シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

未来をねがわず

夏休み

そうして

 

その

終わり

 

 

ちいさなひとも

 

おとなも

 

老いたひとも

 

 

誰も

誰も

 

みずから…

などという

 

そういう

おしまい

 

ないように

 

夏だ

また

あたらしい自然という

きびしい夏

おもっては

 

もう

夏休みの

終わりを

おもってたり…

 

これも

 

未来

ねがう

ってこと?

シーちゃん

 

 

お月さま

 

また

会えた…

 

 

まんまるく見える

 

わたし

いま

しか

なくて

 

未来

ねがっていないなあ

って

 

見上げていた

 

 

 

カビのにおい

 

胸がわるくなるみたいな…

 

逆流

胸焼け

くるしい

痛い症状

おいうちかけてるかなあ

って

 

おもいはしても…

やっぱり

仏間に

いた

 

 

仏壇のまえで泣け

 

そう

おじちゃん

言ってた…

 

おしまいの電話でも

そう

言うしか

なかったこと

 

ごめんなさい…

お祈りしてた

 

 

お寺

お墓

ゆくこと

 

ゆけること

 

こころから

ねがってくれたんだろうに…

 

罰当たり

 

親不孝

 

 

ご先祖さま

 

ほとけさま

 

お祖師さま

 

お寺さんの

和尚さま親子にも

 

そして

おじちゃん…

 

こころ

よせて

 

こころ

くだいてくれてた

おじちゃん

 

 

修行しててくれるという

パパ

ママ

 

おじいちゃんたち

おばあちゃんたち

 

 

おもって

わびて

 

わびて…

 

 

泣いた

 

 

冷蔵庫

冷えなくなってしまうようだ

 

ネズミ襲来から

まったく

なにひとつ

 

食品を

台所であれ

どこであれ

まったく

どこにも

出しては置けなくて

 

もう

恐怖

なんだけど…

 

冷えなくなってからも

二年もってくれたんだなあ

ありがとう

 

ママが使ってた冷蔵庫さん

って

ありがとう

悪あがき?

また

ちょっと工夫しといた

 

 

 

明日

おもえない

いま

なのに

 

冷蔵庫を

買いにゆけるきもち

どっから

ひきだせる?

って…

 

 

姉上さまの

ちいさな

ちいさすぎる冷蔵庫

あの飲み物用の冷蔵庫と

 

パパが冷凍ストック

大量に詰め込んでた冷凍庫

いまは使っていない冷凍庫

 

その

ふたつで

 

なんとかしのげないかなあ…?

って

 

考えてみたけど

 

もやもや

ぼんやりしてしまって

 

開けないようにして

明日を

待ってみよう

って

 

 

 

崩壊したもの

取り払って捨てたならば

代わりとするためのもの

残りひとつ

 

いま

あるもの

つぎはぎして

縫い上げるところ

まで

終えられたんだけど…

 

体力

尽きて

取り付けるお部屋へ

ゆける余力

なくなった

 

 

 

誰のためでもない

誰のためにもならない

こういう

ひとつ

 

つないでるうちに

 

死んじゃうんだろうなあ

って

 

それは

 

犬死に?

 

自分のせいだ

自業自得だ

 

誰かは

 

嗤うのかなあ…

 

いや

 

いのち

まもり

たいせつに生きよ

という

 

お釈迦さまに

そむいていて

 

いのち

まもる

かなわない

悪のわたしのままで

 

ひとり

地獄

へ…?

 

 

いま

きり

 

でも

 

これも

 

これは…

 

いまの

一所懸命なんです

 

ごめんなさい

 

お祈りした

 

 

みずから

胸騒ぎするとき

 

かならず

おもう

太宰治

 

 

頽廃的

刹那的

厭世的

とは

 

まったく

おもっていない

 

 

内村鑑三を慕い

 

キリストを

信ずるひとであっただろう

 

神仏

ともに

 

しっかりと

敬うひとで

あったとおもう

 

 

殉教者のような…

 

でも

それは

 

結果として

みずから

という

 

かなしい

誤解で

そういうことに

なってしまったのかもしれないけど…

 

 

生まれて

すみません

 

かなしく

やるせないけど

 

平和

ひとびとの幸福

 

なにより

 

愛する

家族の

幸福

 

ねがって

 

信じて

 

旅立つことに

なってしまったんだろうなあ

おもっている

 

 

死なないで

誰も

 

みずからは

 

逃げて

逃げても

 

どこまでも

逃げても

 

死なず

 

生きて…

 

おもう

 

 

若くして旅立った

 

重い病に

あっても

おしまいまで

笑顔とおもいやりとで

わたしを心配してくれた友

 

それから

 

おしまいに

会ったときに

やっぱり

わたしを

気づかって

 

笑わせてくれた友

 

明日

また

会おう

約束して

 

そのまま

逝った友

 

 

まだ

心配させていて

ごめんなさい…

 

 

 

みずから…?

 

そう

ゆきつもどりつしてしまう

おもい

 

ずっと

 

消えない

 

ごめんなさい…

 

 

生きてるよ

わたし

今日

 

いま

生きてる

 

お祈りした

 

 

 

ありがとう…

 

 

ただ

ごめんなさいばかりの

 

ただ

いま

だけの

いのちで

 

ごめんなさい

 

今日を

 

いま

 

ありがとう

お祈りした

 

 

 

いま

こころに

いっぱいに

いっぱいに

 

平和

 

祈る

 

 

ひとびとの

 

ひとり

ひとりの

 

こころの平和

 

幸福

 

祈る

 

 

ひと

かならず

 

平和へと

むかってゆけるように

 

祈る

 

 

 

 

無事に

いちにち

 

いちにち

無事に

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい