シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ひとすじ

ただ

ひとすじに念仏すべし

 

 

この

言葉

すうっと

しみこんで

 

 

みちすじ

 

ひとすじ

とおしていただいたように

おもった

 

 

お釈迦さま

つながった

 

ひとすじの

 

 

この世の

騒がしい

渇いた

たのしみ

よろこび

 

やがて

不可能となり

 

手放して

 

あちら

へと

ゆく

ひと

 

 

たとえば

それを

お坊様に

問うならば

 

そういうものであるひと

というものを

生死というものを

 

苦を

いつも

ともに

となりに置いて

生きているだろうお坊様に

問うのだから

 

問うた

そのひとは

そのこと

 

あちら

生死

 

苦と

怖れているのかもしれなくて…

 

それは

容易に

想像できることで…

 

 

あちらの

 

お浄土の

ひとたち

修行していてくれている

 

おしえていただいたとき

 

やっぱり

そうか…

 

ほっ

とした

 

 

ありがとう

 

 

 

昨日の

後始末と

手で洗うお洗濯と

毎日の決まったお掃除と

 

それだけで

 

へとへと

ふらふらになってた…

 

 

そんなことに

いちいち

かなしくなってしまう

 

いけない

いけないねえ

シーちゃん

って

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

って

 

ごめんなさい

ばっかりになってた

 

 

僧を

僧とも

おもわぬような

罰当たり

してしまったなあ…

 

道元さまも

法然さまも

 

お釈迦さまも

 

こころないものはある

 

放っておけ

 

そう

おしえていたのになあ…

 

信仰

仏法

もとめるところ

では

ない

 

そう

知るかぎりの

誰もが

言ってた

 

仏事のためのところ

 

信心のこと

その

問い

など

 

論外

って

 

おじちゃんまで…

 

信心ある

などとは

誰にも

言っていけないよ

って

 

 

だいすきなひと

みんな

そう言ってた

 

心配していた

 

 

世界

ちいさくて

 

知らなくて

 

 

なんにも

知らなくて

 

おろか…

 

 

 

階段

ころげそうに

ふらふらして

 

山登りみたいに

息があがって

 

猛烈体力あったあのとき

あの

巨大ブラウン管テレビを

ひとりで階下に運んだ

あのとき

 

おもうと

 

どきどき

ばくばく

胸わるくなる?

 

 

あのような

爆発的な

ひとすじ

 

もう

かなわなくなってしまったけれど…

 

 

もう

会えなくなってしまったご近所さん

姿もみえなくて

 

カルトのひとと

癒着してたから

 

ときはなたれていたらよいなあ…

祈るばかりなんだけれども

 

 

おもいだしたのだった…

 

何べんとなく

会うたびごと

くりかえされた

彼女の

かなしいstory

 

ただ

じっと

 

ひたすら

きいていたstoryの

はじめのところだ…

 

自殺…

 

もちろん

未遂で

 

とどまってくれたから

話してもらえてたんだけど

 

 

何べんも

 

何べんも

 

詳細に

くりかえされた

そのstory

 

きいて

 

きいて

 

そうして…

 

 

止んでいた

 

それからは

 

現在の

くるしみへ

storyは

 

移行していた

 

 

それが

なにか

意味

あるのか

 

彼女にしか

わからない

いや…

 

わかっていないから

 

ただ

くるしいから

 

くりかえされたのだろうなあ

 

 

信仰

って

 

信心

って

 

なんだろう

 

 

 

昨夜

また

ほぼ

眠れず

 

 

戦争を知る

その消えない

くるしみとあるひと

いつか

ラジオで語ってたこと

 

おもっていた

 

戦争なんて

知らなくていい

どうしたら

平和になるか

平和を

まもってゆけるか

それを

知ってほしい

いつも

考えてほしい

 

そう

言ってた

 

 

なんにも

知らなくて

 

そればかりか

 

ちいさくて

はかない

わたしの

世界

 

その

幸福

 

平和

 

みずから

壊すような

 

 

わたしというもの

ありき

 

為してしまったんだなあ

 

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

誰にも

なにも

きいても

 

相談しても

いけないのだなあ…

 

知らされてしまっても

 

ただ

待つ

自分もいて…

 

 

おろか

 

おろか

 

 

死のお片付け

とは

 

なってくれない

お片付け

 

捨てねばならないんだ

 

いのち

 

ひと

 

死なねばならないもの

おもうならば

 

わかるならば…

 

 

捨てねば…

 

 

 

手をかけて

 

手をかけて

結局

 

捨てねばならなかったものたち

たくさん

 

たくさん

あって

 

果てしないような

もの始末もの捨て

まだ

あって…

 

 

相談してならない自分

 

ひとりぽっち

 

埋もれていて…

 

捨てねばならない

おもっていた

 

 

ふらふら…

 

 

ただ

ひとすじに

念仏すべし

 

 

いま

しあわせの

すべてだなあ

 

あたえていただいたならば

 

明日

という

 

未来を

おもおう…

 

 

ごめんなさい

つなぐばかり

 

おろか

 

 

ありがとう…

 

 

ごめんなさい…

 

 

 

今日

無事に終わってくれていること

 

いま

やすめていること

 

やすらかに

 

おだやかに

 

すぎること

 

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい