シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

かたみ

なにひとつも

 

よれよれ

くたくた

 

誰にも

いらないものだなあ…

って

 

自分のもの見てたら

 

また

寒気

眠気

 

レイノー現象

 

またか…

 

ほんと

なさけない

って

 

また

お仏壇のまえに

お祈りして

繕い物した

 

 

死のお片付けは

価値のあるもの

誰かには必要なもの

なんかを残せという

 

なんにもないよ…

シーちゃん

って

 

 

それから

やっぱり

どっか病院かかっていないと

って

 

孤独死したら

警察が来るな…

って

 

いま

こんなchaosで

そんなことになるの

恥ずかしい

って…

 

あれ?

孤独死したら

わたしはわかんなくて

 

恥ずかしいもなにもないなあ…

とか

 

ずんずん

つまらぬ方向に

つまらぬ心配が

てんこ盛りになったので

 

眠ろうねえ…

って

 

自分に

言った

 

 

かたみ

なんて

なんにもないのは

パパ

ママもいっしょ

 

パパが

ずっとまえに買ってくれた石

お数珠ネックレスにしてたり

 

ママが

わたしに

着てちょうだいって

くれた

おばさんお手製のカーディガン

 

偶然の

かたみだなあ

 

ありがとう

って

 

ごめんなさい…

って

 

お祈り

つなぐ

 

 

あの

猫ブログの

猫のマーガレットちゃん

男の子なんだけど…

 

とっても元気になってて!

 

よかったにゃー!!

って

 

おもわず

涙…

 

一度痩せた猫さんの体重

増やしてあげていた

 

 

 

最後の猫

おもってるなあ…

ずっと

いつも

おもってるなあ…

って

 

遊ばない子で

 

同居の先住猫は遊ぶ子で

かぞえきれないおもちゃ

のこして

天国へ…

 

遊ばない

最後の猫は

なんにも

なんにも

残さないで

 

わたしの着古したパジャマで

急遽ちくちく縫ったお布団で

 

ゆっくり

のんびり

眠ってるみたいにして…

 

 

 

孤絶

 

死のお片付けには

ちょうどよいはず

 

ひとり籠山行って

 

そう

いちにち

いちにち

つないだ

二年

 

一日一生

って

 

 

かたみ

 

すべて

こころにあるなあ…

 

 

乞食

こつじき

慈悲に

まもってもらって

 

ありがとう

って

 

姉上さまに

 

パパ

ママ

おじいちゃん

おばあちゃんたち

 

お名前も

お顔も知らない

ご先祖さまたち

 

おじさんおばさんにも…

 

ありがとう

って

言ってた

 

 

かたみとて何かのこさん

春は花

山ほととぎす

秋はもみじば

 

良寛さまの

おしまいの和歌

 

愛する

道元さまの御歌

 

春は花

夏ほととぎす秋は月

冬雪さえてすずしかりけり

 

この歌を

なぞらえ

 

お慕いするきもち

痛いほどに

 

苦しいほどに

つないで

 

つないで

 

生涯

こつじき

 

ひとり

わが道

果てた

良寛さま

 

 

うつくしく

捨てよう…

 

眠ろう…

 

 

明日

あたえられたならば

また

ひとつ

 

祈った

 

 

お彼岸

死のお片付けには

よいときだなあ…

 

寒いんだけど

 

春だなあ

って…

 

 

ありがとう

祈る

 

 

 

平和が

かなえられること

 

ほんの

かすかにでも

 

兆し

だけでも…

 

つながって

つながって

 

平和の道へ

たどりつけるように

 

祈る夜です…

 

 

 

今日

無事に終わっていますか

 

倒れないように…

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい