シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

いと疾し

 

 

親しき

家族

 

ひとりとして

なく

 

姉上さまの

慈悲に

すがっては

 

ただ

迷惑かけて

 

生きる

ということ

 

 

いちにち

かたときも

 

忘れない

 

意識下

すべて

 

おもう

 

 

ごめんなさい…

おもう

 

祈る

 

 

 

領空侵犯

などという

きな臭いニュース

 

聞きながら

食べていて

 

それから

飢えたひとのニュース…

 

わたし

やっぱり

 

おそろしいやつだなあ…

シーちゃん

って

なってた

 

 

世界が

平和になるためには?

 

いくら

豆と野菜の

へんてこご飯だろうと

 

こんな

いっぱい

食べていたら

 

姉上さまにも

 

困難にある

くるしみにある

ひとびとにも

 

自分に

 

真の

自分に対しても

 

申し訳の無いことだなあ

って…

 

 

熱中症

とまではいえない

暑さ負け

くらいの

 

そんなことにも

おっかなくなる

 

臆病

 

なのに…

 

塩分

このまない…

 

汗に

自分の汗に

その成分に

 

負ける…

 

アレルギー

かなしい

 

 

死ぬよ

って

 

医療や介護に

従事するひとたちに

なにか

おそろしいもの見る目で?

心配されてたなあ

 

ママのお世話のさなか

 

 

まるで

とおい

 

とおいこと

みたいで

 

 

あれから

わたし

 

はたして

生きてきたの?

って…

 

 

壊れていようと

 

塩分

足らず

死にかけてても?

 

今朝

めざめられた

 

その

瞬間

 

ありがとう

って

 

うれしかった…

 

 

かなしみ

まもなく

やってきてしまうんだけれど

 

そういう

わたしに

なったんだよ

って

 

 

 

もしも

 

迷惑かけて生きる

 

おもいもしなくて…

 

かなしみも

こないまま

 

 

たのしい

 

おいしい

 

もとめている自分ならば?

 

 

おっかなすぎるじゃないか…

 

 

 

うれしい

 

すべて…

 

いま

 

生きて

ある

いま

 

すべて

 

 

うれしい

 

そうして…

 

かなしくて

 

 

 

ごめんなさい

 

また

劣化したところ見つけて

取り除いて

お掃除した

 

プラスチック

石油でできてて

プラスチックと同化するらしい

芳香系のものはプラスチックで

 

べとべと

溶けて

 

香りは

残っていた

 

 

お線香

とうとう

ひとつ

しか

 

どきどき

くるしくならないもの

無くなってしまった

 

ひば精油のお線香だ

 

天然オイルでも

ラベンダーのは

 

どきどき

くるしい…

 

頭痛

やがて

 

うっすら

胸がわるくなる

 

 

はなやかな

いろんな香りのお線香

残されたままなんだけど…

 

火事

おっかなすぎて

 

誰にも

あげたらいけない

 

 

 

 

いと

疾し…

 

うしなう

とは

 

 

いのち

とは

 

はやい…

 

 

 

真夏

なのに

 

仰げば尊し

あの

 

うつくしい言葉

 

いと疾し

 

うかんだ

 

 

もう

うたわれなくなったんだって…

 

 

 

きな臭いニュース

 

拙速

 

記号

のような

 

かわいた

言葉たち…

 

誰に

伝わるんだろう

 

 

 

誰を

 

殺してしまうんだろう…

 

 

 

 

捨てねばならない

わかっているのに

 

夏負け…

 

 

なにもかもに

 

負けてる

 

 

でも

生きて

めざめられた

 

 

うれしい

 

かなしい

 

 

 

ありがとう…

 

 

ごめんなさい…

 

 

 

 

平和

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい