いのちあるもの
かたちあるもの
すべて
壊れるもの
ひと
も
もの始末
もの捨て
お片付け
もっと
もっと
捨てなぐちゃ
に
とらわれたら
途端に
すべて
むなしくなった
悩んでいたら
また
あっという間に
混沌になってしまった
捨ててしまいたいのになあ…
シーちゃん
って
申し訳なさと
生きていて
ただ
生きている
も
申し訳ない…
人生
生きること
生きていること
申し訳なくて
はらはら
どきどき
いたたまれない
ちいさなわたしに
かけられつづけてた言葉まで
どこからか
わいてきて…
また女だったのか…
かわいそうに…
という
そんな言葉を
かけてきては
面倒をみてくれる
ご近所さんたちに
まるで
親族みたいに
お世話になってたなあ…
って
女なら
なぜ
かわいそうなのかも
わかっていなかったなあ
弟が
生まれてきてくれたとき
ご近所さんたちも
ほんとうに
よろこんでくれて
姉上さまは
立派に
おねえちゃんしてくれてた
わくわく
どきどきした記憶
かわいくて
うれしかった記憶
なんにもしてあげられなかったけど…
なんか
なにもかも
遠いなあ…
もう
今日は
なにをしても
なんにも
考えられない
と
おもったら
今日
だけじゃない…
わたし
なんにも
考えられない
しっかり
考えられなくなってるんだ
って
また
いつもの
お洗濯した
申し訳ない…
生きている
ありがとう
と
おんなじくらい
生きていて
ごめんなさい
と
あるなあ…
お釈迦さま
おしまいに
無常
と
壊れるものだよ
それが
本当の姿だよ
そう
お弟子さまに
つたえている
悲しむな
嘆くな
と…
努力して
修行をせよ
と
穢れ
けがれ
そうか…
お洗濯も
お掃除も
お片付け
もの捨て
もの始末
みんな
こころ
と
つながってて
たった
これだけのことにも
おおきな
希望
救い
あったのだなあ
あるのだなあ
と
おもっていた
壊れてゆく
生きる
ということ
こころに
祈り
あたえていただいたこと
ここに
うまれたこと
ひと
であること
ありがとう
ごめんなさい…
ごめんなさい…
って
お祈りした
戦争
紛争
話し合い
の
糸口
もう
どこにも
見つけられないような…
話し合い
共同
お釈迦さま
説かれていて
すべて
ただしき宗教
知恵あるひと
祈るひとたちも
すべて
その
道理
ただしく
守られるように
いのち
ひと
守られるように
と
ねがって
ねがってきたのだろうに…
ねがっていてくれるのだろうに…
みちてゆく月
みあげて
祈るひと
どこかの…
見知らぬひとびと
祈ってくれている
泣いてくれている
ひとびと
おもった
明日
ないかもしれなくて
あたえられたならば
って
ごめんなさい
って
お祈りした
夜
耳鳴り
孤独
耳
まだ
きこえているかなあ…?
って
自分に
何度も
言う
夜
平和な夜となってくれますように
無事
終わってくれますように
お水も
飲んで
食べられていて
倒れていませんように…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい