シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

どうしたの?

真夜中

 

ラジオ

 

だけ

だから

 

あれ?

あのひと?

 

ずいぶん

かんじがよいなあ…

とか

 

その反対

とかある

 

なんとかママ?

 

学校の先生で

教育評論家に?

 

よくわかっていないんだけど…

 

その

ママって呼ばれてる

男性の先生の

ある

言葉

 

忘れられなくて

 

ふとした瞬間に

おもいだされる

 

 

学級崩壊の時代

荒れた学校で

 

男子生徒が

窓ガラス割って…

 

その

生徒に

 

 

どうしたの?

 

だいじょうぶ?

 

って

 

声をかけた

という話

 

 

ガラス

ぶちこわしてるってのは…

 

とうしたも

こうしたも

なくて

 

どうしようもないから

なんだろうに…

シーちゃん

って

 

 

ああ…

だいじょうぶ

って言葉は

 

こういう

ぜんぜん

だいじょうぶじゃない場面で

使うべき言葉

なんだなあ…

って

 

だれか

だいじょうぶ?って

つらい

だいじょうぶ

って

こたえるしかなくなる

って

 

そう

言ってたなあって

 

おもいだしてたり…

 

ぜんぜん

だいじょうぶじゃないって

ひしひし

つたわってきてるのに…

 

だいじょうぶだよ!

なんかなるさ!

とか

 

かんたんに

言うひと

いるなあ

とか…

 

 

この

なんとかママのは

 

怪我してないの?

だいじょうぶ?

だな

って

 

孫がかわいい

犬がかわいい

ありふれたおじいちゃん

らしいんだけど…

 

かわいい

めざめて

ブローチやストールや…

 

けど

その

内面は

男らしいひとだった

 

 

先生

たいへん…

 

 

とは

大仕事

 

たいへん…

 

 

どうしたの?

って

 

勇気

 

覚悟…

 

だったら…

 

 

わたし

わたしに

 

どうしたの?

って

 

きいてあげなくちゃなあ

おもった

 

 

もう

天国の

かつての入院のときの

先生が

 

かならず

 

こわい?

きいてきたなあ

 

しんどい?

つかれた?

って意味

なんだけど…

 

もじもじしてると

 

こわいねえ

って

 

 

 

 

なんにも

できそうもない

こわい

しんどい

いちにち…

 

 

よからぬ

回想を

はらう

 

ただ

ひとつ

目の前

つなぐ…

 

 

姉上さまにもらった

お下がりの浴衣

 

大好きで

 

かんたん着付けも

おしえてもらって

 

何度も

何度も

自分で着て

 

洗って

しまってたんだけど

 

また

洗ったら

 

もう

生地が

よわくなっていた…

 

 

いっしょに

おでかけした

だれひとりとも

 

とも

なれず…

 

でも

 

たのしい

おもいで

あるなあ

 

手で

洗って

干した

 

 

 

ごめんなさい

 

天国の

お浄土の

ひとたちに

 

姉上さまに

 

お仏壇のまえに

 

こころに

つたえて…

 

 

かなしい

しんどい顔した

鏡のなかの

わたしに

 

だいじょうぶ?

って

 

きいてた

 

 

 

ごめんなさい

しか

ないなあ…

 

ごめんなさい

 

ありがとう…

 

 

 

戦争は

終わる

 

平和

かなう

 

信ずる自分がいて…

 

 

勇気

 

覚悟…

 

って…

 

まったく

 

まったく

見失っているのだけれども…

 

 

 

愛する

こころ

 

 

お祈りしてた

 

 

ありがとう…

 

ごめんなさい…

 

 

 

 

いちにち

いちにち

無事

こえて

 

倒れないで…

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい