シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

順ずる

まるで

決まりごと

のように…

 

お盆のあたりには

虫がでる

 

それから

ちっこい

ちっこい毛虫?

 

毛は

みえない…

うにょうにょの虫

 

お仏壇のまえに

 

一瞬にして?

 

あらわれてる

 

またか…

シーちゃん

パパ!たすけて…

って…

 

 

紙の上や

ちり取りに

のっかってもらって

 

草むらに

 

バイバイ…

 

 

いのちあるもの

すべて

前世の

父母…

 

 

どうしようもなく

殺さなくてならない

そういうときであっても

 

お念仏

おとなえする

 

 

どうしようもないわたしだ

 

知らされて

 

知らされて

 

わからせてもらって

 

 

いちいち

あたえられては

 

いちいち

ゆく

 

 

姉上さまの

おかげ…

生きていて

 

いま

ある

 

ありがとう

言う

 

こころに

 

こころに

 

ありがとう

いっぱいに

言う…

 

 

ありがとう…

 

ごめんなさい…

 

 

 

今年は

ふらふらと

代謝体力の低下とで

うごけていないためなのか

 

暑い

とは

おもわない

 

昨年のような

雪国の猛暑が

そのまま

 

あたらしい日常として

くりかえされるんだろうなあ…

って

 

みがまえていた…

 

恐怖していた

 

けれども

昨年とちがい

 

水も

水浴びるのには

冷たすぎて

 

お花のため

とてもよい

 

 

猛暑日

連日で

夜にも

ひんやりとした夜の空気に

ならないまま

夏を過ごす

としたら…

 

この

うちわ

ひとつ

暮らし

では

 

生きてられないんだろうなあ…

 

 

 

どうか

無事に

 

祈る…

 

 

あの子

天国の友

 

あっつい

あっついところから来たから

 

って

 

わたしたち

出会った地のことを

 

ここは

まるで

天国だねえ…

 

って

言ってたなあ…

 

 

涼しい風に

吹かれていたなあ

 

 

どうしようもなさ

どうしようも

なく

 

無力

 

そこから

 

不信

きて…

 

 

 

かわいた

こころと

かなしく

 

むなしく

繰っていた本

 

すでに

この手にあった

書物に

 

もう一度

みたいに…

 

 

仏の願

しみた

目に

 

こころに

とびこんで

 

しみてくれた

 

 

道元さま

知らず

 

そこから

まったく

もとめるこころも

なかったのならば

 

もう

捨てていたかなあ…

 

ありがとう

おもっていた

 

 

どうしようもない

無力

 

無知

 

 

罰当たりの

うえの

 

不信

 

わいて

 

のまれていなかったとしたら

 

いま

ないかもなあ…

 

パパ

おもっていた

 

 

あの

くるしみの

おしまいのときにも

 

パパがわたしに

言ってくれた言葉

 

人生に無駄は

ひとつもないぞ

 

という言葉

 

 

あの言葉

 

機に

 

空気

かわってた

 

 

パパにも

お歌をうたってあげられて

 

パパにも

お世話のお手伝い

ゆるされたんだなあ…

 

 

もう

お経

おとなえできないとしても

 

死にたくなったり

 

不信なのか

ただ

悪か

 

などと

 

自分

責めて

 

自分

裁いて

 

いためつけてゆくこと

ないように…

 

 

仏の願

順ずること

 

おのずと

 

 

このままに

 

かなえられて

 

 

ちいさくて

とるに足らぬ

どうしようもないわたしに

 

たとえ

ひとつ

でも

 

かなえてもらえること

 

ひとつも

 

つながってくれるように…

 

 

お月さまに

お祈りした

 

 

 

あぶない

ふらふら…

 

気をつけて

気をつけて

って

つづき

しようとしたんだけど

 

やっぱり

あぶない

 

代謝

落ちてしまった

ましてや夏

 

代謝さがらなかったら

 

死んじゃう…

 

それに

冬よりも

ずいぶん

太っているんだから

 

ころげてきたら…

 

ますます

危険…

 

お仏壇のまえに

できることをしてた

 

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

ありがとう…

 

 

 

どうか

まもられて

 

どうか

どうか

無事に

 

倒れないように…

 

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい