偈
仏徳
たたえ
教理を
象徴的に述べた詩
死に
ちかく
となえられる
遺偈
ママ
あのときの
ママ
おしまいのママ
なにか
言いたそうだったなあ…
って
そういう
はっきりとした
まなざしだった
ずっと
おもいかえす
くるしくはなさそうだったのに…
これも
ただ
ごめんなさい
ってなるなあ
シーちゃん
って…
おはよう!
なに
つたえたかった?
ママ
と
起きた
お仏壇に
ご挨拶した
宗派に
よって
死にちかくなれば
お釈迦さま
阿弥陀さま
など
それぞれ
そのとき
のための
お仕度して
そうして
そのとき
待つ
らしいのだけれども
だれだったか
忘れてしまったけど
自分で
それらの
お仕度
前もって
ととのえていた
お坊様の話
本来ならば
阿弥陀さまの掛軸
そうでなくてはならないのに…
お仕えの僧たち
用意されていた掛軸
さあ飾ろうと
開いてみたら
閻魔大王…
っていう話
なんでも
僧たちは
わなわな…震えあがった
という
その
あまりの
動揺の様子をみて
つい
おもいはかってしまった?
らしい
お坊様
急遽?変更?
仕度させて
きちんと
阿弥陀さまの掛軸を掛けさせた
という
その
お坊様の
肝心の
遺偈は?
なんだったかなあ?
って
おもってた
おもいだせなくなった…
つたえたいこと
つたえられなくなった…
だれにも
なんにも
つたえたらいけないなあ
って
そういうわたしなんだなあ
って
ただ
かなしい
かなしくて…
するべきことは…
なんにも
できない
どこにも
ゆけない
の
引きこもり
それでも
ここで
かなえてもらえることは?
おもたい
朽ちている
朽ちてゆくものの
始末
それから
慈悲
他力
に
養われ
手に入れられたものならば
いっさい
無駄せず
つかいきり
すべて
腐らせず
食べきること…
眠れてない
ふらふらで
もう狂ってても
呆けてても
しようもないなあ
と
いちにちごと
おもわれてゆく
自分の
おかしさ
くるしくて
かなしくて
のみ込まれたんだもの
しようのないことだなあ
そうなるんだろうなあ
と
自分で
おもう
それでも
生きてるなあ
ありがとうだなあ
って
やがて
そうなってくんなら…
いま
しか
つたえられなくなるよお…
って
泣いてる
おろか
悪
生きていないひとたちに
つたえてる…
停戦
ひと
えらばれてる?
えらびも
えらばれもせず
ただ
ひとと
うまれたんだろうに…
うまれたこと
ありがたいこと
だけど
なんにも
なくて
うまれた
意味も
なんにも
ねうちもなくて
ただ
うまれたひと
うまれるひと
わたし
もしも
一人っ子政策の時代の
かの国に
うまれてたら?
捨て子
か
養子にされてるなあ…
って
愛
ある
あった
ここに
うまれてこられて
なんとか
政治も
狂ってなくて
愛ある
ひとたちに
まもられて
育ててもらって
生きてこられた
ありがとう
ごめんなさい…
ただ
もう
ごめんなさい
と
偈
五観の偈
おとなえして
いっしょに食べよう!
と
ご飯
いただくことできた
傷むまえに
人参
なますにした
なにか
ひとつ
つなげられると
ママ
と
おばあちゃんたちと
いっしょ
と
おもう
いつも
いつも…
ありがとう
ふらふら
平和を
お祈りしてる
なにより
なにより
ひと
生きる
に
たいせつな
平和
祈る
ただ
祈ります…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
あとづけ
の
意味や
価値
なんて
むなしい…
かなしい…
そうして
わたし
とは
ひとり
悪だ
佛
ちかくに
いてくださった
そのこと
そして
それに
気づかせてくれた
と
わかる
苦
親無き
のちも
悪の
もの
わたしを
まもって
養ってくれている
姉上さま
ただ
ありがとう
と
お祈りする
ごめんなさい
と
ひたすら
さんげする
ごめんなさい
ありがとう
夜
寒い夜だ
雪になるんだって…
天候も
真冬の様相
ふらふらで
骨折してしまってから
では
遅いなあ…
と
自分でなんとか?
と
昨日から
画策してたこと
断念した…
ほんとう
よわった
よわってゆくんだなあ…
ただ
いま
あること
ありがとう
と
お掃除していた
一所懸命
お掃除した
ありがとう…
いちにち
おだやかに
過ぎてくれたこと
事故
大事無く
倒れていないこと
無事にいてくれること
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい