11日
霊
みたま
いたむ
月命日と
おもって
祈っている
祈ってきた
こわい…
ぜんぶ
こわいなあ
シーちゃん
って
眠れないまま
へんてこな時間に
起きてしまって…
昨日
壁のお掃除した仏間
今日は畳を乾拭きした
早朝
から
へとへと
今年は
とても
荒床や畳の裏の消毒
できそうにないなあ…
畳
毎年
ひとりで
おこして
やれてたこと
が
すでに
みたいだなあ…
せっかく
涼しい日
なのに
例の
アレルゲンまみれのお部屋
おもっただけで
くじけてしまう
そうして
そういう
へとへと
くよくよ
こわくて
はらはらのとき
に限って
わけもなく
たくさん
たくさん
食べてしまう
悪だ…
余分
は
余計な
こわさ
つなげる
わかっているのになあ
こわいこと
ばかり
わいて
つながってゆく
食べられて
たくさん
食べられて
しあわせだよ
って
自分に
言った
過ぎてしまうわたし
きっと
いや…
かならず
食べたくとも
食べられなくなるんだろう
そのとき
かならず
やってくる
それ以前に
明日は
ないかも…
食べられなくなるような
病の
おしまいが
あきらか
となれば
あのとき
みたいに
なんにもしないで
そのまま死ぬ
と
言えるかなあ…
9月11日
3月11日
戦争のよう…
と
戦争
知らないくせに
こわかった
おびえて
過ごしてきた
ただ
こわくて
おそれるばかりで
よわさと
おろかさで
傷
こころ
どっか
傷のようにしてしまった
あれから
手で
自分の手で
って
動いて
手を動かして
って
いま
に
なった
おそろしい気候の
急激な変化には
なにひとつ
役にはたたない
と
知ってる
戦争
終わらず
いのち
大地
自然ごと
うばわれてる…
奈良美智さんX
手のひら
いっぱい
ブルーベリー？
よいなあ…
って
みた
お庭に
実
つけてくれる木
お花
咲かせてくれる木
ある
なんて
平和だなあ
って…
ふるい
ふるい
おじいちゃんが建てたお家
坪庭
夢にも
でてくる
ちいさな
ちいさなお庭
おもってた
こわくて
ごめんなさい…
ごめんなさい
ばっかりの
悪の
わたし
ごめんなさい…
戦争が
終わってくれたらよいねえ
いつも
どんなときも
おだやかな
おじいちゃん
にこにこ
わらってくれてた
おじいちゃん
もっと
もっと
生きたかっただろうねえ…
って
ごめんなさい
ありがとう
と
お祈りした
生きてる
生きてる
今日だ
ありがとう
くだもの
食べたいんだけど…
お肉も
お魚は
缶詰めも
食べられなくなった
へんてこご飯
封印
してしまってたお砂糖
あれは
かなしくなるからで…
ママのための
お砂糖
だったので…
でも
ママもわたしも
おじいちゃん
おばあちゃんたち
パパも
大好きな和菓子
大好きな
きびさとう
黒砂糖
禁
といた
逆流しないように
すぐに
しゃがんで
お片付けしないように
へこたれて
食べて
すぐに
倒れそうに
やすむならば
頭を
高くして
やすむんだよ
って…
こわくて
かなしい
わたしの
おしまいは
こんな
こわい
かなしい
ばかりの
ただ
役にはたたない
ひとつ
つなぐ
無力の
祈り
と
ゆくんだけれども…
今日
ありがとう
と
祈っている
いま
ありがとう
おかしな
しびれ
おきた
余分な
と
言ってしまったんだけど…
きっと
すべて
栄養してくれるなあ
ごめんなさい…
いちにち
いちにち
無事に
無事に…
ただ
無事
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
