよ
それでいいんだよ
という…
いま頃だった
聞いてあげられなかった
声が
いつまでも聞きたい
聞こえないけれど
かなしいなあ
話してもらえなかった
よわい自分も…
もの整理してて
あの頃姉上さまからもらったお下がりも
いまだに大切にしてたりする…
このところ毎日
いらないものというよりは
忘れられて
存在も隠されて
ぞんざいにされたものたちの始末してた
声が聞こえてくるみたいな!☺️
なんだろう…
弱った猫が
暗闇で
鳴きもできずに
うずくまってるような
怖いほどの
哀れさ…
あの明るいところを
自転車飛ばしてたわたし
あれから時間は
ずいぶん過ぎても
変わらない
おんなじわたしがいて
なのに
臆病になって
ママを介護する!
と決意したわたしは
紛れもなく
あの頃と変わらないわたしだった
ずっと
ママに支えてもらってた…
とにかく
ちゃんと祈るんだよ
って
ママは
祈る人だった
ありがとう
ちゃんと生きる
ねえ
シーちゃん
節約生活は
永遠だ…
今日は大好物のこんにゃくメインの煮付け
こんにゃくは手綱こんにゃくにした
干し椎茸や人参キノコにジャコに玉葱ごぼう
煮立たせて!
例の
ひとりじゃ大き過ぎて使えない鍋に
きれいなタオル敷いて
きれいなタオルケットで包んで
保温鍋にして
味滲みよく
歯切れよい!
美味しくできました
残すなら
母の婚礼の着物と
おもひては
また引き出し閉じる
今日の短歌です…☺️
ありがとう
コロナは…
市中感染の様相です
お買い物行かないで
あるもの工夫して
冷凍には日本海の鱒もある
さくら色で
繊細な味
つみれにしようかなあ…
季節
春から
夏へ
いま頃が
とてもせつない時期なんだけど
つよくならなくちゃ
夜は
まだ肌寒いです
一日は
かならず平和に向かう一日
そうと信じて
無事を祈っています
明日
また新しい一日を
元気に頑張れるように!
少しでも…のんびり
お休みになれますように☺️
ありがとう
また
明日
おやすみなさい